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幕末。寺社は佐幕派ですか、討幕派ですか。
なんとなく仏教勢力は佐幕派、神道勢力は朝廷・公家側で討幕派のような気がします。 一概には言えないと思いますが、大雑把に言えばどうなりますか。 ○寺または○社が、倒幕派あるいは佐幕派の誰某を支援したと言うような事例はありますか。 よろしくお願いします。
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いつの時代の、どこの国でも宗教施設は権力者や軍隊に利用されます。 日本でいうと、お寺や神社ってのは敷地が広くて建物がゴミゴミしていないし、修行僧を受け入れる宿泊施設や広いお堂なんかもありますから、軍隊の駐屯地としてはピッタリです。ですから戦国時代やもっと前の時代から、寺社は軍隊の駐屯地として半ば強引に利用されたのですね。 寺社側も、駐屯を認める見返りとして略奪などの乱暴狼藉を働かないことを求めます。戦国時代には、寺社が大名に金品を贈る代わりに寺社の財産に軍隊が手をつけないように求めることもありました。 ですから「どちらかの勢力に一方的に加担して他方を敵視する」というより、どちらの勢力にも協力する見返りに巻き込まないことを求める、というスタンスだと思います。 鳥羽伏見の戦いでは御香宮神社が薩摩藩の本陣にされましたが、それは御香宮神社が招聘したのではなく、ドカドカとやってきて「使わせてもらうぞ」となったと思います。神社側からすりゃいい迷惑ですが、何百人もの武装した男たちがやってきて断るというのも難しいですな。
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- oska2
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>なんとなく仏教勢力は佐幕派、神道勢力は朝廷・公家側で討幕派のような気がします。 まぁ、江戸幕府は「仏教で個人支配」を行っていましたからね。 各寺院が、「住民票・戸籍」を管理していました。 対して、天皇は「神道のトップ」です。 ですから、仏教は幕府側・神社は朝廷側と認識する方もいますね。 >一概には言えないと思いますが、大雑把に言えばどうなりますか。 大雑把に言うと、「宗教関係者は、権力者側に味方する」のです。 公明党でも、都議会選挙では「反自民派と選挙協力」を決めましたよね。 国政では、自民と手を組み+都議会では反自民と手を組む。 これも、公明党のオーナーである創価学会を守る為です。 創価学会の指揮・監督官庁は「東京都」ですからね。^^; ですから、仏閣が佐幕派ではありません。 天誅組の乱では、高野山は「天誅組に味方する事を拒否」しています。 が、幕府が崩壊した途端に新政府側に寝返っていますよね。 興福寺では、幕府が崩壊すると「一夜にして、興福寺坊主が春日大社神職に変身」しています。 興福寺は、荒れ放題。 金光院松尾寺も同じで、幕府が崩壊すると「一夜にして金光院松尾寺坊主は、仏教施設・武具を破棄・焼却して金毘羅神社に変身。坊主も一夜に神職に変身」しています。 旧金光院松尾寺の境内・建造物は「一夜にして、神社に変身」です。^^; >倒幕派あるいは佐幕派の誰某を支援したと言うような事例はありますか。 討幕派と断固戦う!寺は、存在しません。^^; 逆に、討幕派として戦った神社も存在しません。^^; もしかすると、地方の伝承が残っている可能性もありますがね。
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ご回答ありがとうございます。 >大雑把に言うと、「宗教関係者は、権力者側に味方する」のです。 参りました。この一言に尽きますね。 こんな根源的なことに気づきませんでした。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >いつの時代の、どこの国でも宗教施設は権力者や軍隊に利用されます。 >ですから「どちらかの勢力に一方的に加担して他方を敵視する」というより、どちらの勢力にも協力する見返りに巻き込まないことを求める、というスタンスだと思います。 なるほど! 言われてみると、もっともです。 よく分かりました。納得しました。