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英語やフランス語など共通語としての洗練
英語、フランス語など共通語として、使用されるものでやはり進化や洗練として共通語ならではのものってあるのでしょうか? ルールがわかりやすいとか、母語でない人など使うのに配慮などとかあるんでしょうか。
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フランス語の場合、フランスの政府機関がフランス語の標準化を行っているので、言語としての管理がしっかりしています。日本語にはしっかりした標準化機構が無いので、世代ごとにどんどん変化してしまうのと対照的。 ただそれでも、カナダのケベック州やフレンチポリネシア、北アフリカ、中央アフリカなどでバリエーションがあって、方言と言うよりはそれぞれのスタンダードとして扱われています。それぞれのスタンダードが認識されて、インターナショナル・フレンチ(正式なものではない)が形作られているので、共通のフランス語は無いけれどしっかり管理されている感じがします。 それに対して英語はもっと多様化が進んでいますが、インターナショナル・イングリッシュと言う考え方はあります。ただこれも正式なものではなくて考え方。それでも例えばマイクロソフトのWindowsなど、世界に向けてリリースするソフトウェアなどには、インターナショナル・イングリッシュと言うくくりがあって、国よる英語の違いを吸収するように努力しています。個人的な感覚なのですが、インターナショナル・イングリッシュがあるとすると特徴としては、難しい単語は使わない、難しい文法を使わない、癖のない平易な発音をすることを心がけているように思います。アメリカ英語を話す人が人口的に多いですが、英連邦の影響や、ヨーロッパの国際共通語としてはイギリス英語の方がノンネイティブの話者と喋る国の数が多いので、イギリス英語に少し引っ張られているようにも思います。いずれにしても、非英語圏の国の人同士で話す文には、公式でないとは言え良く標準化されていると思います。
お礼
フランス語の管理、英語の標準化。 いろいろ詳しく解説があり、ありがとうございます。