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次の漢文の出典と意味を教えて下さい
先日外出先で次の漢文が書かれた掛け軸を拝見しました。 蘭植中塗 必無經時之翠 桂生幽壑 終抱彌年之丹 帰宅してから手持ちの本やインターネットで調べて見ると、昔の中国のお坊さんが言われた言葉らしいことだけ何とかわかりました。この漢詩の出典と意味を是非教えて頂きたいと思います、よろしくお願いします。
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- nonuno3
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回答No.1
蘭薫桂馥を主題として書かれています。 蘭薫桂馥とは立派な人格,人望,転じて子弟の優秀さや子孫の繁栄をたとえた言葉。 蘭植中塗 必無經時之翠 桂生幽壑 終抱彌年之丹 塗は道。中塗は行途のなかば。 翆は詩文では「みどり」。又一説に,かわせみのメス。 彌年は年かずを経る。 丹は赤心,まごころ。 蘭 中塗に植え 必ずしも經時の翠なく。 桂 幽壑に生ず 終(つい)に彌年の丹を抱く。 この詩文,(対句)。詩文で並んだ二つの句が意味や語法の上で,どの字も対になっている。先ずは力量のある人の書とみた。然し「韻隅大成」「佩文韻府」には出ていない。と言うことは,後世に詩文で名を残してはいない。
お礼
お礼のご連絡がとっても遅くなってしまって、本当に申し訳ありません。昨夜アドバイスを拝見して、蘭薫桂馥という言葉も初めての言葉、合わせてまた本を広げたりしてため息をついています。本当に中国の言葉は奥深く、感銘を受けています。もっといろいろ勉強してみたいと思います。 今回の漢詩ですが、私の調べた限りでは、仏祖統紀というものの中に次の様に記されているらしいのです。 筠州沙門惠洪(字覺範)坐交宰相張商英節使郭天信流崖州 靈源清禪師聞之歎曰 蘭植中塗 必無經時之翠 桂生幽壑 終抱彌年之丹 古人謂 聰明深察而近於死者 好議人者也 在覺範有之矣 でもやっと見つけたものの、全然意味は理解できず、でも何とか勉強したいと思っていました。アドバイスを拝見して、とっても勉強になりました。いただいたアドバイスはしっかり印刷して、本にはさみました!本当にありがとうございました。