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銀の流出によって

清朝末期、アヘン貿易やアヘン戦争によって大量の銀 が清朝からイギリスに流出していました。するとこうなったそうです⇒ 「銀が流出する→国内の銀が減少→銀の価値高騰→物価高騰→インフレ→税金を銀納していた(銅銭と銀銭を両替して銀納していた)農民は、実質増税となり苦しむ。」 私の感覚では、こうなると思ってしまいます⇒ 「銀が流出する→国内の銀が減少→銀の価値高騰→消費が抑制→供給価格が下がる→物価が下がる→デフレ→農民は・・・?」(農民への影響はわかりませんが) 普通なら、貨幣価値が上がれば消費が落ち込んで「デフレ」となりそうに思えるのですが、「インフレ」になったのはなぜですか? アヘンの消費は落ち込まなかったのが原因ですか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • yoshi170
  • ベストアンサー率36% (1071/2934)
回答No.1

当時、清は銀本位制だったようです。 銀本位制 中央銀行が、発行した紙幣と同額の銀を常時保管し、金と紙幣との兌換を保証する制度 銀が流出すると発行した紙幣=同額の銀という図式が崩れてきます。銀は増やせない中、紙幣価値を落とすことで形式的ではあるが、経済を動かしていたのです。 発行している紙幣を回収はできないので、仮に銀100=紙幣100のとき、1紙幣=1銀でしたが、銀50=紙幣100になると、1紙幣=0.5銀となります。お分かりのとおり、紙幣価値の低下、すなわちインフレです。

dhojskijai1
質問者

補足

>中央銀行が、発行した紙幣と同額の銀を常時保管し、金と紙幣との兌換を保証する制度  銀と紙幣との兌換を保証するのではなく、 「金」と紙幣との兌換を保証するのですか???

その他の回答 (2)

  • mmky
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回答No.3

参考程度に 清朝政府も江戸幕府も同じことをしたんですね。 清朝政府は銀、江戸幕府は金でしたね。 「銀が流出する→国内の銀が減少→貨幣における銀の割合を減らす」なんです。江戸幕府では金の含有量を減らした小判を供給しましたね。今まで流通していた貨幣より粗悪な貨幣ですから賢い住民は同じ重さの金や銀を要望しますので当然貨幣インフレになりますね。

dhojskijai1
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • dynamic-m
  • ベストアンサー率65% (27/41)
回答No.2

当時,清国が銀本位制ということが本当ならば, 理論的には,質問者さんのデフレになるというのは おそらく正解です. しかし,歴史的な事実では, 清国がどうであったかは分かりませんが, 本位制であった貿易赤字の国々では, 不完全雇用状態になるので, 流失した分の銀を,国内の貨幣流通量から減らして, 金融引き締め政策を政治的にするわけにはいかないようです.これが本位制の問題の一つであるのですが. ですから,引き締め政策が政治的に不可能なので, 例えば,金1g=1300円から,     金1g=1500円に,切り下げをして     輸出を奨励したり,輸入禁止措置を打ち出すのです.歴史的にはこのようです. そうすると,貨幣価値は下落しますから, 貨幣価値の逆数は,物価ですので,インフレとなるのですが...どうでしょうか. 私も,本当のことが知りたいのですが,参考になれば...

dhojskijai1
質問者

お礼

ありがとうございます。

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