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不換紙幣が増えるとインフレになるのはなぜ?

なぜ、不換紙幣が増えるとインフレになるんでしょうか。お金が増えると、物価が上がるという感覚がわかりません。また、不換紙幣が減るとデフレになるのはなぜですか? 物価とお金の価値の関係について、よくわかっていないのだと思います。わかりやすく説明していただけないでしょうか?

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  • gootttt
  • ベストアンサー率61% (191/309)
回答No.4

No.1さんの解答でほぼ完結しているのですが、具体的な例を用いて詳しく説明させてもらいます。 重要なポイントはお小遣い(不換紙幣)は半無限に増やせる事に対して、ゲーム(品物)の量には限りがあり小遣いが増えてもゲームの数は変わりません、また売り切れたからといって増産にも限界があります。 100人子供がいるとします。店には60本ゲームがあるとします。 100人のうち 20人は小遣いの100%を使ってでもゲームを買うくらいゲームが大大好きです。 20人は小遣いの80%を使ってでもゲームを買うくらいゲームが大好きです。 20人は小遣いの60%を使ってでもゲームを買うくらいゲームが好きです。 20人は小遣いの40%くらいなら買うくらいゲームが少し好きです。 残り20人はゲームが嫌いなのでゲームを買いません。 ここで略称を使わせてください。 小遣いの100%までゲームに使う人達をA 小遣いの80%までゲームに使う人達をB 小遣いの60%までゲームに使う人達をC 小遣いの40%までゲームに使う人達をD 例えタダでもゲームを買わない人達をE とします。 以上の、100人の子供がいてABCDEというグループがあり、店にはゲームが60本があります。ゲームショップの仕入れ値は今回は考えないでください。また店側は出来るだけ高い値段で売りたいと思っていますが、売れ残らない値段を設定することとします。(その理由は、売れ残ると処分費が掛かるとか、あまり高いと隣のゲームショップに行かれてしまう、とでも思っていてください) 以上の前提で話をします。 子供のお小遣いが1000円だったとします。 もし 店が1000円でゲームを売った場合、Aだけしか買いません。したがって40本のソフトが売れ残ります。 店が800円でゲームを売った場合、AとBが買います。したがって20本のソフトが売れ残ります。 店が600円でゲームを売った場合、AとBとCが買います。したがって丁度ソフトを売りさばく事が出来ます。 店が400円でゲームを売った場合、AとBとCとDがゲームを欲しがります。しかしゲームは60本しかないのでそのうち20人はゲームを買えないわけです。 (以下略) この場合値段を600円にすれば、最も高い値段で丁度売り切る事が出来ます。 したがって、ゲームの価格は600円になります。 次に子供のお小遣いが2000円に増えたとします。(店側のゲームの数は変わらず) 店は当初600円でゲームを売っています。600円ならAとBとCとDがゲームを欲しがります。しかしゲームは60本しかないのでそのうち20人はゲームを買えないわけです。 店は値段を上げます。 店は800円にゲームを値上げしました。800円ならAとBとCとDがゲームを欲しがります。しかしゲームは60本しかないのでそのうち20人はゲームを買えないわけです。 そこでまた店は値段を上げます。 店は1000円にゲームを値上げしました。1000円ならAとBとCがゲームを買います。その結果丁度ゲームを売りさばく事が出来ました。しかし皆もう少し高くてもゲームを買うような雰囲気があります。 そこでまた店は値段を上げます。 店は1200円にゲームを値上げしました。1200円でもAとBとCがゲームを買います。その結果丁度ゲームを売りさばく事が出来ました。 調子に乗った店側は値段を1400円に上げるかもしれません。しかし1400円ではゲームは売れ残るので、再び値段を下げるでしょう。 結果、お小遣いを2倍の2000円すると、ゲームの値段も2倍の1200円になります。 このような繰り返しの過程で、お小遣いが増えたときゲームの値段も上がります。 同じように、ただ単に不換紙幣を増やしただけでは、品物の価格が上がるだけなのです。 またデフレとはこの逆の現象です。 (お小遣いを半分に減らしてみてください、ゲームの値段も半分になるはずです) ただしお小遣いが上がれば全てゲームの値段が上がると言うわけでは有りません。お小遣いの上がる理由によってはゲームの値段が変化しない時もあります。 またまた実際のインフレとデフレでは長期的にみると新たな問題が起ります。 そのような事例も説明しようかと思いましたが、ちょっと時間が無いし、一度に説明しすぎても逆に混乱すると思うので、今回はやめて起きます。 これで十分だと言うならこれで止めておきますが、続きを聞きたいと言うのならそういってください。続きを説明します。

その他の回答 (5)

回答No.6

またインフレのときにお金の価値が下がる/デフレのときにお金の価値があがる、という感覚がまだわからないんですが、説明していただけますか? こんにちは。お金が増えると、物価が上がるという感覚はほんとのとこ私もよくわかりません。ただ、インフレ状態のときは、ある金額で以前買えていたものがその金額では買えなくなるので、相対的にお金の価値が下がるということは理解できます。また、その逆も以前より少ないお金で同じものが買えれば相対的にお金の価値が上がったということも理解できます。 ただし、日銀券がどんどん増刷されるとインフレになるというのはよく言われますが、それだけでは理解しづらいですね。

m-mlo
質問者

お礼

みなさん、回答どうもありがとうございます。 個別にお礼申し上げることができずすみません。 まだちょっと納得いかない感覚がありますが、相対的にそうなる、と考えれば理解できそうです。 ありがとうございました。

  • botte
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回答No.5

No.2で解答した者です。 > インフレのほうの説明で、「お小遣いは倍に > なったけど、買えるゲームの量は倍より少ない」 > というのは、ゲームの供給がおいつかないので、 > 倍より少なくなるんですか?それとも、ゲームの > 値段が高くなったから、子供たちが買いたくない、 > と思うから倍より少なくなるんですか? これは、No.4の方の解答にありますように、 ゲームの値段が高くなったから買えるゲームの量が 減ったのです。 > またインフレのときにお金の価値が下がる/ > デフレのときにお金の価値があがる、という感覚が > まだわからない お金を、物々交換の対象である「物」として 見てみてはいかがでしょう? 例えば、みかん2個とりんご1個を交換・・・ のようにです。 1000円のゲームがあったら、 1000円札1枚とそのゲームが交換できます。 そのゲームが2000円に値上げされたら、 同じゲームであるにもかかわらず、 交換には1000円札2枚が必要となり、 1000円札そのものの価値は下がる、 すなわちインフレとなります。

  • eikowings
  • ベストアンサー率39% (125/314)
回答No.3

お金の流れというのは、行き先が大きく分けると、3つです。一つは、財市場です。我々が生活している時にいろいろなものを買いますが、その市場で売買される市場が、財市場です。企業が物を売買するのも財市場です。2つ目が、資産市場です。債券、株式、不動産などを売買します。3つ目が海外市場です。これは日本国外の市場と一くくりにしましょう。そうすると、短期的に不換紙幣が増加し、お金が財市場だけに流れた場合、物の生産性が極端に上昇すれば別ですが、生産性が不換紙幣よりも低位に推移した場合、より大量の紙幣が、財を追っかける事になりますので、物価は騰貴します。一方、財市場にあまり資金が流れず、株式市場や不動産市場に、資金がどっと流れると、これは、バブルで、不動産価格や株式市場が過熱気味になります。アメリカの経済は、どうもこの状況みたいです。3つ目の、財市場にも 資産市場にも流れない場合は、海外に流れますから、通貨が暴落してしまいます。インフレから通貨暴落してしまったケースも、中南米を中心に見られました。従って、不換紙幣がかなり増加しても、必ずしもインフレになるとは限りません。インフレ気味に推移するのは事実ですが、財市場に増加した資金がすべて流れるとは限らないからです。バブルの頃の日本は、財市場よりむしろ、資産市場に流れました。90年代から2000年前半のアメリカも、この部類に入るでしょう。終戦直後の日本は、1の場合です。イメージを掴む為には、まず、短期的に見ることが重要だと思います。つまり、物の生産量は、短期的には増加しない。その上で、増加した資金が創造され、その資金がどこに流れるのかを考える。財市場に流れると、より大量のお金が、一定量の財やサービスを追う事になるので、物価は上昇する。不動産や株式市場に流れたら、こちらも典型的に一定量の株式や不動産しか存在しませんから、株価や不動産価格は上昇する。海外に流れると、こちらはイメージが付きやすいと思うのですが、自国通貨の売りが殺到するので、自国通貨は暴落する。

  • botte
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回答No.2

No.1の解答にならって、私もゲームの例で 説明します。 子どもにたくさんお小遣いをあげると、 それだけゲームが多く買えます。 もし、日本中の子どもが倍のお小遣いを もらえるとしたら、ゲームが売れる量が 飛躍的にあがるでしょう。 (この「日本中の子どもが倍のお小遣いを もらえる」状態がm-mloさんのいう 「不換紙幣の増加」にあたります) ゲームの売れる量が増えすぎると、 ゲーム販売側でも供給が追いつかなくなり、 ゲームが欲しい子ども全員に売ることが できなくなります。 そこで、ゲーム販売側は、ゲームの値段を 上げることで、「この値段なら買いたくない」と 思う子どもを増やし、供給とのバランスをとります。 子どもたちにとっては、 「お小遣いは倍になったけど、買えるゲームの量は 倍より少ない」ことになり、 お金の価値が下がった、 すなわちインフレの状態になります。 デフレはこの逆で、 日本中の子どもたちのお小遣いが半分になる ↓ ゲームを買う量が減る ↓ ゲーム販売側は大量の在庫をかかえる ↓ ゲームの値段を下げる ↓ 子どもたちにとっては、 「お小遣いは半分になったけど、買えるゲームの量は 半分より多い」 ↓ お金の価値が上がった、すなわちデフレ となります。

m-mlo
質問者

補足

インフレのほうの説明で、「お小遣いは倍になったけど、買えるゲームの量は倍より少ない」というのは、ゲームの供給がおいつかないので、倍より少なくなるんですか?それとも、ゲームの値段が高くなったから、子供たちが買いたくない、と思うから倍より少なくなるんですか? またインフレのときにお金の価値が下がる/デフレのときにお金の価値があがる、という感覚がまだわからないんですが、説明していただけますか? なんとなくはわかってるんですが、もう一押しほしいのです・・・><

  • okwavecom
  • ベストアンサー率15% (6/38)
回答No.1

子供に人気のゲームがあったとします。子供らにたくさんお小遣い(紙幣増)をあげると、ゲームの値は高くても売れます(需要増)し、品薄になるのでゲームの値も高くなります。

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