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現在の卑弥呼の最有力候補を教えてください。
また候補としての理由を書いてください。 私は当分は倭迹迹日百襲媛命説でいいと思いますが、その他の説も聞きたいです。 ただ天照大神様説には否定的です。 私の中では天照大神様は神聖な存在なのであまり悪く書いてほしくないからです。 ちなみに天照大御神説は書かないでください。 卑弥呼ごときと一緒にはしてほしくないからです。
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日本の古代の歴史書は、どちらかといえば聖書とも似た神話・寓話的なものであり、記載されている事項を史実として捉えるのは難しいと思います。 また、卑弥呼を皇族に当てはめるのもまた、江戸時代を発端とするフワッとした発想からのもので、現状では支持の多いとされる「倭迹迹日百襲媛命説」でさえ疑わしいところも多少はあるでしょう。 海を渡った当時の中国に使いを派遣するなど、現代の感覚で古代を想像すると甚だ大変なことであるかのように思えますが、古代人の時間感覚は現代のそれとは異なりますし、そもそも海洋民族の足跡もたくさんあるのですから、わりと小国の主が中国に使いを渡すなど比較的軽い感覚だったのでしょう。また、古代は「個人」という発想がないので、部族集団で動物的に動いていたと思われ、使いが旅の途中で死のうがさほど気にしてはいなかったと思います。卑弥呼の行いは、現代の感覚よりもずっと軽いもので、それこそ一部族の主でも行えるくらいのものであったのではないかと考えていますし、中国からすればどこにあるのかもわからない小国のことだったので、適当にあしらっただけかもしれません。 後に大和朝廷につながるような血筋だけでなく、おそらく記述も記載もないいくつもの小国の王が林立していたことは想像に易いです。ですがいくつもの小国の様子が記述がされている書物などは、後に大和朝廷が意図的に破棄したとも考えられます。その他の存在を記録の上で消し去ることは朝廷の権力や神威性を後に高めていくためには非常に効果的なので、卑弥呼にまつわる記録が日本にほぼ現存していないことから、むしろ卑弥呼を小国の主でしかないと考えることもできるのではないかと思います。皇族の誰かしらが行ったことであれば、むしろ中国と渡り合える力を持っているとして、盛大に書き連ねて残しておくような気がします。 そのような形で、本居宣長などが提唱した「熊襲の女酋説」が、個人的にはしっくり来ます。 質問者さまは大変お詳しいようなので、もちろんご存知かと思いますが、これは、皇族(神功皇后とされる)を勝手に偽って、中国と通じた九州の一部族の女酋長とする説で、小国が数多くある中で、その他の勢力を出し抜き中国を味方につけるという考えとしては、皇族を偽称するのはなかなかずる賢い方法だと思うからです。 本居の説をすべて支持はしませんが、卑弥呼は日本書紀の記述のうえで神功皇后に成敗されたとされる田油津媛の先代にあたる女酋長だったとするのは、興味深いところです。 あくまでもファンタジー的なレベルで、ですが。
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- あずき なな(@azuki-7)
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天照大神は無いでしょ 時代的に無理があります 私は ○○=ヒミコの事ではなく卑弥呼は卑弥呼だと思います
- ikuzecia
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>ちなみに天照大御神説は書かないでください。 >卑弥呼ごときと一緒にはしてほしくないからです。 天照大神から神武天皇そして今の天皇家につながる大和朝廷ではなく 卑弥呼は全く別の系統の者、九州の蛮族の女王。 だから天皇家のことについて書かれている古事記や日本書記の 正史には触れられていない。 魏に朝貢・冊封された所詮地方の蛮族のことだから。 大和朝廷の方針は「日出所の天子より・・・・・」という国書で 知られいるように中国とは対等関係だったので。 当時のことを書かれている日本の歴史書は古事記と日本書紀しかないので 有力候補というより調べようがない。 これでどうでしょう?
- hue2011
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卑弥呼は卑弥呼でしょう。 中国が三国志の時代に曹操の国と外交的交渉をした歴史上の人物でしょう。 月光仮面や足長おじさんみたいに実は誰だったなんてものじゃないと思いますが。 チンギスハンは源義経だった、とか、キリストは日本の戸来(へらい=ヘブライ)で布教していた、というようなネタもないとおもってますけど。 このひとが火の鳥だったりしたらうれしいですか。
- oska2
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>現在の卑弥呼の最有力候補を教えてください。 日本の学界では、何故か(日本の古文書は、日本食・古事記を除いて偽書扱い)中国の古文書だけは無条件に信用しますからね。 魏書に書いている女王は、存在したのでしようね。^^; >私は当分は倭迹迹日百襲媛命説でいいと思います まぁ、色んな説の一つですね。 倭迹迹日百襲媛命は、実に不思議な神様です。 昔話の「桃太郎のお姉さん」が、倭迹迹日百襲媛命です。 昔話の「竹取物語(かぐや姫)」のかぐや姫の名が、倭迹迹日百襲媛命です。 ※大塚家具の家具屋(かぐや)姫は、別人です。^^; 倭迹迹日百襲媛命のお墓は、全国各地にありますよね。 桃太郎伝説が残っている地域には、まずお墓・墓碑が建っています。 かぐや姫伝説では、天上界に戻った姫は「富士山頂上の浅間大社の祭神」ですよね。 ※(帝は、かぐや姫から貰った)不老不死の薬が入った甕を、日本一高い山に埋めて「不死(富士)山」と名付けています。 まぁ、色んな考えがあった方が面白いです。 某国の「国定教科書」だと、時の為政者が決めた歴史以外は「歴史の歪曲」となりますからね。 そもそも、「邪馬台国=ヤマト政権」と見做す事に誤りがあると思います。^^; 邪馬台国の場所が確定でない状況では、卑弥呼も色んな情報があります。
お礼
面白いお話ですね。 いいです。
- chiha2525_
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モモソ姬とは、また、つまらない説ですね。 どうせ、デカい箸中山古墳(箸墓古墳)が卑弥呼の墓だ→箸中山古墳はモモソ姬の墓→卑弥呼はモモソ姬、っていう連想ゲームみたいなものでしょう? でも箸中山古墳は卑弥呼の墓であるかどうか分からない、しかもモモソ姬の墓かどうかも分からない、ただの言い伝えだからね。箸中山古墳を発掘してみないと分からないわけだけど、私は男性が埋葬されているだろうと予想しています。まぁ奥さんも一緒かもしれないけどね。 そんな、あやふやな理由のものが最有力なの? ちなみに記紀には、神功皇后が卑弥呼だろう、とちゃんと書いてあるでしょ? 最有力というならこれしかないでしょw まぁこれもウソなんだけど。 だいたい記紀には、邪馬台国やら卑弥呼やらの記憶がまったくない、だから書けない。もし、少しでもそれらしき人物がいたならば、かの三国志にある卑弥呼とは彼女のことである!と大々的に記述してないとおかしい。なんせ、ずっと日本国を天津神から託されたってのが記紀なのだから、三国志にあるかの女王を無視せざるを得ない状況というのは、もう誰なのかまったく分からなかったということなんですよ。 そんなことも分からずに、記紀の登場人物に卑弥呼を求めるというのは、やはりちょっと考慮が足りていないのではないでしょうか。
- notnot
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中国に使いを送ったのなら、そういう言い伝えが残っているはずです。 ということは、日本書紀や古事記の文化圏の人物では無いと言うことですね。 皇国史観を排除して考えるのであれば、卑弥呼を古事記・日本書紀の中に求める理由が無いです。
お礼
いい返答ですね。 ベストアンサーに選ばさせてもらいます。