- ベストアンサー
それぞれの「調?」が象徴する意味
何かの本で、ハ短調の曲は、~の気分(意味)を表現し、イ長調は、~を表現していると読んだことがあります。各調とそれの持つ象徴についての表のような形で表現したものがあるのでしょうか。お教えください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
こんにちわ、lutowinnです。さっきの続きですが、1.フォーグラー(1779),2.シューバルト(1787),3.クネヒト(1792),4.ガレアッツィ(1796) という作曲家の人の感じ方です。下の人たちの世代より約1世紀上の時代に生きた人々です。 ハ長調・・1.壮麗な,2.純粋無垢,単純,素朴,3.明晰,純粋,4.壮大,軍事的,厳粛,壮麗 ト長調・・1.素朴,単純,牧歌的,2.田園的,牧歌的,静寂,柔和,愛情,3.陽気,田園的,4.無邪気,単純,無関心 ニ長調・・1.活気を与える,英雄的,2.勝利,歓喜,雄叫び,行進曲,3.華麗,騒々しい,4.陽気,騒々しい,祝祭 イ長調・・1.鋭い,明るい,輝くような,火のような,刺すような,2.愛情,満足,希望,陽気さ,笑う喜び,3.陽気,明るい,火のような,野性的,4.調和的,陽気,愛情的,刺すような,甲高い,若々しい ロ長調・・2.強い,野性的情熱,けばけばしい色彩,絶望,4.荒々しい,刺すような,絶望の叫び ヘ長調・・1.死んだ,静かな,2.不満,静かな,3.優しい,静かな,4.壮麗な,甲高い 変ロ長調・・1.薄明,2.陽気な愛,よりよき世界への希望,3.愛らしい,優しい,4.優しい,柔和,甘美,愛情,魅力,高貴 変ホ長調・・1.夜,夢,2.愛情,帰依,聖三位一体,3.壮麗,厳粛,4.英雄的,壮麗な,荘重な,厳粛な 変イ長調・・1.冥界の王国,2.荘重なもの,死,判断,永遠,3.黒い,夜,暗い,薄暗い,4.深い,恐怖,夜,恐れ 変ニ長調・・2.堕落した,一般的ではない感情 変ト長調・・2.荒々しい闘争の後の勝利の心 という風になっていました。 大切なことは、何調をどういう風に感じるかは、時代によって、またその人の感じ方によって人さまざまである、ということだと思います。 何をどう感じるかは、その人のそれまでの生きた「経験」によって、どういう場でどんなことを経験してきたかによって、響きをどう感じるのかは違ってきます。 ハ長調はベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」みたいに、明るい曲、威厳のある曲に多いですよね。 また、逆にハ短調は、悲愴とか,悲しみを表現したいときに使用するのが一般的かもしれませんが、多くの作品を作曲する作曲家にとっては、ハ長調で明るい雰囲気の曲を書いたり、逆にものすごーく音を少なくして、ものすごーくゆっくりで、消えるような音色で演奏するハ長調の曲を書いた場合には、寂しさ、孤独感をも表現することができます。 だから、ある一つの調二対して同時に、悲しい、楽しいと相対する感情をもつ人がいるわけです。 それだけ音楽というのは、幅広い世界を表現できるということですよね。 私は、ハ長調は優しさ、ニ長調は蝶々が飛んでいる雰囲気,ホ長調は前向き、行進,ヘ短調は冷たさ,悲痛,ハ短調は葬式,教会、変ニ長調はあの世,変イ長調はお城・・などのイメージを持ちます。
その他の回答 (2)
作曲家や音楽家の名前がマイナーなのですが、参考にはなるかなと思って、一応、載せておきますね! 音大の授業で教わったことです。 作曲家・音楽家の名前はラモー(1722),J.ルソー(1691),シャンパルティエ(1692),マッソン(1697)の4人です。 ハ長調・・ラモー:喜びの歌,J.ルソー:陽気,壮麗,シャンパルティエ:陽気,勇壮, ニ長調・・ラモー:壮麗な喜びの歌,J.ルソー:陽気,壮麗,シャンパルティエ:喜び,勇壮,マッソン:喜び,勝利の歌 変ホ長調・・シャンパルティエ:残酷さ,厳しさ ホ長調・・シャンパルティエ:騒々しい,喧嘩 ヘ長調・・ラモー:嵐のような,憤怒した,J.ルソー:献身的,教会向き,シャンパルティエ:荒れ狂ったような,マッソン:壮麗さを伴った陽気さ ト長調・・ラモー:優しく陽気な歌,J.ルソー:優しさ,シャンパルティエ:甘い喜ばしさ,マッソン:陽気 イ長調・・ラモー:喜びの歌,J.ルソー:献身的で教会向き,シャンパルティエ:陽気,牧歌的, 変ロ長調・・ラモー:荒れる,憤怒,シャンパルティエ:壮麗で楽しい ロ長調・・シャンパルティエ:耳障り, ハ短調・・ラモー:優しさ,悲しみ,ルソー:不平,悲嘆,シャンパルティエ:陰鬱,わびしさ,マッソン:悲しげ ニ短調・・ラモー:甘さ,優しさ,ルソー:厳粛なこと,シャンパルティエ:厳粛さ,敬虔さ,マッソン:陽気さを持つ厳粛さ 変ホ短調・・ラモー:柔和な歌の壮麗さ,シャンパルティエ:恐ろしさ ホ短調・・ラモー:甘く優しい,ルソー:やさしさ,シャンパルティエ:なまめかしい,悲しみ ヘ短調・・ルソー:不満,悲嘆,シャンパルティエ:陰鬱さ,哀れさ,マッソン:優しさ,悲しさ ト短調・・ラモー:甘く優しい,ルソー:悲しさ,シャンパルティエ:厳守で壮麗 イ短調・・ルソー:厳守な題材,シャンパルティエ:優しい,悲しい 変ロ短調・・シャンパルティエ:陰鬱で恐ろしい,ラモー:喪に服するような ロ短調・・シャンパルティエ:孤独でメランコリック,ラモー・甘く優しい です。まだ続きがあるので、再度、投稿し直します。
お礼
有難うございました。望んでいた情報について、お手数にもかかわらづ、望むべくも無いほどすべてをお伝え下さいました。 なるほど、芸術はすべてを内包している理念のレベルにあることがよく分かりました。有難うございました。
- ademu2
- ベストアンサー率35% (87/242)
茂木大輔さんのレクチャーのことでしょうか? http://www007.upp.so-net.ne.jp/mogijepage/tyouseisiryou.html それともこういうのでしょうか? http://www31.ocn.ne.jp/~kazuo23_piano/sub1.htm
補足
私が見た記述は、2,3の調についてかぎられておりましたが、その調の象徴内容がなるほどと思うような数語で表現してあったような記憶があります。 お教えいただいた内容から見ると、それぞれの調は、当然ですが、テンポ、メロディーなどとの相互作用で、各調の持つ気分だけを数語で表現するなど無理な相談に思えます。 それはそうとして、作曲家が、自分の表現したい内容を作曲しようとするとき、特定の調性を選ぶ理由、基準のようなものはあるのでしょうか。彼がその表現したい内容の大まかな背景気分を表現するのに、言語のように一般に受け入れられている規則のようなものを採用するのでしょうか。 もしよかったら、代表的ないくつかの調について、先生お持ちの感触をお示しくだされば、この問題、なんとなく分かるように思えます。
お礼
ご回答の2報文の全部についてのお礼を、誤って第1報文のお礼欄に書き込んでしまいました。御免ください。