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ピラミッド造成の巨石運搬エレベータ構造?
- ギザのクフ王ピラミッドの造成で、巨石の運搬をエレベータ方式と仮定した場合の引張り綱の構造仮説について、探しているが単独の検索では中々発見できない。多数者の中でもし構造や方式の仮説を知っていたら、その裏付けの公表資料(URLか図書名)を知らせて欲しい。
- エレベータ方式の綱の中央折返し箇所の支持構造について、詳しく出ている資料があるか知りたい。
- エレベータ籠ヘバランス錘を積むための石材は、どこから調達したかの公表記事はないか。
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質問者が選んだベストアンサー
Jean-Pierre Houdin さんに直接問い合わせるしか無いのでは。
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- kagakusuki
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>質問は、エレベータ説の綱の引止め方式を推測した「公表資料」探しです。 一体、質問者様は何を知りたがっておられるのですか? 質問者様が御質問文で提示した資料には >丸太と綱の折り返し部の原理図 >最初に見た動画では、大回廊の急斜面を昇りと降りの石材が、坑道のほぼ中央ですれ違う状況でした。 等々、細部に関する情報がある程度掲載されている事を質問者様御自身が認めておられるというのに、それ以上何を求めておられるのでしょうか? >定説未満の[仮説]はすべて推測で、[参考 b] の図も一つの推測に過ぎません。 と仰っておられるという事は、資料が正式なものである事を重視している様にも思われますが、それならば公式の資料としては学術論文以外には存在しないという事になりますので、海外から外国語で書かれた論文のコピーや、発表されている仮説に関する論文が掲載されている専門の学術誌の類を取寄せるより他にはないと思います。 >[参考 b] 図に載っている丸太と綱の折り返し部の原理図は、構造図(設計図)ほど緻密ではないですが多分エジプト学のボブ・ブライアー博士か、物理学者フゥイ・ドゥォン・ビュイ博士のような科学者の構想と思います。 何故、その様な考えに至るのか理解致しかねます。 エレベータ説以外の説に関して、テレビ局が番組のために製作した再現画像の類には質問者様が提示されたサイト上の図や動画などよりも更にクオリティの高いものなど珍しくもありませんし、画像程度であれば無名の一個人であっても同程度の詳細な図を秒が出来る人間など幾らでも存在します。 ですから、[参考 a] 、[参考 b]、 [参考 c]に掲載されている図や動画に関しても、科学者が作ったものや科学者が作らせたものであるとは限りません。 ですから、それらの図や動画に関しても、その細部に関してまで何らかの正式な論文のデータに沿って作られたものであるとは限りません。 >結局、錘石は坑道、大巨石は別斜面の説で考えることになりました。 それは質問者様が勝手にそう考えておられるだけの話で、一旦下に下がった錘石は、再び上に持ち上げる際に労力が必要になる事は、人や土砂を錘として使用する場合と何ら変わりが無いのですから、人や土砂を錘として使用し、坑道以外の所に錘を設ける方法も同程度(ものによってはそれ以上)に実用的と言えるのですから、「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説」に関する詳細が >錘石は坑道、大巨石は別斜面の説 であるとは限らないという事を忘れない様にして下さい。
補足
(ここは#8です) 質問外の問題点であり、#8回答者の疑問への特別説明です。 <何を知りたがっているのか> の疑問は質問欄で既に説明済みですが、一般閲覧者でも少し分かり難かったかも知れません。 [参考 b]例図の場合で、「丸太を拘束し支えていた構造」というのは、今流に言うなら、 「軸受け部」 に相当する部分です。 その部分の公表資料がないだろうか、というのが質問のAです。 [参考 b]の原理図は、丸太が空中に浮いているのではなく、ピラミッド床に固定されているのでもなく、たぶん丸太が回転可能な半固定の拘束状態で、床に据え付けられている状況と思います。 半固定の構造によって、Bの図の場合の丸太は何処かへ転がり去ってしまうことなく綱を支えて定置状態を保ち、丸太の回転作用よりもむしろ重要な、重量を支え装置全体を支持する重要な役割を果していると思います。 全体構成の重要な機能なので、原理図の作成段階では考え済みの筈と思いますが、要はその資料が公表されているかどうかです。 以下は私見の想像です。 牽き綱が、坑道と別斜面とに跨がって設営された場合では、綱の頂点(分水嶺)の箇所に小さな密室を固定しておき、その中に丸太を多数転がしておく方法でも目的達成できると考えます。密室の両脇は綱を通す穴だけとします。丸太は、綱と全重を支えると共に、綱の移動で自転し乍ら密室内を転げ移動したり潜って位置が入れ代わったりしても、密室から飛出ず支持機能を果す筈です。 このような機能が推測済み公表資料として出ていれば知りたい、無いと判ればそれで良い、という考えです。 <資料が正式なものである事を重視している様にも思われ> は、ほんの少しですが違います。 [参考 b]想像図で、この場合だけに対する質問です。根拠をもつ仮説を尊重し採り上げただけで、正式な説ではなく重要視もしていません。実測や現地見聞類の記録以外の推測・仮説は、内容に若干の軽重はあっても、どの仮説も同じ重みと考えています。他の説が現れれば、その場合の構造についてまた別の推察・別の視点で考えることになります。 [参考 b] 図の場合でも、丸太の軸受け部の公表資料が見当らなければ、そこで打ち切りです。 原典論文まで調べる必要はありません。 <科学者が作ったものや科学者が作らせたものであるとは限りません> は、一般論も [参考 b] の原理図の場合も、そのとおりと思います。 しかし、それは#8さんの考えです。 私の考えは、一流学者の「構想」による作図と想像しました。これは私の考えであり、私の考えは他者の考えと同一とは限りません。 私は [参考 b] 図の場合、公表する資料の価値を高めたいなら、原理や検証などは一流者の指導を仰ぎ、作図は版下職が作るのが通常の手段と考えています。 <質問者様が勝手にそう考えておられるだけの話> というのは、「錘石は坑道、大巨石は別斜面」とした状況判断に基づく私見であり、そのとおりです。 錘りの補充は必ずしも必要としない状況なので、 (疑問 B) の [回答] は不要としました。 『錘りの石材補充は必要』なのか『錘り代りの人材利用』なのかは、推測を建てた側で考え済みの結果で仮説とした筈なので、石材補充はこの質問では重視も関与もしないことに変更したのです。 エレベータ説というのもまだ決定した定説ではないし、 <錘石は坑道、大巨石は別斜面の説> というのもNHK-TVで取り上げた仮説の一つに過ぎません。 証拠に基づく事実以外、現下の公表資料や自論などの殆どは <であるとは限らないという事を忘れない様にして下さい> との貴説のとおり確定された事実ではないので同感です。 疑問解消への御協力を感謝します。 吉浦作治氏が今年度(4月から)エジプトで現地調査予定です。 発掘遺跡・遺物の新発見があれば、証拠事物に基づく新たな仮説が出てくるかもしれません。声援を贈りながら見守りたいと思います。
- kagakusuki
- ベストアンサー率51% (2610/5101)
>エジプトのピラミッドについては、Webだけでも多数の仮説が公表されていて、その中の一例についての疑問であることは、質問欄で述べたとおりです。 Web上のサイトの1つで公開されている仮説についての疑問であるのなら、それはそのサイトに掲載されている仮設に対する疑問であって、「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説」に対する疑問とは言えません。 サイトに掲載されている仮説は、そのサイトを作った人物の主張であって、Jean Pierre Houdin氏の主張した事柄そのものではないのですから、サイトに掲載されている仮説に疑問があるからと言って、「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説」に対して疑問を挟む理由とはなりません。 サイトに掲載されている仮説は、そのサイトを作った人物が発表したものなのですから、「そのサイトに掲載されている仮説と同一の仮設」に関して「そのサイトを作った人物」が「そのサイト以外の場所」で公式に発表している事柄があるのでもない限りは、そのサイトに掲載されている事柄が全てという事になります。 質問者様が疑問があるとしている[参考a]、[参考b]、[参考c]は何れも一個人が作ったHPの一部に掲載されている事柄に過ぎませんから、そのサイトに書かれている事が発表されている事の全てという事になりますので、そのサイトを御覧になれば「公表されている事」は全て解かる筈です。 もしそれで解らない事があるとすれば、それは「公表されていない事」という事なのですから、それ以上の事が知りたいのでしたら、個々のサイトの作成者に問い合わせてみるより他に術はありません。 >必然的な事象を仮説だと混同されるのも困ります。 その2つを混同されているのは質問者様の方です。 質問者様は >60t 巨石のエレベータ式運搬で、上層の場所で錘をどこから持ってくるかに疑問が湧く。 という結論を先に示し、その根拠としてその後になってから[参考c]を初めて持ち出して来て >仮説の動画を見ると、巨石と錘とが同じレールの上を走り、櫓の上下ですれ違うらしい方式をとっていて(中略)昇降籠に乗切れず実現は無理がある。 と、仮説を根拠としていて実現は無理だとしていますが、その事に対して >昇降籠を大型化すれば何人であろうと乗せる事は出来る筈だと思われますのにもかかわらず、否定されておられるのは何故なのでしょうか? という指摘を受けると >仮に700人が乗る籠を造ったなら、上層から斜面ふもと迄達する箱体にならないか? 300人としても、高さ8mの坑道で3段籠に造っても、せいぜい30人3段として90人程度(7.2t)の籠が限界ではないか? >横幅2人がやっと並べる程度らしい坑道なので、籠を長さ方向へ大形化すると、揚程ストロークが短くなって巨石が何メートル程度しか動かないことになりかねない推察をすべきでは? と、「錘が坑道に設置されている」という只の仮設の動画に写っているに過ぎない事を「必然的な事象」と見做しています。 こちらが >40cm×30cmのスペースがあれば人1人を入れる事が出来ますから、縦横が10m×5.1mの籠には425人程度が乗る事が出来ます。その程度のサイズの籠であれば王の間に入れる事が出来ます。 >大回廊とは反対側のビラミットの側面に籠を設ける様にしたならば、仮に750人であったとしても、9m×10m程の籠とするだけで十分に乗せる事が出来ます。 と、坑道以外の所に錘を設ける方法を示しているにもかかわらず、 >必然的な事象を仮説だと混同されるのも困ります。例えば「歩行する人は、位置が移動する」という現象は誰でも必ずそうなり、誰が考えても当然のことで、仮説ではありません。 という反論を繰り返しておられるのですから、質問者様が仮説を必然的な事象だと混同しておられる事は明らかです。 >誤認などの『正解』を示した場合、「攻撃・誹謗」だと思い違いされないようお願いします。 それはこちらの台詞です。 こちらは質問者様の誤認などの『正解』を示しているだけだというのに、それを「攻撃・誹謗」だと思い違いされているのは質問者様の方です。 >、『疑問』の提示を「反対」していると思い違いしないで下さい。不可解なことを解明したいだけで、本当に反対なら「反対です」と明言します。 勘違いしないで下さい。私が申し上げているのは「反対する理由はない」という事では無く、「質問者様が仰っておられる事は『Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説』に疑問を挟む理由にはならない」という事です。
補足
(ここは #7です) 質問の おさらい をしておきます。 ◆(疑問 A) 質問は、エレベータ説の綱の引止め方式を推測した「公表資料」探しです。 [参考 b] 図に載っている丸太と綱の折り返し部の原理図は、構造図(設計図)ほど緻密ではないですが多分エジプト学のボブ・ブライアー博士か、物理学者フゥイ・ドゥォン・ビュイ博士のような科学者の構想と思います。建築家ではなく工学系分野の専門家の仕事の筈ですが、仕事が誰なのかが問題なのではありません。 綱の支持部の構造がどうかの問題です。 綱の引止め構造まで公表されている可能性は、乏しいとは思います。 しかし、引張り部に丸太3本を使い材質がレバノン杉とか、綱が4本で椰子の繊維まで詳細に公表しているなら、そこの丸太の支持部はどうだったかの構造原理も推測した筈です。要は、それが公表されているかどうかです。 定説未満の[仮説]はすべて推測で、[参考 b] の図も一つの推測に過ぎません。 しかし、この想像図の場合には引止め方式がどうなのかを知ろうとしているだけです。他の説が現れれば、その場合の構造も知りたくなる、という多数説の中の一つの場合に過ぎません。 原理図は無くても方式が分かれば文章だけで構いません。恐らく丸太は固定でなく回転したと思われ「材木で支持した」「石組みで支えた」「綱の一部分で繋ぎ止めた」といった文章があれば、その文を回答として戴きます。 (公表資料について) ピラミッドは、長年月間に各国の歴史家や科学者などが解明に努めてきたので、一人の建築家か工学者が一人で成果を出したものではありません。 ある研究者は第二の入り口を発見し、別の考古学者は王妃の間を見つけ、他の学者は王の間を見出し、という積み重ねの仮説が集大成されて現下のピラミッド像が周知されるようになってきたのが経過です。 ウェブに出ているような公表資料は、それらの研究成果を繋ぎ合わせて読み物の解説記事にした場合が一般的と思います。 遺跡があって仮説が立てられている場合があり、証拠はないが当時の状況から推測された仮説ありで、様々な推察が試みられています。 エレベータ説の場合は、証拠となる遺物類が無く、単なる推測の仮説なので信頼性は弱いですが、必然性には至らなくても当時の技術状況などからみて実現性が高いと推察されます。しかしエレベータが存在した決定的な痕跡・裏付けが無いので、可能性が高い仮説の一つに過ぎないと考えられます。 ◆(疑問 B) 錘の石材をどこから調達したかの公表記事探しは、推察できたので解決済みとし回答は不要となりました。 最初に見た動画では、大回廊の急斜面を昇りと降りの石材が、坑道のほぼ中央ですれ違う状況でした。見た人も多かったと思います。 昇りも下りも石材が移動する映像なので、同じ坑道を建造石材と錘りが交差する状況と判断されたのです。そうなると、櫓を降ろす際には、その都度錘りを積んで坑道を降ろす必要が生じる筈です。 大回廊の坑道は幅2m、高さ8.7m(8.5m説も)もあるので、この説では、巨大石は縦にして運び上げたとも推察されます。 別動画の [参考 c] 動画では、坑道の昇り・降りともほぼ同じ石材が往復しているように見えます。となると、坑道は錘りの昇り降りだけを行う場合の説のようです。なので、上層階でのおもり石の補充は不要ということになります。 一方、NHK-TVの見聞記(http://enomoto.hatenablog.com/entry/20090705/p1 ) によると <反対側の斜面から60tの石を載せた運搬台をロープで結んで引き上げたのではないか> とあるので、別斜面で大巨石を運び上げた可能性が出てきました。記述だけで証拠が無ければ仮説とはなり得ませんが、放映では恐らく別斜面の揚程状況が展示されたと思われるので、その情景の裏付けを持つ仮説と見ることにしました。 結局、錘石は坑道、大巨石は別斜面の説で考えることになりました。 この説が真実かどうかは実証されていませんが、錘りの補充が不要となるので合理的です。 この方法をとれば錘りの補充不要で実行された可能性が高いので、回答不要としました。 [参考 c] の動画第二話だけのバージョンがあったので、提示します。大回廊の運搬情景は後半部です。 『クフ王ピラミドの建造方法』https://www.youtube.com/watch?v=Mg9mbTbNmlk&feature=related 別の公表資料の動画 第一話前半に、エレベータ情景の別バージョンが短時間ですが映っているので示しておきます。若干違った情景が映っています。坑道内の昇降情景の部分はカットされているようです。 『宇宙人が造った『H』の遺跡』 http://matome.naver.jp/odai/2139202801033397101
- kagakusuki
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>例えば「急傾斜の大回廊の坑道は幅が狭い」というのは資料の図から判断した条理であり、エレベーター籠が「横幅2人がやっと並べる程度」と推測したのも、例図から判断される必然性を述べたものです。 その資料というのは御質問文にある[参考 a]、[参考 b]、[参考 c]の事でしょう。 それらに関しては >一般の一個人のサイトのものに過ぎず、Jean-Pierre Houdin氏のサイトでもなければ、公的に信頼がおけるサイトでもないのですから、そこら掲載されている動画の内容がJean-Pierre Houdin氏の仮説通りという保証はない。 >複数考え得る「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説を可能とする方法」の内の一例を述べたものに過ぎず、「Jean Pierre Houdin氏が想定している釣り合い錘の使い方はこの様なものである」という事を述べたものではない と前回の回答で既に述べた事です。 その様な情報を基にして判断した結果は、「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説」に関する条理などではなく、「その様な公的には信頼がおけるとは言えないサイトに掲載されているもの以外には、ピラミッドにエレベータを儲ける術がない」という前提条件がを付けなければ成り立たない仮説に過ぎません。 つまり、その様なサイトの情報を基にして「Jean Pierre Houdin氏が想定している釣り合い錘の使い方はこの様なものである」と考えて、 >60t 巨石のエレベータ式運搬で、上層の場所で錘をどこから持ってくるかに疑問が湧く。 としている事が「質問者様の仮説」であり、それ故に >籠が坑道に設けられていたという、質問者様の根拠もない決めつけに基づいた「質問者様の仮設」に過ぎませんから、何の意味も御座いません。 >質問者様は何の根拠もない欠陥のある仮説を自分で考え出して、その欠陥がある事をもって自分自身で自説を否定しているだけであり、質問者様の仮設はあくまで質問者様個人の仮設であって、私やJean Pierre Houdin氏の仮説などではないのですから、その様な仮説が成り立たないからと言って、それは「質問者様が間違っていた」というだけの話であって、私が間違いを犯した訳ではありません。ましてやHoudin氏自身や氏の仮説とは何の関わりもない事に過ぎません。 と申し上げている訳です。 >「キャップストーンを設置する場面」は第一話の終端です。終端で出るメニューをクリックしないと、第二話へは入れません。 質問者様は動画サイトを良く御存じではない様ですが、それはYuoTubeのサーバーが同じジャンルの動画として分類した多数の動画の内の1つに過ぎず、[参考 c]のサイトで紹介している動画ではありません。 又、質問者様が仰る「第二話」が例え[参考 c]のサイトで紹介している動画であったとしても、その事は先述の様に、 >複数考え得る「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説を可能とする方法」の内の一例を述べたものに過ぎず、「Jean Pierre Houdin氏が想定している釣り合い錘の使い方はこの様なものである」という事を述べたものではない のであるから、「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説」に疑念を挟む理由にはなりはしないのです。
補足
(ここは #6です) エジプトのピラミッドについては、Webだけでも多数の仮説が公表されていて、その中の一例についての疑問であることは、質問欄で述べたとおりです。 そう説明しても仲々分かって貰えない場合がありますが、なんとかご理解下さい。 ほかの仮説の例示は、ここでは示していません。 他の公表資料で、古代推測の公表資料画が多種多様あることを認識しておいて欲しいと思いますので、Web資料だけですがほんの一部分を下段に示しておきます。 造営の巨石運搬路については、ピラミッド内部通路の主張はウーダン氏だけではなく物理学者フゥイ・ドゥォン・ビュイ博士や、急傾斜大回廊の運搬台車はエジプト学の権威ボブ・ブライアー博士らの説や助力も出ているので、知り得た最初の資料だけを信じてしまわない注意も必要です。 なお、必然的な事象を仮説だと混同されるのも困ります。例えば「歩行する人は、位置が移動する」という現象は誰でも必ずそうなり、誰が考えても当然のことで、仮説ではありません。仮説は、通常は人により別の解釈が出る場合の一説であり、定説前で、必ずそうなりかどうかの真実が未知の場合です。 ここの質問や補足コメントでは、自論の仮説は述べていないので誤解のないよう御理解ください。 回答者の誤認などの『正解』を示した場合、「攻撃・誹謗」だと思い違いされないようお願いします。攻撃や誹謗なら、こんな生やさしいものではないと承知して下さい。正しく認識して欲しいからこそ、正解を示しているだけです。 また、『疑問』の提示を「反対」していると思い違いしないで下さい。不可解なことを解明したいだけで、本当に反対なら「反対です」と明言します。率直に明言することが科学者の務めでもあります。 他の一般閲覧者へも正しい認識をして頂くため、何が間違いか正しい事象は何かを、知見した立場で説明しているつもりですので、ご了承ください。 公表資料例(内容の軽重など順不同) 紹介『ピラミッド建造方法』http://www.geocities.jp/synchronature/Science/Pyramid.html NHKスペ『エジプト発掘 第1集』 http://enomoto.hatenablog.com/entry/20090705/p1 図解(後半)『ギザの第一ピラミド』 www13.plala.or.jp/rameses2/great1.htm 説話『ギザの三大ピラミッド』http://www.moonover.jp/bekkan/ooparts/7.htm 論説『ギザ3基の巨大ピラミッド』http://www.kensetsu-plaza.com/kiji/post/2871 論説『ピラミッドを作った王たちの墓』http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/first_page_02.htm 解説『ピラミッドは、何のために作られた』http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/first_page.htm 概説『ピラミッド:外装石と内部構造』http://www2.odn.ne.jp/~cic04500/pyramid02.html 動画『大ピラミッド群(エジプト)』 http://jvod.myjcom.jp/detail/NHKA0001000060039520/ 論説『大ピラミッドの秘密』 homepage2.nifty.com/koyo47/CB/CB100115daipyramid.html 図解『大ピラミドの構造』 www5a.biglobe.ne.jp/~pyramid/kenzouhouhou.htm 総論『ピラミッドの建造』http://www.sky.sannet.ne.jp/polyprocessor/Pyramid/Pyr_Intro.html#Chap2 設計『ピラミドの設計』http://www.sky.sannet.ne.jp/polyprocessor/Pyramid/Chap2/Pyr_C2_6-.html 構造『ピラミッドの内部構造』http://www5a.biglobe.ne.jp/~pyramid/naibu.htm 図解『ギザのピラミッド』http://www005.upp.so-net.ne.jp/nanpu/history/egypt/maps/pyramid_of_giza.html 論説『外装石と内部構造の謎』http://www2.odn.ne.jp/~cic04500/pyramid02.html
- kagakusuki
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>参考b に示された丸太支持部の想像図は一例に過ぎず、この資料作者がどこからか引用した図と思われ、ユーダン氏の仮説かどうかは不明と認識すべき。 それは当たり前の話に過ぎない。 しかし >想像図は一例に過ぎず、この資料作者がどこからか引用した のは[参考 b]だけの話ではなく、[参考 c]に関しても同じ事が言えるのにもかかわらず、質問者様は[参考 c]の動画を根拠として、 >60t 巨石のエレベータ式運搬で、上層の場所で錘をどこから持ってくるかに疑問が湧く。 >錘をどこから持ってくるのかについては、交代の作業員が錘になって降りる方法もあるが、重量の釣合い24.5t~60t を得るには最少318人 (最大750人) ほどが必要で、昇降籠に乗切れず実現は無理がある。 としているが、 >60t 巨石のエレベータ式運搬で、上層の場所で錘をどこから持ってくるか は[参考 c]の動画に関する話ではないのだから、 >交代の作業員が錘になって降りる方法 に関しても[参考 c]の動画を根拠にしなければならない理由は無いのであるから、昇降籠のサイズを坑道内に収まるものにせねばならないとする根拠はない。 それにもかかわらず >昇降籠に乗切れず実現は無理がある。 としているのであるから、質問者は >想像図は一例に過ぎず、この資料作者がどこからか引用した という認識を持っていないと判断する事ができる。 だから[参考 b]に関しても >想像図は一例に過ぎず、この資料作者がどこからか引用した という認識を持っていないものと受け取って回答したまでの話である。 その事を非難される謂れなどこちらには無い。 その点は、 >文末近く <「エレベータの細部構造」を特定の1つのみに限定> とあるが に関しても同様である。 [参考 c]に関しても >普通の人は、通常は >想像図は一例に過ぎず、この資料作者がどこからか引用した と判断する筈であり、 >実現は無理がある のような判断や認識はしない筈だ。
補足
(ここは #5です) 疑問B の「錘り用石材をどこから調達したか」については、綱を回廊外から牽引する推測例の場合について、仮説の動画例を子細に観察した結果解明しましたので、回答は不要となりました。 疑問A の「鋼索折返し箇所の支持構造」について、支持部の丸太をどうやってつなぎ止めていたか、仮説の例がありましたらお知らせ(回答) をお願いします。 「表面を滑らかにした丸太に潤滑油を塗る」方法が示されている公表資料画を知っている方が居られたたら、お知らせ下さい。
- kagakusuki
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><籠を大型化すれば何人であろうと乗せる事は出来る> を否定するのは何故か? とあったのは、「前提条件が違う」のが、その理由。 >回答欄で示したのは、傾斜坑道の中をやぐら上下で昇・降する前提。 だからその前提自体は質問者様が考えた「質問者様の仮説」に過ぎないのだから、その前提ではエレベータが成り立たないというのは、単に「質問者様が考えたエレベータ仮説」が間違っていたという事しか意味せず、「王の間の上にある重量軽減の間で使用されている花崗岩の巨大ブロックは、釣り合い錘を用いたエレベータと同様の仕組みを使って運び上げられた」という仮説に疑問を挟む理由には何らなっていない。 >動画の例で とあるが、質問文に貼られているURLのページに掲載されている動画は、「内部スロープを使用して石のブロックを運び上げている場面」と「キャップストーンを設置する場面」しか写っておらず、質問者様が仰る様なエレベータに関する事は一切写っていない。 もしエレベータの詳細がその動画とやらに写っているのなら、その動画を見る事で疑問は解消する筈なのだから、ここに質問をする必要などないという事になってしまう。 加えて、質問文に貼られているURLのページは一般の一個人のサイトのものに過ぎず、Jean-Pierre Houdin氏のサイトでもなければ、公的に信頼がおけるサイトでもないのですから、そこら掲載されている動画の内容がJean-Pierre Houdin氏の仮説通りという保証はない。 又、 >大回廊とは反対側のビラミットの側面に籠を設ける様にしたならば、仮に750人であったとしても、9m×10m程の籠とするだけで十分に乗せる事が出来ます。 という話は、複数考え得る「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説を可能とする方法」の内の一例を述べたものに過ぎず、「Jean Pierre Houdin氏が想定している釣り合い錘の使い方はこの様なものである」という事を述べたものではないのであるから、 >「坑道内の昇降ではなく、錘りは坑道外の斜面で降ろした」と言えばそれだけで理解でき、完結する とは到底言う事は出来ない。 エレベータの構造の候補が多数考え得る事を示した上で、質問者様が「質問者様が勝手に考え出した仮説」に固執して思考停止に陥っている事を指摘しなければ、質問者様はいつまでも極狭い点にばかり固執し、それを持って「Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説」を否定したつもりになるという事を繰り替えすばかりで一向に話が進まなくなる恐れが少なくないため、質問者様の主張が意味のないものである事を示す事は必要な事なのです。 ><土砂はどこから持ってくるのか?> の問題は、#3さん言の「土砂が建築現場の周囲に大量にある」のは事実で誰もが認識することだが、それを上層へ運搬して錘りに使うという行為は、普通なら執らない筈だ。 という質問者様の反論は明らかに質問者様個人の決めつけに過ぎず、考慮するに値しない。 >ピラミッドの上部に最初から存在していた物など一つも無いのですから、Houdin氏の仮説が、錘として使用するものは下から運び上げた物を使用する事を想定している事は自明の理である という回答を既に述べている。 >上層には、錘に効果的な石材が揚程されて存在し との反論があるが、その石材もまた下から運び上げられたものに過ぎず、揚げ降ろしをしなければならない事は土砂の場合となんら変わらず、 >土砂を運び上げる労働力を忘れているのか と主張するのであれば、石材を運び上げる労力も問題にすべきであり、そちらの方は問題とはせずに、土砂の方だけ問題にするのはダブルスタンダードというものである。 石材を使う事が出来るのであれば、土砂を使う事が出来ないとする理由は何もない。 ついでに言えば >この場合の錘になる石材は、緩い傾斜路を人力で揚げた 2.5t 級の石材のほかには見当たらない。 もしそれを錘にするなら毎回10個以上、最大20個程度を費やして傾斜路下へ降ろすことになる。 として、石材を錘に使う事に疑問を呈しているのにもかかわらず、石材を使う事を否定せず、石材よりも容易に運び上げる事が出来る土砂を使う事が出来ないとしている事には矛盾を覚える >丸太については、注油などを解説してくれて有難いが、回転する丸太をどうやって拘束保持したかの資料を求めているだけで、ユーダン氏の仮説が真偽かなどとは全く無関係な問題であり、思い当らないことを一方的に追求して貰っても嬉しくない。 おかしな事を言う。質問文では >丸太が1m以下の小円径では綱の傷みが激しく耐久性が短かいので、実用できたのかは疑問がある。 として、綱の摩耗を問題にしているだけで、 >回転する丸太をどうやって拘束保持したか という事など問題にしていないというのに、摩耗の問題に関する回答が関係ないとは・・・ もし質問文に書いていない疑問に対する回答を得たいのならば、新たに別の質問をたてるべきであろう。 >綱は、曲げ半径を小さくすると撚りをかけてある材質の相互間で曲げによるずれ摩耗が進行するほか、植物繊維が疲労し寿命短縮で切断事故が早まる。 その事に関しても >Houdin氏の仮説では、綱は複数本使用されていたと想定しているのですから、例え摩耗で綱の一本が切れる様な事があっても、残りの綱で支える事が出来たのですから、切れた綱を交換してから作業を再開すれば良いだけの話ですので、摩耗の問題は何の障害にもなりません。 と既に回答済みの話である。 ずれ摩耗が進行するのであれば、進行が進んだものから随時交換して行くのが当然であり、切れるまで無策で使い続けられていたという考えに固執するのはまともな考え方ではない。
補足
(ここは #4です) 質問したこと以外の記述は、回答者さんの疑念に応じ説明した余談です。公表されているサイトの代表的な例について述べたもので、このほか諸々多数の解説記事があり定説ではないことに注意して下さい。 また、公表資料を紹介しただけなので、その資料で述べている内容の真偽は未確認です。 説明に自説は述べていませんが、独断に見える必然性・条理の推察は記述しています。 例えば「急傾斜の大回廊の坑道は幅が狭い」というのは資料の図から判断した条理であり、エレベーター籠が「横幅2人がやっと並べる程度」と推測したのも、例図から判断される必然性を述べたものです。 科学に縁遠いズブの素人よりは確かな解説をしているつもりですので、信頼して閲覧して下さい。 大回廊(坑道)を昇降するエレベータ説の動画については、第二話への入り方が一般閲覧者の方にも分かり難かったかもしれません。 「キャップストーンを設置する場面」は第一話の終端です。終端で出るメニューをクリックしないと、第二話へは入れません。 巨石運搬の籠が昇降する場面の出し方は#2の [補足] 文末近くで記載しましたが、4分割メニュー画像の、いつも「左上図」とは限らないようです。2回目の閲覧・3回目の演奏では右側だったり下に位置が変動します。 要は [直線状の長い巨石運搬路] の描写図が描かれている画像の箇所(ボタン)を押して下さい。 第二話は、頭の場面が墨絵のような椰子並木のシーンが始まりです。 大回廊(坑道)を降りていく籠の右下に、白く小さな物体が昇っていくのは何なのか、この作図者が何を表そうとしているのかは不明です。 籠が下って行く情景では、巨石が一個ではなく数個積んであり、昇っていくシーンでも同様に数個積んである例画は、いったいどういうことなのかと疑問が沸きます。 今は解りましたが、ここでは書きません。なるほど、考え抜いた手法だと、感心の極みです。 別の動画では、籠の櫓が降りて行くのとすれ違いに巨石一個が昇って行き、同じレール上を櫓の上側と下側とですれ違う情景が写っています。 また、急傾斜した坑道と籠の静止画像は、[参考 a]『ピラミッドはこうして造られた』の資料でも、画像が暗くて見にくいですが、3箇所に出ています。 籠の櫓は、どの例図も構造に少しずつ相違があるように見えます。
- kagakusuki
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>一方、殆どの人々の誰もが認め必ずそうなることが解り切っていてる事象は「必然」と呼び、多様の中の一態様を示す「断定」とは区別される。 だからこそ、 >昇降籠を大型化すれば何人であろうと乗せる事は出来る筈だと思われますのにもかかわらず、否定されておられるのは何故なのでしょうか? と尋ねているのです。 籠を大型化すれば何人であろうと乗せる事は出来る事は、 >殆どの人々の誰もが認め必ずそうなることが解り切っていてる事象 であり、それを否定する根拠を質問者様は示しておりません。 >高さ8mの坑道で3段籠に造っても、せいぜい30人3段として90人程度(7.2t)の籠が限界ではないか? というのは、籠が坑道に設けられていたという、質問者様の根拠もない決めつけに基づいた「質問者様の仮設」に過ぎませんから、何の意味も御座いません。 40cm×30cmのスペースがあれば人1人を入れる事が出来ますから、縦横が10m×5.1mの籠には425人程度が乗る事が出来ます。その程度のサイズの籠であれば王の間に入れる事が出来ます。 それに、釣り合い錘を乗せるための籠を坑道に設けなければならない理由など何もないのですから、大回廊とは反対側のビラミットの側面に籠を設ける様にしたならば、仮に750人であったとしても、9m×10m程の籠とするだけで十分に乗せる事が出来ます。 つまり、質問者様は何の根拠もない欠陥のある仮説を自分で考え出して、その欠陥がある事をもって自分自身で自説を否定しているだけであり、質問者様の仮設はあくまで質問者様個人の仮設であって、私やJean Pierre Houdin氏の仮説などではないのですから、その様な仮説が成り立たないからと言って、それは「質問者様が間違っていた」というだけの話であって、私が間違いを犯した訳ではありません。ましてやHoudin氏自身や氏の仮説とは何の関わりもない事に過ぎません。 ><錘には土砂や人など何でも使用できると考える> とあるが、土砂はどこから持ってくるのか? >建造中のピラミッド上層部には土砂は無い。運んでくるとしても、石材の3倍以上の容積になり漏れない容器も必要。効率が悪く実用は不可能ではないか。 ここでもまた質問者様は同じ過ちを犯しています。 効率が悪い事と不可能な事は全く別の事であり、効率が悪くても不可能ではない事などこの世には幾らでも存在している事であり、その事は >殆どの人々の誰もが認め必ずそうなることが解り切っていてる事象 です。 つまり、土砂が建築現場の周囲に大量にあるというのに、それを使う事が出来ないというのは、質問者様が勝手に作った説が間違っていた、即ち質問者様が間違っていたというだけの話であって、私やHoudin氏とは何の関わりもない話に過ぎません。 第一、 >建造中のピラミッド上層部 に存在しているものは全て下から運び上げたものであり、それを錘として使用するという事を想定している仮説に関して質問していながら、 >建造中のピラミッド上層部には土砂は無い。運んでくるとしても、石材の3倍以上の容積になり漏れない容器も必要。効率が悪く実用は不可能ではないか。 と考えている事がまず間違っています。 ピラミッドの上部に最初から存在していた物など一つも無いのですから、Houdin氏の仮説が、錘として使用するものは下から運び上げた物を使用する事を想定している事は自明の理であるというのに、下から運び上げた物を一切使わないという条件を勝手に付け加えているのは、質問者様がその様な条件があるという仮説を何の根拠も無く主張しているだけの話に過ぎず、Houdin氏の仮説とは何の関係もない話に過ぎません。 >丸太が1m以下の小円径では綱の傷みが激しく耐久性が短かいので、実用できたのかは疑問がある。 という話もまた質問者様が何の根拠もなく欠陥のある仮説を自分で考え出して、その欠陥がある事をもって自分自身で自説を否定しているだけの事に過ぎません。 質問者様御自身がご質問文に貼っておられる[参考 a]のページには >古代エジプトでは、重いものを運ぶ際、潤滑油を使っていた。 >黒いシミはまさにその潤滑油の跡に違いないと、Houdinは考えた。 と書かれているのですから、丸太に関しても、樹皮を剥いで表面を滑らかにした丸太に潤滑油を塗る事で綱の摩擦や摩耗を大幅に減らしていたと考えるのが順当というものです。 又、丸太の表面の綱が接触する部分に滑らかに研磨した石をあてがい、油を使って潤滑を行う様にすれば更に摩耗を防ぐ事が出来た筈です。 なにしろ >さらに大回廊の奥、今は階段が取り付けられている場所、以前ここにはV字型の切込みが入っていた。 >Houdinは角にロープがあたると切れてしまうため、滑りやすくなるよう切込みを入れたと考えている。 と書かれているのですから、少なくともHoudin氏は油を潤滑剤として使用すれば、角の無い石材の表面に綱が接触してしまう様な状況であっても、綱の摩耗を実用上問題の無いレベルにまで抑える事が出来ると考えているという事が判ります。 それにHoudin氏の仮説では、綱は複数本使用されていたと想定しているのですから、例え摩耗で綱の一本が切れる様な事があっても、残りの綱で支える事が出来たのですから、切れた綱を交換してから作業を再開すれば良いだけの話ですので、摩耗の問題は何の障害にもなりません。 どうも質問者様は、自分が根拠も無く設定した事と、他人が考えている事を混同する傾向がある様ですが、その様なものは殆どの人々の誰もが認めない事である事を忘れてはいけません。 何度も申し上げている様に、それは質問者様個人の仮説であり、その説に欠陥があって成り立たないという事は質問者様が間違っていたというだけの事に過ぎず、私やHoudin氏が間違っている訳ではないのです。 質問者様はその事を肝に銘じて、御自身の間違いを他人の間違いだと混同する様な事は厳に慎むべきです。 この御質問も、そもそも「Houdin氏のエレベータの仮説」において、エレベータの細部がどうなっていたのかは、上記の様に幾通りもの実現方法が考えられるのにもかかわらず、質問者様が「Houdin氏が特定の構造のエレベータのみを想定している」と勘違いしておられる事から始まったものだという事が容易に推察出来ます。 Houdin氏の仮説はあくまで「王の間の上にある重量軽減の間で使用されている花崗岩の巨大ブロックは、釣り合い錘を用いたエレベータと同様の仕組みを使って運び上げられた」というものであって、「エレベータの細部がどうなっていたのか」という事を限定するものではありません。 もし仮に、Houdin氏か或いは他の誰かが「エレベータの細部がどうなっていたのか」という事に関して述べていたとしても、それは「Houdin氏のエレベータの仮説」に関連する「別の仮設」に過ぎないのです。 何故なら、エレベータの細部構造として実現可能な構造の候補は複数あり、その内のどれが実際に使用されたのかという証拠など何もない段階では、細部構造を限定する根拠など無く、根拠もないまま特定の構造のみに限定する事に意味は無いからです。 例えば、ピラミッドは古代エジプト人が建設したとされていますが、どうやって建設したのかという細部に関しては幾つもの仮説が存在するのみで、相変わらず不明のままです。 では、「ピラミッドは古代エジプト人が建設したとしている説」では、「どうやって建設したのかという細部に関するそれらの仮説」の内、どの仮説を使ったとしているのでしょうか? そんな事は「ピラミッドは古代エジプト人が建設したとしている説」では限定していませんね? つまり「どうやって建設したのかという細部に関するそれらの仮説」は、「ピラミッドは古代エジプト人が建設したとしている説」に関連はしているものの、別の仮説なのです。 「Houdin氏のエレベータの仮説」と「エレベータの細部がどうなっていたのかという事を示す仮説」の関係もこれと同じ事なのです。 又、もし仮に、ビラミッドの建造に関する「どうやって建設したのかという細部に関するそれらの仮説」の内、特定のどれか1つ、例えば「ピラミッドの上部に石材を運び上げる際には直線状の傾斜路が使用された」という説が否定されたとします。 だからと言って、「ピラミッドは古代エジプト人が建設したとしている説」が間違いだったという事にはなりませんね? それと全く同様に、もし仮に「ピラミッドの建設に使用されたエレベータの細部構造に関する仮説」の内、その幾つかが否定されたとしても、他にもエレベーターを実現させる事が出来る方法は存在しているのですから、個々の「ピラミッドの建設に使用されたエレベータの細部構造に関する仮説」を否定した処で、「Houdin氏のエレベータの仮説」を否定した事にはならないのです。 ですから、「Houdin氏のエレベータの仮説」において、何の証拠もない現段階で「エレベータの細部構造」を特定の1つのみに限定する事には意味が無いのです。 要するに質問者様の疑念は、質問者様自身の考え出した事が間違っていた事によって生じたもの、即ち「質問者様の仮説」が間違っていたというだけの話に過ぎず、「Houdin氏のエレベータの仮説」自体を疑問視する理由にはなっていないのです。
補足
(ここは #3です) 質問した [構造や錘り材の <公表資料> ] 以外の意見が殆どで、本来なら別掲示で応答する問題です。しかし質問内容に関連している疑問ならば解説しておきたいとも考え、以下に説明することにしました。 お知らせ全体をみると、普通の人では考えないような異質な問題点を緻密に観察していると感じます。 これは実は事業や業務などの情報管理の分野では大切なことでもあると考えています。 例えば、予想質問という処置があります。どんな質問が出るかを予測し対応索を建てておくのですが、並みの思考では駄目で、通常では考えもしない奇異状況までも推測しておく必要があり、並みの思考では十分な対策はできません。異質な思考能力が有力な素材にもなります。 (もっと重要な企業の将来方向を検討するような場合も、情勢のあらゆる状況変化への対応を考えておく場合、平常の推測を超えた異常とも見える思考が、将来への構えを万全に行う方向となり、重要なカギの役目を果すことがあります) 突拍子もない思考でも、それを雑音として切り捨てるような状態は、将来の時点で「予測もしなかった事態勃発」への対策不用意となり、事業の将来が壊滅する事態も生じ得ます。 奇異な意見に見えても、分野によっては貴重な資源にもなり得るのです。 さて、回答#3への説明に移ります(以下、短文口調 をご容赦の程)。 ◆昇降籠の大型化の問題。 <籠を大型化すれば何人であろうと乗せる事は出来る> を否定するのは何故か? とあったのは、「前提条件が違う」のが、その理由。 回答欄で示したのは、傾斜坑道の中をやぐら上下で昇・降する前提。 動画の例で <巨石と錘が同じレール上> を走る場合と書いた。 #3で言う前提は、鋼索の錘り側を坑道外の斜面にした場合。 これなら、たしかに人数制限は解消する。 錘りの問題よりも、この鋼索方法が正解かもしれない。 この項目は <そのほかの構造や方式は公表されていないか> の答に近いが、公表資料の回答が無く、要望が果されない。 動画の状況は、多数者を錘にして降すのではなく大箱を下から運び上げているように見え、大人数錘りの裏付けにはなっていないと思うのは、読み違えだろうか。 33さんは、質問で示した前提条件をなぜ無視したのか、見落としか、理解力不足か、疑問に思う。 或いは、前提を明示しなかったことへの注意喚起だとすれば、意表を突く着想は素晴しい。 ◆多人数錘りの <否定する根拠を質問者様は示しておりません> とあるが、根拠は示している。 <巨石と錘とが同じレールの上を走り、櫓の上下ですれ違うらしい方式> と状況を説明し、#2で <横幅2人がやっと並べる程度らしい坑道> と推定して割り出した上限値を記したので、見落としとは思えず独断による嘘の中傷と判断する。 回答するなら「坑道内の昇降ではなく、錘りは坑道外の斜面で降ろした」と言えばそれだけで理解でき、完結する話と思う。 ◆だが、追い撃ちをかけ <根拠もない決めつけ>、 <何の根拠もない欠陥のある仮説を自分で考え出して、その欠陥がある事をもって自分自身で自説を否定> とあるのは、回答に不要な余計な記述だ。 記述を認識する能力が無いのか、独断したことを主張する [嫌がらせ] に相当する行為なのかに見えてしまう。 質問者の方は、事実ではないことを言い立てられて傷つき、中傷言明される [場荒らし] 遭遇とも言え、失礼と虐待の二重苦を受ける。 しかし、#3記事は消去されず全文を晒しておくことが広く役立つと考える。他の [嫌がらせ] 類のサイトを見ると、中傷・雑言に類する行為に対面したことがない人がかなり存在するらしく、未見聞の人はこの機会に閲覧して見識を広めることが有意義と思えるからだ。 ◆<土砂はどこから持ってくるのか?> の問題は、#3さん言の「土砂が建築現場の周囲に大量にある」のは事実で誰もが認識することだが、それを上層へ運搬して錘りに使うという行為は、普通なら執らない筈だ。上層には、錘に効果的な石材が揚程されて存在し、大地から土砂を揚程する方法は、それに特段の利点がない限り常識外だ。 土砂を運び上げる労働力を忘れているのか判断力が異常なのか、自覚して是正に精進して欲しい。 <何の根拠も無く主張しているだけの話> というのも、根拠はあるが嘘を言われ、事実無根の中傷なのか、文章判断力の欠如なのかと思える。 ◆綱の支持部構造については、「綱の傷みが激しく耐久性が短かい」と書いたのは引き綱の問題であり丸太支持の問題ではない。 #3さんは丸太の方の円滑問題点を論じているが、思い違いしている。 綱は、曲げ半径を小さくすると撚りをかけてある材質の相互間で曲げによるずれ摩耗が進行するほか、植物繊維が疲労し寿命短縮で切断事故が早まる。紙でも、折り目をつけるとその部分が弱体化し折れ癖がつく、と言ったら理解して貰えるだろうか。要は、綱が痛む方の問題点を述べたつもりだ。 ◆丸太については、注油などを解説してくれて有難いが、回転する丸太をどうやって拘束保持したかの資料を求めているだけで、ユーダン氏の仮説が真偽かなどとは全く無関係な問題であり、思い当らないことを一方的に追求して貰っても嬉しくない。 <自分が根拠も無く設定した事と、他人が考えている事を混同する傾向がある様ですが> との説明も全く身に覚えがない嘘を一方的に書かれた感があり、ここでも不当な言を受けて失礼を蒙り有難くない。 他人を誹謗する前に、自己の正当判断を確かめ、事実をよく確認するように願いたい。 ◆参考b に示された丸太支持部の想像図は一例に過ぎず、この資料作者がどこからか引用した図と思われ、ユーダン氏の仮説かどうかは不明と認識すべき。質問は、此の例の場合の「支持部構造を示した公表資料はないか」とした意味であり、構図を限定したと思うのは認識が違っている。 ◆文末近く <「エレベータの細部構造」を特定の1つのみに限定> とあるが、これは想像図の一例であり決定された事実ではない。 資料類全ては仮説であり、質問項でも「仮説が一例程度しか見当たらず」 「そのほかの構造や方式は公表されていないか」と述べ、多様と思える公表資料を募った。
- kagakusuki
- ベストアンサー率51% (2610/5101)
>交代の作業員が錘になって降りる方法もあるが、重量の釣合い24.5t~60t を得るには最少318人 (最大750人) ほどが必要で、昇降籠に乗切れず実現は無理がある。 とありますが、 >◆「断定」は、定説で真実が確定している場合の <決定・言明> 記述。 文例:「-だ」「-した」「-れる」「-となる」「-ならない」 >◆「推察」は、未確認・未決定で予測・推理する場合の <仮想> 記述。 文例:「恐らく-」「-筈だ」「-ではないか」「-と思える」 と書いておられる以上、 >昇降籠に乗切れず実現は無理がある。 というのは、確認済みの事に関して断定しているという事になりますが、昇降籠を大型化すれば何人であろうと乗せる事は出来る筈だと思われますのにもかかわらず、否定されておられるのは何故なのでしょうか? 同様に、 >上層では牽引で揚げた石材のほかに的確な錘材が見当たらない。 と断定しておられますが、こちらも錘として人間を使用する事を否定しておられる理由と同様に、根拠も無く断定しておられるだけの様に見受けられます。 錘には土砂や人など何でも使用できると考える事が出来ますから、錘が無いとする理由は御座いません。 従って、Jean Pierre Houdin氏のエレベータの仮説は、(疑問 A) の問題が無ければ、錘材が何であるのかを特定しなくとも成り立つ話です。
補足
(ここは #2です) さて、回答#2 への返信に移ります(以下 論文口調 をご容赦の程)。 ◆個別の事項については、先ず「断定」と「必然」(条理)との混同がある。 「断定」というのは、多数者の場合もあるが主に個人の見解類を指す場合に、様々な観察や推理がある中の一事象を主張する場合を意味する。 一方、殆どの人々の誰もが認め必ずそうなることが解り切っていてる事象は「必然」と呼び、多様の中の一態様を示す「断定」とは区別される。 断定と必然(条理)は国語の基本問題だが、本題から外れる根底の事柄なので質問欄では説明しなかった。 ◆<昇降籠に乗切れず実現は無理がある> は断定だとの指摘は、この部分の文面上では断定に見えるが、真意は必ずそうなることの予想説明であり、断定行為ではなく予測事象の必然・条理を表している。 質問項の前半 <綱の傷みが激しく耐久性が短かい> の記述はもっと強い断定文に見えるが、これも必ずそうなる物理現象の条理に過ぎない。 別文で示すなら「ギザのピラミッドは遠方から見渡せる」とか「ピラミッド外壁の斜面を素手で昇り降りできない」と言い切った場合、これも文章上は断言に見えるが、言い表す内容は状況説明の条理であり断定ではない。 ここの質問は[牽索構造の公表資料]を求める問題であり国語の問題ではない。 ◆<昇降籠を大型化すれば何人であろうと乗せる事は出来る筈 - - 否定されておられるのは何故なのでしょうか?> の疑問について。 エレベータが動く動画を見れば、無理なのは誰でも判る筈。 仮に700人が乗る籠を造ったなら、上層から斜面ふもと迄達する箱体にならないか? 300人としても、高さ8mの坑道で3段籠に造っても、せいぜい30人3段として90人程度(7.2t)の籠が限界ではないか? 横幅2人がやっと並べる程度らしい坑道なので、籠を長さ方向へ大形化すると、揚程ストロークが短くなって巨石が何メートル程度しか動かないことになりかねない推察をすべきでは? 参考c の動画の第二話(初期動画を出し、画面下の演奏メニューで画面進行の赤丸を右端へドラグして第一話を強制終了させる)つまり画面の4分割メニュー画像の左上図をクリックして第二話を開始し、後半へ強制移動すると、エレベーター稼働の動画が出る。 ◆ <石材のほかに的確な錘材が見当たらない> の問題点につて。 <錘には土砂や人など何でも使用できると考える> とあるが、土砂はどこから持ってくるのか? 建造中のピラミッド上層部には土砂は無い。運んでくるとしても、石材の3倍以上の容積になり漏れない容器も必要。効率が悪く実用は不可能ではないか。 石材を使うのも、営々として運び上げた石灰岩を、一度に10個か20個を錘として降ろしてしまうので勿体ない思いがする。 読んでくれて有難う。
お礼
(ここは #1です) 質問の答ではありませんが、究明への善意の提言と受け止めます。
補足
(ここは#1です) ユーダンさんに問合せるのも一案です。 しかしユーダン氏は建築家で考古学は素人同然だし、たまたま父親のヒントによる着想が良かっただけなので、仕掛けの機械的な構造まではあまり期待できそうにありません。 その前に、日本にも専門家が多数いますので、身近な方から尋ねるのが、ものの順序でしょう。 親しみ易い学者で発信もしている吉村作治先生は、「いよいよ4月からクフ王の墓探しのプロジェクトを始める」(メルマガ「週刊作治」1月26日号)と宣言していますから、墓探しの合間にでもエレベータ構造の調べに期待するしかなさそうです。 ここの質問項に書いたとおり、Webサイトか書誌類に無ければ、そのままで構わない程度の疑問なので、回答はしなくて構いません。 質問の主意もよく読みとって下さいませ。