Hidetoshi Nakata, the two-time Asian Footballer of the Year, announced his retirement from professional football through his website.
He made a lasting impression on soccer fans when he collapsed on the pitch during his third World Cup.
The retirement announcement was made on July 4, 2006.
過去分詞?他動詞?
Nakata Says Good-Bye to Soccer Pitch
Hidetoshi Nakata, the two-time Asian Footballer of the Year, whose lying disconsolate on the pitch in his third World Cup struck soccer fans, announced his retirement from professional football through his website on Monday. Jul 4, 2006
対訳
「中田選手:フィールドに別れ」
2度もアジア年間最優秀選手に選ばれ、3度目の出場となったW杯の試合で物悲しげにフィールドに倒れこんでいる姿をファンの目に焼き付けた中田英寿選手が、月曜、自身のオフィシャルサイトを通じてプロサッカー界からの引退を表明した。 2006年7月4日
訳出のポイント
●strikeは、名詞では野球の「ストライク」や「ストライキ」などの意味がありますが、動詞では何かを「襲う」または「襲われる」という意味もあります。今回のstruckはstrikeの過去分詞形で、struck by~だけで、「~に感銘や印象を受けた」という意味になります。
●whose lyingからsoccer fans までは、直訳すると「3度目のW杯でやるせなくフィールドに横たわった姿がサッカーファンの印象に残っている」となります。そこに少し補足し、さらに、"ファンの印象に残っている" という受身ではなく "(自らの姿を) ファンの目に焼き付けた" と能動的にすることで、中田選手を主役にしたまま、文章をスッキリとさせました。
これはある有名な英語の短文集の中の一文とその解説ですが、解説に?な部分がありました。
それは、訳出のポイントのところで、この文の中の"struck"を過去分詞とみなしているところです。
後ろにsoccer fansが来ている以上、文型的にも他動詞ではないか?というのが私の考えなのですがいかがでしょうか?
もしそうでない、過去分詞で正しいというのであれば、その根拠を教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
私も質問者様やNo.1様と同様です。
whose は関係代名詞で,非制限的用法です。
文の主語である Hidetoshi Nakata を whose 以下で補足説明しています。
whose 以下をの部分を抜き出して考えると,
His lying disconsolate on the pitch in his third World Cup struck soccer fans. で,
His lying disconsolate … in his third World Cup(主語:S)が
soccer fans(目的語:O)を struck(述語動詞:V)した
「彼が3度目のW杯のピッチで物悲しげに横たわっていてことが
サッカーファンの心を打った」
という構造に思われます。
対訳の日本語はあれでよいと思いますが,struck が過去分詞形だという解説は
間違っていると思います。
struck は 関係代名詞 whose の導く節の中の「述語動詞」です。
何形か?なら「過去形」です。
自動詞か?他動詞か?なら,目的語 soccer fans が続いているので「他動詞」です。
確かに struck by ~という説明はおかしいですね。
lying は分詞として形容詞的にも、
動名詞として名詞的にもなります。
ここでは whose の後に必ずくるはずの名詞が lying としか考えられません。
lying という名詞を
disconsolate on the pitch in his third World Cup
という形容詞句が修飾し、全体として
struck(過去形)の主語となり、
soccer fans を目的語とします。
「~に感銘を受けた...」とするなら、
soccer fans struck by his lying ...
のように、fans の方が struck by ~に修飾されることになります。
焼き付けた
という能動態は英語通り訳したもので、
受身 be struck by ~をあえて能動的に訳したのではありません。
訳した人と解説を書いた人が違うような印象ですね。
お礼
ありがとうございました。 ちゃんとした本なので、解説が正しくて自分の解釈が間違っているのか?ともやもやしておりましたが、これですべて晴れました。