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ボーナスという禁煙促進策
- 報酬制のプログラムにおける喫煙者の禁煙の持続率が成果を上げたが、この「吸わないならお金をあげるよ」という姿勢のプログラムによる禁煙促進はまあ周りの人たちは認める方向にはいかないでしょう。
- 報酬プログラムの形式は90%であり、これは掛け金制を用いたプログラムのレートである13.7%よりも割合を占めた。個人的な場合や集団でのプログラムの場合において明確な差はない。報酬プログラムのグループにおける6か月間で禁煙を諦めた割合は9.4%から16%であった。
- 禁煙の辞退率は報酬制の方がデポジット制の場合よりも高い数値を示し、これは個人調査でも集団調査でも似たような結果になった。
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reward群(報酬制)は「禁煙成功時に800ドルの報酬=利益800ドル」、deposit群(デポジット制)は「最初に150ドル供託、禁煙成功時に800ドルの報酬、差し引きで利益650ドル」というモデルですね。 さらに、報酬制・デポジット制共、個人での参加(禁煙できたかできなかったかの二択)、6名グループでの参加があり、グループ参加ではグループ内での禁煙達成率(何人禁煙できたか、でしょうか)で効果を測っています。 お示しの範囲内では、reward群よりdeposit群のほうが効果が高かったと紹介しています。これらがintervention groups(インセンティブを付加した群)で、通常の禁煙指導の群(usual-care group)と比較されています。 quitはいずれも「喫煙からの離脱=禁煙成功」を意味しているようです。異なる数字が錯綜しているようですが、禁煙プログラムに申し込みをした人だけの比率と、禁煙プログラムを呼びかけられた人全員での比率が混在して書かれているためのようです。 > the quit rates in the intervention groups at 6 months ranged from 9.4% to 16% — all higher than the 6% quit rate in the usual-care group. こちらは、禁煙プログラムを呼びかけてみた人全員での比率のようです。 > Among the small proportion of participants who accepted the deposit schemes, 52% had quit at 6 months, compared with 17% of those on reward schemes. こちらは、禁煙プログラムを申し込んだ人での比率のようです。 この部分をまとめますと、Halpernら(この記事の筆者ではない)の主張では、 ・報酬制とデポジット制は通常の禁煙プログラムより禁煙達成率が高い。 ・禁煙プログラム参加者では短期には報酬制の成功率が、デポジット制を若干上回る。 ・6か月後では、逆にデポジット制の成功率が、報酬制を大きく上回る。 ということのようです。 P.S. しかし、12か月後、すなわちインセンティブが終わって6か月後には、6か月時点の禁煙成功者のうち半数が喫煙を再開していた、と続いて、Halpernの論文に対して反論が始まっているようです(ざっと読んだだけですが、最後にはかなりボロカスに貶しているような……)。
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- SPS700
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「罰金前払い制」と「奨励金制度」で前者が後者より効き目があった、しかしどっちにしても大して参加者の興味は長く続かなかった。ということだと思います。 前者は、自分の金を取り戻す、後者は人から金をもらう、と言う違いですから、この場合には、前者の方が効き目があった訳です。quit は煙草をやめることだと思います。
お礼
いつもご指導ありがとうございます。
お礼
お返事ありがとうございます。 そうなんです真面目に読んでいくととりあえず金に目がくらみ的な内容で公判パートがかなりぼろくそにけなしているので読んでいて私の知識だと結局前半部もけなしていたの?と勘違いするはめになりました。 こうしてご指導いただけましたこと大変うれしく存じます。 いつもありがとうございます。