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どうしても訳が分かりません
どうしても分からない英文があります。どなたか教えてくださいますでしょうか。自分なりに辞書やネットを駆使して調べたつもりなんですが、英語力不足のようで・・・ 1.The partnership combines the expertise of Fairtrade in delivering grassroots-based farmer and consumer empowerment in global markets, with Starbucks incentive-based program for improvement of coffee quality and farmer incomes. この文の、"delivering grassroots-based "という部分と、”incentive-based program ”という部分をどのように訳せばよいか分からないのと、文全体の構造がつかめずにいます。 2.Across the capital,20 boroughs now have Fairtrade status "Across the capital”という表現と、”Fairtrade status"をどのように訳せば良いのか迷っています。 3.people will continue to do their bit ”their bit”の部分が良く分かりません。 初歩的な内容で申し訳ありませんが、英語が得意な方、よろしくお願いいたします。
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こんにちは。お疲れ様です。 1. この問題を解くには、まず Fairtradeが何であるか理解している必要がありますよね。多分フェアトレードについてお勉強されているのでしょうから、かなりの知識がおありだと思いますが、買付業者や仲介業者に叩かれ続けている発展途上国の末端生産業者保護を目的に、消費国が中心となって、これら生産者から「適正価格」で購入しようという世界的運動ですね。その結果、最終商品の店頭価格は高くなることになりますが、生産業者の現状を消費者に知らせて理解を求めようということです。「フェアトレード商品である」とFairtrade Labelling Organizations に認証されれば、関税が下がるといったメリットもあるようです。「公正取引」と訳されることもありますが、もっと「公平価格貿易」という意味なのでしょう。特に英国で盛り上がっているようです。 ご質問文は Fairtrade Labelling Organizations のCEOの見解ですね? 「スタバとFLOのパートナーシップは、世界規模で農家と消費者にメリットをもたらすフェアトレードの専門知識と、コーヒーの質と農家の収入を向上させるスタバ独自の報償制度を結合し一体化するものである」 ・in delivering ⇒ 「Fairtrade が世界中の農家と消費者に empowerment をもたらす」の「もたらす」ですね。empowerment とは「利権」ですが、この場合「農家も消費者も得をすること ⇒ メリット」だと思います。CEOが好きそうなパワフルな単語です。 ・grassroots-based farmer ⇒ 正に「草の根 ⇒ その土地に根ざした現地農家」ということでしょう。つまり暗に「消費者からは顔の見えない生産業者」を指しているのではないかと考えます。要するに、フェアトレードの基本概念は「消費者と生産者を結び付ける」ということですね。 ・incentive-based program ⇒ スタバが独自で取り入れてきた「コーヒー品質向上に貢献してくれれば、農耕機購入補助金を出すよ」などといったコーヒー生産農家に対する「報償制度」のことでしょうね。詳細はサイトのどこかに書いてあると察します。 、、、「これらを合わせて一体化し、相乗効果を持たせる」ということを念頭に考えると、文章の構造も自ずと見てくると思いますよ。 スタバによるフェアトレード関与についてはこんなのもありますので、理解が深まることでしょう。ご参考までに。 http://www.globalexchange.org/campaigns/fairtrade/coffee/starbucks.html 2. Across the capital,20 boroughs now have Fairtrade status "Across the capital”という表現と、”Fairtrade status"をどのように訳せば良いのか迷っています。 、、、まず borough というのは、市の中の最小行政単位のことで、例えば「ニューヨーク市」はマンハッタン、クィーンズ、ブロンクス、ブルックリン、スタテンアイランドという5つの「boroughs」から成り立っています。ご質問は英国の話ですが、前述の通り Fairtrade 運動が進んでいる英国では、例えば「小売店がどれくらいフェアトレード認証商品を置くか」によって「この店舗はフェアトレードに積極参加している商店である ⇒ フェアトレード認証店」という資格を付与するということでしょう。 第三国の末端生産者に公平に利益還元するためにフェアトレード商品はどうしても一般の商品よりも高くなってしまう傾向があるのでしょうが、それでも「生産業者の現状について消費者に理解を求めながら、あえてフェアトレード商品を多く置いている」という小売店ですよね。この認証制度を borough、すなわち行政地区単位で敷いているということでしょう。なので「首都ロンドン中、今日20の行政地区がフェアトレード認証を受けている」ですかね。 3. people will continue to do their bit ”their bit”の部分が良く分かりません。 、、、「フェアトレードの思想をサポートするために、一般商品よりも多少高価であってもフェアトレード商品を選ぶことで、消費者(people)は「個人個人が受け持つ役割分担(bit)」を実行することを惜しまない」ということだと考えます。つまり「フェアトレードにおいては、消費者一人一人の小さな貢献が何よりも大事なんだ」ということでしょうね。 ご参考までに。
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- kaiyosei
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empowerment について どうも empowerment について意見が別れているので、補足させてもらいます。 No.1 の方が「権力譲渡」と訳したのは勘違いだろうと思っていたのですが、No.2 の方が「利権」や「メリット」、No.4 の方が「「deliver ... empowerment」で「・・・への権力移譲を行う」でも良い」等とおっしゃっているのをみると、empowerment が解釈の難しい単語ということになりそうです。 しかし、この文脈における empowerment は私にははっきりしていると思われます。 一方の側に資本家、大企業があり、他方に農夫や消費者がいます。そして、農夫や消費者は一般に力が弱い、または、弱い立場にあると考えられています。 「フェアトレード」という組織が行っているのは、この農夫や消費者の立場を強めること・地位を向上させること・力を増大拡大すること、でしょう。 「権力移譲」「権力譲渡」はこの場合訳語として適切ではないと思います。 ここは重要なポイントなので、私としては譲れません。 「フェアトレード」は長年こうした活動に従事してきた結果、それに関する専門知識・ノウハウ・知見を蓄えるに至っています。 問題の文は、 この「フェアトレード」の長年の経験から蓄積された専門知識・ノウハウ・知見が、今回の協力関係・提携・パートナーシップによって、スターバックスの報奨制度と合体することになり、双方にもメリットがあり、メデタシメデタシといったニュアンスの文章です。
お礼
重ねてご回答、ありがとうございます。 empowermentについいては、みなさんのご意見を参考にさせていただいて、文脈からも、kaiyoseiさんのご指摘の通り >農夫や消費者の立場を強めること・地位を向上させること・力を増大拡大すること が、ニュアンス的には最適なんじゃないかと私自身も思っているところです。英文を訳すというのは、改めてとても難しいなと思いました。 今回たくさんのご意見をいただいて、私も何度も文章と見比べているうちに、文の構造がハッキリして、意味も理解できるようになりました。とてもスッキリしました。ありがとうございました。 この先もフェアトレードについて情報を集めていくと思うので、またどうしても分からなくなったときにはお世話になるかもしれません。そのときにはよろしくお願いいたします。皆様ありがとうございました!
- googoo1956
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下記の部分の解釈が難しいですね。きちんとした裏付けのある解釈をしたいものです。 >in delivering grassroots-based farmer and consumer empowerment in global markets まず「expertise (of ~) in ...」の部分を「(~が持っている)・・・に対する知識」と訳すことに問題はないでしょう。「Fairtrade」は大文字ですので、組織名を表す固有名詞だと考えられます。 次に「deliver 人+物」という形で「人に物を与える」と考えることもできますが、ここでは「farmer and consumer」を「deliver」の目的語と解釈することには無理があります。 それは「farmer and consumer」に冠詞の「a」がついてもいなければ「複数形」にもなっていないからです。「無冠詞」の名詞は、No.1さんが述べているように「empowerment」にかかる「形容詞的な働き」をした方が良いでしょう。 「deliver 」には「to do or provide the things you are expected to」という意味がありますので、日本語にすると「~を果たす、達成する、実施する」という訳が当てはまります。 そして「empowerment」には「権力移譲」という意味がありますので「deliver ... empowerment」で「・・・への権力移譲を行う」でも良いのですが、「empowerment」には「地位の向上」という意味もありますので、ここでは「・・・の地位を向上させる」と訳してみます。 1の英文の訳です。「その連携は『フェアー・トレード(という組織)』が持っている、彼らが草の根のレベルで行ってきた世界市場における農家や消費者の地位を向上させるための取組みについての知識と、『スターバックス』が実施しているコーヒーの品質と農家の収入を向上させようとする報奨金制度の計画とを結びつけるのです。」 ご参考になれば・・・。
お礼
詳しい解説をしていただいて、どうもありがとうございます。 Fairtradeと大文字で書かれていることについてなんですが、これはおそらく、組織名を表しているのではなく、「フェアトレード運動」そのものを強調して書かれているのではないかと思うんです。なぜかと言えば、この記事はフェアトレードの情報サイトに掲載された記事であり、他の記事についてもフェアトレードの記載はすべてFairtradeと大文字になっていて、そのことからしても、文脈からもやはり強調の意味で書かれているんだと私は解釈していたのですが・・・。しかし、このことについては私が記事について情報を詳しく載せなかったというか、もとのURLを載せていればもっとみなさんに分かりやすかったかなと反省しています。。 文法や文の構造については私は本当に苦手なので、分かりやすく解説していただいて本当に助かりました。これはもう、文法を一からやり直した方がいいかなと思っています。 本当にありがとうございました!!
補足
今更遅いかとは思うのですが、一応この記事のURLです。。 http://www.fairtrade.org.uk/resources/fair_comment/winter_2008/top_news.aspx
- kaiyosei
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文法的な解説は No.1 の方がすでにされているので、自分は訳の方を参考までに。 (なお、empowerment を No.1 の方が「権力譲渡」と訳しているのはおそらく勘違いと思います) 1. この協力関係は、世界の市場で農夫や消費者らの「草の根」の力の増大に貢献するフェアトレードの知見と、コーヒーの品質と農夫らの受け取る収入の向上を図るスターバックスの報奨制とを結びつけるものだ。 2. ロンドン全体では、現在、20の区が「フェアトレード・ステータス」を有している。 3. 人々は自分の務めを果たし続けるでしょう。 疑問があれば再度質問してください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、expertise of Fairtrade を「フェアトレードの知見」ということなのですね。 expertise を辞書で引くと「専門的技術」などと出てきましたが、それでは意味が通らずに迷っていました。今、再度よく見てみたら最後の方に確かに「見解」という意味でものっていました。empowermentはつまり、農夫と消費者が力をつける、地位を向上させるという意味合いでよろしいのですね? 2、3についても、おかげで理解が出来ました。 本当に、ありがとうございまいした!!
- go_urn
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こんにちは! 初歩的どころか、難しいご質問だと思います。 The partnership combines the expertise of Fairtrade in delivering grassroots-based farmer and consumer empowerment in global markets, with Starbucks incentive-based program for improvement of coffee quality and farmer incomes. (1)この文の、"delivering grassroots-based "という部分と、”incentive-based program ”という部分をどのように訳せばよいか分からないのと、文全体の構造がつかめずにいます。 ● deliver は意外に多義語なんですよね。この場合、empowerment を目的語にしています。つまり deliver grassroots-based(=形容詞) farmer and consumer(=形容詞)empowerment(=名詞)です。 直訳すると、「草の根的な、農家と消費者への権力譲渡を行う」となります。○○-based というのは、名詞を形容詞化するアバウトな手段としてよく使われ、日本語の、~的と似ています。 文全体の構造は、combine A with B です。AとBを結びつけること、ですね。Aが長くなると、見落とす場合が多くなります。 combines 【A:the expertise of Fairtrade in delivering grassroots-based farmer and consumer empowerment in global markets】 with 【B:Starbucks incentive-based program for improvement of coffee quality and farmer incomes】. です。 言いたいことは、農家の自主性にまかせるやりかた、と、スターバックス的な、これやったら儲かりまっせ的な、やる気(incentive-based)を掻き立てる方式をほどよく調和させるということです。 (2)Across the capital, 20 boroughs now have Fairtrade status. ●across は http://eow.alc.co.jp/across/UTF-8/ の前置詞3の意味です。「その首都全体で」ということです。borough は行政区です。東京の区みたいな...。Fairtrade statusは「フェアートレイド基準を充たしている」ということでしょう。ISO 基準を充たしている、といった感じ... (3)People will continue to do their bit. ● do one's bit で「本分を尽くす、自分の割当分を行う」というイディオムです。do one's share と似ています。 以上、ご参考になれば幸いです!
お礼
丁寧に説明していただいて、ありがとうございました。大変助かりました! >deliver は意外に多義語なんですよね。この場合、empowerment を目的語にしています そうなんですね~、deliverにたくさん意味があることを、今回はじめて知りました。 >○○-based というのは、名詞を形容詞化するアバウトな手段としてよく使われ、日本語の、~的と似ています。 これもはじめて知りました。○○-basedというのはよく目にしますので、すっきりしました。 >文全体の構造は、combine A with B です。AとBを結びつけること、ですね。Aが長くなると、見落とす場合が多くなります。 なるほど、確かに文章が長かったので見落としてました。これが分かるとすんなり訳せますね。 >Fairtrade statusは「フェアートレイド基準を充たしている」ということでしょう なんとなく頭で意味は分かっているのですが、具体的に日本語でどう言い表せばよいのか思いつかなくて・・なるほど!こういうことか!と納得しました。英語力だけでなく、日本語力も必要だと実感させられました。 >do one's bit で「本分を尽くす、自分の割当分を行う」というイディオムです なるほど、知りませんでした><これは自分の調べ方が悪かったのか・・ これからも必要になったときの為に覚えときたいと思います。 本当に、助かりました。どうもありがとうございました!!
お礼
ご指摘の通り、現在フェアトレードについて勉強しており、国内外の情報を集めていたところ、このニュース記事にたどり着いたというわけです。 文法的なことだけでなく、フェアトレードに関する情報や背景なども含めて説明していただいて、とても勉強になりました。 empowermentを「メリット」と解釈すること、grassroots-based farmerを、「消費者からは顔の見えない生産業者」と解釈することなどは、フェアトレードの背景なども全部含めて考えてのことですよね。スターバックスの報奨金制度のことについては知りませんでした。それについて知っていたらもうちょっとスムーズに解釈できたのにな、と思っています。調査不足でしたね。。 また、borough、bitについてもフェアトレードに絡めて解説していただきまして、本当に助かりました。理解が一段と深まったと思います。 貼って頂いたURLも参考にして、いろんな意味で勉強したいと思います。 本当にありがとうございました!