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猿田彦の尊

道案内をする猿田彦の尊とは天狗の事ですか? 日ユ同祖論ではユダヤの宗教者となっていますが。

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  • kagakusuki
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回答No.1

>道案内をする猿田彦の尊とは天狗の事ですか?  いいえ、「天狗」という言葉は元々は中国において凶事を知らせる流星を意味するもので、「天の狗」(てんのいぬ)と書かれている事からも判るように、4足歩行の獣の姿をしていて、鼻の大きな人の形をした神とされている猿田彦命とは似ても似つかないものです。  日本において「天狗」という言葉が使われたのは、日本書紀における舒明天皇9年2月(637年)に大きな流星らしきものが天空を横切った際に、唐から帰国した学僧が「流星ではない、これは天狗である」と言ったのが最初です。  この頃の「天狗」は「てんぐ」ではなく「あまつきつね」(つまり天狐の事)という読み方がされていて、しかも、唐から帰国した人物が流星と思われるものをそう呼んだのですから、中国における獣の姿をした天狗の事であると考えられます。  その上、その最初の記録の後には、ずっと時代が下った平安時代になるまで「天狗」という言葉が文献に見られる事は無かったのですから、現代に伝わっている鼻の高い妖怪としての天狗のイメージは、かなり後の時代になってから生まれたものだと考えられます。    それに対し、猿田彦命の方は712年に完成した古事記において、天皇家が成立するはるか以前の事とされる神話時代の話の中に登場しています。  この頃はまだ鼻の高い妖怪としての天狗は存在していなかったと考えられますから、猿田彦命は天狗などではないという事になります。 【参考URL】  天狗 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%8B%97  サルタヒコ - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%92%E3%82%B3  天狐 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%8B%90  

krya1998
質問者

お礼

詳しく、且つ、典拠由来までご説明くださり、正にそうだったのかと鱗が落ちます。 有難うございました。 修験道や修験者の格好に習合しているようですが、まぁ結局後世の絵つむぎなんですね。 有難うございました。

krya1998
質問者

補足

人間の文化っていろんな事や物が変化したり、習合されたりしながら伝わる宿命なんですね。 だから何かとややこしくなる。仕方ないですよね。 有難うございました。

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