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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:イスラエルの日本人DNA調査その後 (日ユ同祖論))

イスラエルの日本人DNA調査その後 (日ユ同祖論)

このQ&Aのポイント
  • 2007年にイスラエルが日本人のDNA鑑定を行い、ユダヤの血が濃い日本人をイスラエルに移住させる計画が進められましたが、日本政府の要望により調査は停止されました。
  • 日ユ同祖論には過去の大日本帝国謀略機関による工作が混入しており、証拠や状況証拠が揃っていますが、すべてが謀略工作とは言えない状況です。
  • 質問者は、調査結果や最近の展開についての情報だけでなく、感想や希薄な情報も募集しています。

質問者が選んだベストアンサー

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  • taoyuany
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回答No.2

追加質問頂きましたので以下簡単な回答と、十支族についての最新情報がありましたのでお伝えさせて下さいませ。 質問者様のご考察通り可能性としては10万人近く居た日本人の中に十支族が移民した可能性はDNA検査では否定出来ません。 しかし、肯定もできません。これは現在DNA内に痕跡が発見されていないためで、これは今後サンプル数をもっと増やせば見つかる可能性もあります。 ただ、先述させていただきましたように日本には十支族が来たとされる紀元前700年のさらに1万年以上前から縄文人が暮らしていたため、イスラエルの十支族は日本人の直接の祖先ではないという事は現代では明確になっています。 ニコラス・マクラウドが唱えた説は 「日本は十支族が来たとされる紀元前700年頃には未開の地で、十支族が日本人の基となった。」 であり、縄文人の遺物が多数見つかっており、年代測定の進んでいる現代の歴史認識とは真逆です。ニコラス・マクラウドが唱えたのは彼が来日した1870年代での仮説であり、現在の論証に耐えうるものではありません。 ・さて、日本に来ていないとすれば十支族はどこに行ったのでしょうか? こちらも日本のオカルト界がDNA検査結果を無視して今でも日ユ同祖論をやっている間に世界はどんどん進んでいます。 もしかして、質問者様はイスラエルの情報なんて入手できないと思われていらっしゃいませんか?イスラエルの失われた10支族に関する調査機関Amishavは公式ページを持っていて現在の活動を宣伝しています。 なんか拍子抜けですが、そこで現在進んでいる活動としては 1)ベーネイスラエル(インド) 現地でもイスラエルの子どもたちと呼ばれる民族で、イスラエルはここでDNA検査を継続的に行っています。 2)ベータイスラエル(エチオピア) 現地語でエチオピアのユダヤ人と呼ばれている地域で、既にイスラエルから帰還法認定を受け移民が可能となっています。 3)イボ語のユダヤ人(ナイジェリア) この地域ではユダヤ暦を採用し、出産後の割礼などユダヤ教の影響が色濃く残っています。 4)パシュトゥン人(アフガニスタン) 失われた十支族の物語と全く同じ物語を共有しており、ユダヤ教聖書が伝わっている。 この4箇所が十支族の末裔が色濃く残る地域としてほぼ確実となりつつあります。 Amishavもそう書いていますし、イスラエルの国家認定受けて帰還法の対象となってる地域もあるのでほぼこれで決まりでしょう。 要するにユーラシア大陸の端の日本まで来ないで、割と近い所に散ったわけですね。 当たり前と言えば当たり前なのですがファンタジー性を求める観点からすれば少し残念ですよね。 さて、質問者様も御自分でお調べされたいと思いますので以下文献を貼らせていただきます。 Amishavの公式ページ(英語版) http://www.shavei.org/?lang=en ユダヤ人の十支族、神話と現実(英語) http://www.e-pao.net/epSubPageExtractor.asp?src=leisure.essays.Isaac_Hmar.The_Jewish_Connection_Myth_or_Reality 失われた十支族 wikipedia(英語) https://en.wikipedia.org/wiki/Ten_Lost_Tribes Amishavが海外で行っているDNA調査その後 2015.4月の記事(英語) http://www.e-pao.net/epSubPageExtractor.asp?src=leisure.essays.Isaac_Hmar.The_lost_and_found_Jews_in_Manipur_and_Mizoram 全部英語ですがちょっとずつ翻訳していけば正しい最新の情報に出会えると思います。 以上質問者様の参考になれば幸いです。

jipan
質問者

お礼

どうもありがとうございました。 他の地域に移住した形跡があるにしても、引き続き日本への「ユダヤ渡来説」は生きてると思います。 かといってそうだと決めつけるつもりもありませんが。

その他の回答 (1)

  • taoyuany
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回答No.1

基礎的な話からさせていただいた方が理解が早いと思います。 祖先を辿る場合、父系を辿るY染色体調査と母系を辿るミトコンドリア調査があります。 これらを調査し特徴的な因子でグループ分けしたものをハプログループと言います。 日本人の主なハプログループは D1b 約40%、O2b1 約25%、O2b* 約10%、O3 約15%、その他10%です。 日本人の四割近くを占めるD1b(Dグループ)は約3.8万年前に発生しました。 このDと近いグループはEグループで、チベットやアフリカ、中東などで見られます。 すわ!これが日ユ同祖論だ!と飛びつくのは気が早いのでして 実はDグループとEグループが分化したのは 5万年 以上前であり、 ユダヤ教が成立し、ユダヤ人という認識が発生した紀元前1280年(3300年前)とは桁が違うのです。 我々の先祖はアフリカの大地溝帯で発生し、徐々にその人数と支配地域を増やしていきます。 DとEグループの共通の祖先が生まれたのがアフリカ北東部で約6万年前です。 つまり、まだアフリカから出ていない時は一緒だったんですね。 ここからチベットを通って日本に来た説とインドを通った説があるのですがその頃にはもうアフリカ・中東に残ったEグループとは別れてしまっています。 ユダヤ人の国家であった北王国が滅亡し、失われた10支族というのが発生するのは紀元前722年です。 そのずーっと前である紀元前1万3,000年前から日本人は縄文文化を作り上げていました。 人口も紀元前700年頃には約10万人前後は居たと推定できるため、 紀元前700年頃に失われた10支族がもし日本へ辿り着いたとしても 非常に薄い血しか残せなかった可能性が高いです。(主流とは成り得なかった) よって、相当前(アフリカに居た頃)は同じ先祖を持っていましたが、ユダヤ人が迫害されてから日本に来て、日本人の直接の祖先になったという説は現在明確に否定されています。 そもそも日ユ同祖論を唱えたニコラス・マクラウド(ノーマン・マクラウド)は Parfitt, Tudor (2003)によると彼はユダヤ教の宣教師であると書かれています。 その宣教の方便として日ユ同祖論を唱えたのではないかと想像できます。 以上質問者様の参考になれば幸いです。

jipan
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 「失われたユダヤ10支族」が日本に渡来していたとしても、その痕跡が現代日本人のDNA面に現れているはずはない、というご回答ですよね。 私もイスラエルがDNA鑑定をやり始めたのを聞いて随分驚いたもんです。 「日ユ同祖論」を文字通り解釈すれば日本人とユダヤ人が同じ祖先を持つということですもんね。DNA的に。 しかし文化面で古代日本にユダヤが直接作用した痕跡がいくつも「ある」と言えばありますので、引き続き「ユダヤ渡来説」は生きてると思います。