ちょっと??ですが、
いわゆる揚げ物がほぼそれにあたるのでのではないでしょうか?
例えば龍田揚げですが、これは片栗粉(まあ、市販されているものは馬鈴薯澱粉です)を肉にまぶして油で揚げる料理ですが、水に溶かして塗るわけではありませんが、肉や漬けダレの水分を吸って肉の周りに付く分ですから、同じようなものと考えても良いかもしれません。また、天婦羅なども薄力粉の主成分は澱粉ですから近いものといえるのではないかと思います。
澱粉そのものには取り立てて味というものはありませんが、唾液と混じり合うことによって澱粉が唾液中の酵素(アミラーゼ)で分解されることで糖になり甘みが出てきます。
葛餅をご存知でしょうか?本来は葛といういう植物の根からとる澱粉で作る物ですが、現在では馬鈴薯澱粉(ジャガイモからとる澱粉)で作ります。ほぼ澱粉と水だけでできているので味を確かめるにはこちらを糖蜜などなしで食べてみればいいでしょう。また、葛湯(これも本来は葛からとったくず粉)でもいいでしょう。これは澱粉を湯で溶いて糊状にしたものです。まぁ、片栗粉で代用する場合がほとんどです。
ちなみに片栗粉とは本来カタクリという植物(湿地帯などに自生する植物で小さな紫の花を咲かせる草花ですが、見た目に反して大きな根を持っていて、そこから澱粉が取れます)からとるのですが、葛粉同様で馬鈴薯澱粉から比べるとはるかに高価なので、一般的には使われません。
さて、油で揚げるという料理法は加熱の際に食材の水分を飛ばして、油と置き換えることとうまみ成分などは衣で内部にとどめることが目的の調理法ですので水分を保つことはできないでしょう。また、ゆでるという調理法も澱粉が溶け出してしまうので無意味かと思われます。もう一つ焼く(ソテーも含む)では衣の部分で旨味などを保つことと、澱粉が主体となる衣を焼くことでクリスピーな歯触りを得ることが目的かと思われます。
また、別の見方では餃子や焼売のようにあらかじめ、澱粉を主体とした皮を作っておき、内部に肉や他の素材を詰め込み、隙間がないように包んでから調理するという方法がありますが、こちらは水分も含め内部の具材から出た旨味を逃がさない為の調理法と考えられます。イタリア料理のラビオリなども同じ考え方であると思われます。こちらは予め十分に丈夫な皮を形成しておくので、調理方法は茹でる・蒸す・焼く・揚げると範囲が広がりますね。
まぁ、ざっとこんなところでしょう。
澱粉とコーティングというキーワードで思いつくまま書いてみましたが、外していたらごめんなさい。
補足
ご回答ありがとうございました。 私は、素人ですので、全くわからないのですが・・・ No1様のご回答などでは「葛湯(これも本来は葛からとったくず粉)でもいいでしょう。これは澱粉を湯で溶いて糊状にしたものです。まぁ、片栗粉で代用する場合がほとんどです」となっています。 上記の「葛湯」は、澱粉が湯に溶けている状態だと思います。 No.4様のご回答の「澱粉が水に溶けない」とは、どのような意味でしょうか?