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瀬戸内寂聴のおすすめの本について
瀬戸内寂聴のおすすめの本について 教えて下さい。 この著者の、この本を読むとハマルみたいなのをお願いします。
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>1956年、「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞を受賞。その受賞第1作『花芯』で、ポルノ小説であるとの批判にさらされ、批評家より「子宮作家」とレッテルを貼られる。(Wikipedia) 瀬戸内寂聴はポルノ作家です。しかもきわめて上質のポルノ作家で、源氏物語をはじめ日本の古典をことごとくポルノの中に取り込もうとした空前絶後のポルノ作家です。ポルノを心の底から味わい楽しめる人のはこの作家以上にいい作家はいないでしょう。 という訳で私も彼女の作品をずっと追っかけてきました。リアリティのあるポルノを読みたければ彼女の現代ものを読めばいいでしょう。観念として至上のポルノを味わいたければ源氏をはじめ、中世炎上のような古典に題材をとった作品がいいでしょう。 しかし何と言っても作家は処女作です。最初に出した『花芯』、同時期の『黄金の鋲』をまず読んでみてください。肌を合わせたようなシットリ感があったら、あとは手あたり次第どれでもますますのめりこませてくれます。 くれぐれも言います。瀬戸内寂聴はポルノ作家です。ポルノを至上の文学と感じうる人だけに進めます。