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太陽の恵みについて
最近、改めて太陽の恵みを感じているのですが、生命にとって太陽は無くてはならないものなのでしょうか? もし、そうだとすると、どのような恩恵を受けているのでしょうか? 生命科学に全く無知なので、よろしくお願い致します。
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>生命にとって太陽は無くてはならないものなのでしょうか この御質問で厄介なのが「生命」という言葉です。 実はこの言葉は生命科学つまり生物学の世界でもこれを「生命」という定義がされていません。 生物学の世界では取りあえず細胞なるものを最小単位の生物つまり生命があるものとしています。 ここで厄介なのがウイルスなるものです。 今も韓国などでMERSと言って大騒ぎになっていますがこのウイルスです。 ウイルスというものは、自分自身の細胞というものを持っておらず、他の生き物の細胞に間借りしています。 この為に非細胞生物とか生物学的存在とか言われています。 とまぁ~科学の世界でやっていくとドンドン分からなくなっていきます。 平たい話が「いのち」て何よ、ということです。 言葉の定義はさておいて、地球の上にいる生き物と太陽とどっちが古いか考えてみて下さい。 天文学や地学の世界では太陽の方が古いとされています。 これから考えますと太陽があるから生き物が生まれたと言えます。 太陽があることを前提として生き物が生まれたとも言えます。 逆に言いますと太陽が無い所に生き物が生まれるのか生まれないのか、ということになります。 これを知ろうとして盛んにロケットを飛ばして惑星だのなんだのから土を持って帰ってきています。 今のところ何も分かっていません。 ご質問への答えは分かりませんということになります。 地球上で生物と呼ばれるものは化学の世界からみますと炭素が骨格になった化合物です。 もしケイ素を骨格とした化合物に「いのち」が宿りますと、石がドンドン育ったり、子供を生んだりということになります。 ケイ素が骨格になったものでもシリコンゴムという柔らかいものもありますから、身の回りにある石ころの形である必要はありません。 少なくても今の炭素が骨格になったものより熱や薬品には強い生き物が出来上がります。 ヒョットすると今も広い宇宙のどこかにいるかもしれません。 ここまで話を広げなくてもトンボや金魚やお花や人間は少なくともお天道様なしでは生きてはいけません。 太陽の恵みといいましても、砂漠地帯へいくと時には恐怖です。 コーランにも地獄がありますが、全て炎熱地獄です。 ものみな凍る氷結地獄はありません。 地球温暖化で北極の氷が減ってきていますが、ホッキョクグマが困っています。 彼等は氷なしには生きていけません。 北海道のヒグマも人間のせいでシカやサケが減ってしまい、今ではは木の実など草食になってしまっているそうです。 ロクに草も木もない北極ではホッキョクグマはこういう訳にいきません。 参考 ヒグマの食性を明らかにする安定同位体分析 www.jrias.or.jp/books/pdf/201506_RIJYUKU_MORIMOTO_MATSUBAYAS... 雨が降らないと人間は困ります。 そのくせ天気が悪いといいます。 お天道様の恵みもなにもほどほどということですかね。 答えにならずにスミマセンでした。
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- kagakusuki
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陸上や水中などといった地球の表面に生きている生物は様々な太陽の恵みを受け取っています。 例えば、地球の表面で生きている生物の場合、その殆どは植物が光合成によって作り出した糖分を酸化した時に発生するエネルギーを大元のエネルギー源としています。 又、地球表面から宇宙空間に向かって、遠赤外線の形で常に熱が放出され続けていますから、太陽光が地表を温めなければ、地球の表面は凍りついて生物が生きて行くのには不適な環境となってしまいます。 又、海水が太陽光によって温められる事によって、海面から水が蒸発し大気中に適度な湿り気をもたらし、その水蒸気を含んだ空気が、大気の循環によって陸上まで運ばれて、雨の形で陸上にも水を供給します。 そして、雨によって陸上にもたらされた水が陸地を浸食する際に、土壌や岩石の中に含まれているミネラル分が水の中に溶け込み、川の流れによって海に運ばれる事によって、沿岸に近い所に生息している海の生き物にミネラル分が供給されます。 その大気の循環も又、太陽光によって大気が温められて対流する事によって生じています。 又、風は植物の多い所で多く作られている酸素を世界中に速やかに拡散させる働きや、動物の呼吸や火災等によって発生した二酸化炭素を速やかに拡散させて、森林の植物や、海中の植物プランクトンなどといった光合成を主に担っている生物の所へと速やかに運ぶ働きもします。 又、風は海流も生み出し、その海流によって海洋での物質の大循環が起こり、ミネラルや栄養、酸素などといった生物にとって有用な物質が、世界中の海域に運ばれます。 又、植物の中には花粉や種子を広範囲に撒き散らす際に風を利用しているものもいますし、一部の蜘蛛の様に風に乗って空中を移動し、広範囲に子孫を拡散させているものもいますし、渡り鳥や回遊魚なども風や海流の流れを利用する事で移動に要するエネルギーを節約しています。 又、大気の対流によって上昇気流が起こり、それによって積乱雲が発生しますと、雷という空中放電が起きる様になりますが、この雷の大電流が通過した場所は高温となるため、空気中に含まれている窒素と酸素が化学反応を起こし、窒素酸化物が生じます。 一回の雷でトン単位の窒素酸化物が生じ、この窒素酸化物が植物の成長に欠かせない窒素肥料となります。 又、この窒素酸化物が植物に吸収されて、植物の体内でアミノ酸を作る原料となります。 一部には空気中の窒素を植物が利用できる化学物質に作り変える働きがあるバクテリアも存在しますが、その様なバクテリアによってもたらされる窒素は全体から見ますと極少ない割合に過ぎず、地表の生物が利用している窒素の大部分は雷によって作られたものです。 又、人間を始めとする地上の生物の多くは、太陽光に含まれている紫外線を吸収する事で、体内でビタミンDを作り出しています。 しかし、この様な太陽の恵みを受け取っているのは陸上や海中などといった地表に生きている生き物の場合であって、地球には太陽の恵みを使わずに生きている生物も大量に存在しています。 回答No.5様が仰っておられる様な、海底下から湧き出して来る熱水に含まれている化学物質をエネルギー源としていて、太陽エネルギーに依存しない生態系も存在していますが、太陽とは無関係な生態系は、そんな極狭い場所に限定されているものなどではありません。 その様な熱水に溶け込んでいる化学物質は、地下に元々存在していたものの極一部が水流り運ばれて海底から噴出したものです。 という事は、地中には熱水鉱床の周辺など比べ物にならないほど大量の化学物質が存在しているという事になります。 そして、地下の深くにはそういった化学物質をエネルギー源としている微生物が大量に存在しているのです。 一見すると岩石は硬い塊の様に見えすが、その内部には多くのひび割れや鉱物粒子同士の観劇などといった隙間が存在していて、そういった微小な隙間の中に前述の微生物(単細胞生物)が暮らしています。 そういった微生物は、岩の割れ目や鉱物粒子の隙間を伝って、マントル層などの地球の奥深くから滲みだして来る化学物質を使って体内で化学反応を起こし、その時発生するエネルギーや物質を利用し、化学反応によって生じた物質の内、不要なものは細胞外に排出しています。 そうして地下の一番深い所で生きている生物が排出した物質を、それよりは少し上の層に居る生物が吸収し、また別の化学反応を用いてエネルギーと栄養を作り出し、また別の化学物質を不要なものとして排出します。 そうして出来た別の化学物質を、そのまた上の層に居る微生物が利用し・・・・・ という事が繰り返される事で、深さによって異なる生物群がそれぞれ異なる生態系を作り出しています。 あまりにも深い所では地熱の温度が高過ぎて、その様な生物でも生きて行く事は出来ませんが、それでも地下5kmくらいまではその様な生態系が広がっていると考えられています。 地上では生物が存在しているのは地表面に非常に近い領域が主で、空中には鳥などが一時的に飛行しているだけで、高空には生物は殆ど存在しません。 海中でも、光の届かない深海では光合成をする植物が存在しないため、餌となるものが殆ど無く、そのため海中の殆どの領域では生物が極稀にしか存在しません。 それに対し、地下の岩盤の隙間に存在する微生物は岩石の中のどこにでも存在しているため、地表の生物などよりも圧倒的に量が多く、地上や水中で暮らす生物と比べて、総重量で10倍ほども存在していると考えられています。 つまり、地球の生物の大半は地球の奥深くから滲みだして来る化学物質という、言わば地球の恵みによって生きているのであり、太陽の恵みによって生きているものの方が少数派に過ぎないという事になります。 【参考URL】 三菱電機 > from ME > DSPACE > コラム:読む宇宙旅行 > 太陽がなくても生きられる?ー地下生物圏と宇宙生命 http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c1011_1.html 地下生物圏 - 理学のキーワード — 東京大学 大学院理学系研究科・理学部 https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/06/02.html 地下環境と微生物 -地中温度の変化が生物圏へ与える影響について- http://grsj.gr.jp/ghts/symposium/020913seminar/naganuma.htm 2 . 地下圏生物学:海底下の「海」における生命活動の解明 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu5/006/siryo/03122401/012/003.pdf
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いやはや、随分、奥の深い色々な情報をありがとうございました。非常に興味深く拝見しました。岩石の中にも生命は居るんですね。驚きました。再度、勉強になりました。ありがとうございました。
- darknes2000
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太陽だけでなく恒星系に生きる全ての生命は恩恵を受けてます。 恒星がなければ光がないだけでなく隕石がぶつかっただけで宇宙を放浪する ハメになり流浪の星となります。宇宙にはそういう星も数知れずあります。 実際に目にするには技術が足りませんが。 人間もそうです。太陽がなければビタミンDを体内で構成できずに食物のみで接種しないといけないので 膨大な食糧を口から得ないといけません。酸素だってそうです。 光合成を植物がすることで酸素が構成されてるので、地球が宇宙の奇跡と言われるのも 太陽の熱と光が丁度いい環境だからです。
お礼
そうですか。やはり、お天道様なんですね。有り難く思っております。ありがとうございました。
- qwe2010
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地球上のほとんどの生き物は、太陽があるから、存在しています。 しかし例外があります。 深海の熱水噴出孔周辺は、生物活動が活発であり、噴出する液体中に溶解した各種の化学物質を目当てにした複雑な生物社会が成立して。 有機物合成をする細菌や古細菌が食物連鎖の最底辺を支え、そのほかチューブワーム・二枚貝・エビなどがいます。 これらは、太陽と関係なく、生きています。
お礼
確か、テレビで見たことがあります。そういう考えもあるんですね。ありがとうございました。
太陽が無ければ、私たち人類は確実に死に至りますよ と、言うのも宇宙には、銀河宇宙線が飛び交っていますが それを、太陽から出る太陽風がブロックし、地球に降り注ぐ量を 抑制している事により、地球の生命体を守っています 宇宙線の威力は強大で生物の細胞に直接当たれば 細胞はひとたまりもなく破壊されてしまうとの事です
お礼
なるほど、宇宙線ですか。そんな恩恵も受けているのですか。やはり、ありがたい存在なんですね。ありがとうございました。
- iikizunakibou
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太陽が無ければ太陽の引力の影響で形成され、太陽の周りを回っている地球もない。生命どころか何にもない宇宙空間のままということだと思います。
お礼
そういう考え方もあるんですね。なるほど、ありがとうございました。
太陽だけで考える事は出来ません・・ 宇宙にある全てのものが・・そして太陽系・・地球にある全てのものが調和しているから成り立ってるのです・・ 太陽だけでは何にもならない・・ 植物は光合成をし 酸素を生み出します 動物は酸素を供給して二酸化炭素を生み出します・・ 水は酸素と水素で出来ています 太陽光で暖められ蒸発し雲になり浄化されて地上に戻ります・・・ ・・・・有り過ぎて 何処から説明し 何処まで回答すれば・・・って処が判らないくらい・・・ とにもかくにも「全てが調和」・・この一言のみ・・・
お礼
なるほど、全てが関係しているわけですか。そのあたりの線引きが難しいかもしれませんね。ありがとうございました。
とても興味深い質問ですね。 私もすごく気になりました。 私も文系学部卒業で、素人なのですが… 色々考えると究極的にはどうなのか? 気になります。 私の想像では 太陽・或いは太陽に取って代われる熱源・光源は 地球の生命においては必須ではないかと思います。 (ただし。他の惑星、太陽や恒星の光が全く届かない惑星に生物がいた場合… 太陽に取って代われる熱源・光源が必要ではないか? というこの想定は 完全に覆されるでしょう。ワクワクしますね!) 深海魚などは太陽の届かない場所に住んでいますが、 彼らの食糧は、プランクトンや他の生物の死骸などだったと思いますし(←うろ覚えの怪しい知識です) そのプランクトンや「他の生物の死骸」は、恐らく海の上層部(太陽の光が届く範囲)で生息していたわけです。 生息に必要な温度の環境もありますね。地熱(海底火山みたいなやつ)の他に、太陽からの熱も海は吸収します。 食事だけでなく、そういった部分からも生活に必要な環境として、 海の上層部に住む生物は、太陽(や太陽と風による熱の対流)の恵みを受けている訳です。 プランクトンを含め、そんな彼らが死んで深海まで沈んだ場合… 深海魚の餌になりますよね。 深海魚自体は、太陽が届かない場所で生きているので目が退化していますが、 食料の面で間接的に太陽の恵みを受け取っている訳です。 たぶん、そうです(専門外なので…汗) 次に洞窟を考えました。 深くて長い、大きな洞窟です。 深海のような食物連鎖を避けて考えるために コウモリさえやって来ないような規模の深さで考えました。 時々、テレビで無生物状態に見えそうな 深い洞窟を放送しているのを見かけますが それでも… 微生物くらいはいる気がしますよね。 (根拠のない、私の勝手な感想ですがw) 洞窟って、ところどころに水がある場合が多い気がします。 そういう水は、【地上の雨】が洞窟上部の岩(の隙間)をつたって流れ落ち、鍾乳洞ができる訳ですが… そういった水をもとに微生物がいた、と【仮定した場合】 洞窟内の水たまりを作るきっかけとなる【地上の雨】を降らせるのに、太陽は関係があります。 海や川・湖などが太陽によって温められて水蒸気となり、雲ができ、地上に雨として降るからです。 もちろん、台風などのように【風で海水・水蒸気をまきあげ、雨として循環させる】という事もあると思いますが…。 もし、一見 暗くて無生物状態に感じられる場所に 微生物がいたとしたら… (微生物の発生環境に詳しくないので不確かですが) 微生物が発生しやすいのは水場だと仮定すると 洞窟内に水がある場合、降雨という点から、 真っ暗な洞窟内の微生物は、太陽の恵みを受けているのだと思います。 しかし 仮に【地球上の生命にとって太陽は必須】と100%言えたとしても、 【太陽があるから、必ず生命がいる】とは言えないと思います。 砂漠に生息する生命(爬虫類など)はいますが、 塩分が濃すぎて生命が住んでいないと言われている湖、【死海】もありますから…。 ><; すみません、楽しくなってついつい長い回答に…。 お陰様で、今夜は楽しく寝られそうです♪ 素敵なテーマを、ありがとうございました☆
お礼
いやはや、随分、詳細な情報を色々とありがとうございました。一見、何の関係もなさそうな所でも太陽の恩恵を受けているのですね。面白かったです。ありがとうございました。
お礼
いやあ、実に明快な解説をいただき、非常に参考になりました。とにかく、結果論からいうと、地球上の生命は太陽があってのことなのですね。いうなれば、太陽は生命の親になるわけですね。だとすると、もう少し太陽に感謝してもおかしくないですね。過去から現在に至るまで、太陽を崇拝する宗教が存在するのも、そのことに気づいたからかもしれませんね。ありがとうございました。