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危うい 歴史的仮名遣い

「あ段+う、ふ」は「OU」と教わりました。「あやふい」の「やふ」は「よう」と読むんですか?

みんなの回答

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.6

 #3です。補足です。 > この考えだと「あやふい」>「あやうい」>「あようい」>「あやうい」になったことになります。  https://www.jstage.jst.go.jp/article/gengo1939/1992/101/1992_101_14/_pdf  と書いたのの説明です。上のように書くと「あようい」から「あやうい」に逆戻りする段階があったように取れ、専門書にも「回帰」と言う表現を使ったものがあります。  しかし「向かう」(日葡辞書では mucǒ とオ段の「開音」(下記)<「むきあう」と、「向こう」(<むかうの終止形、歴史的仮名使いでは「むかふ」)の両形が共存しています。  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8B%E5%90%88  同じように関西方言では「買うた」、標準語では「買った」が共存していることを考えると、「あやうい」にも、両形が同時に存在した時代を経て「あやうい」に至ったのではないかと思います。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.5

>「あ段+う、ふ」は「OU」と教わりました。  : それは字音仮名遣いのことです。 奥(アウ)や甲(カフ)、また雑(ザフ)もまたオ段の長音になる、と。 例に上げられた「危(あやふ)し」は漢字音でなく、もともとの歴史的仮名遣いの扱いになります。 「あ・や・ふ・し」と訓で読むのであって、「あ・ヤフ・し」と中間だけ音で読むわけではありません。

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.4

各語の歴史的仮名遣いは平安時代中期の発音を基準にします。 かうべ(頭)は 平安 kaumpe → 現代 koobe と変化したので、 歴史的仮名遣いで書かれた文章を現代の我々が朗読するときには、 「かうべ」は「コーベ」と読みます。 こほり(氷)は 平安 kopori → 現代 koori と変化したので、 歴史的仮名遣いで書かれた文章を現代の我々が朗読するときには、 「こほり」は「コーリ」と読みます。 あやふい(危・連体形)は 平安 ayapuki → 現代 ayaui と変化したので、 歴史的仮名遣いで書かれた文章を現代の我々が朗読するときには、 「あやふい」は「あやうい」と読みます。「アヨーイ」と読む必要はありません。 ayapu- が規則的に ayoo- に変化しなかったのは、同根の「あやぶむ」 ayampu-mu と関連があるかもしれません。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.3

1。あ段+う= OU の例外  「買う」は、標準語では「わたし、これこう」とは言いません。同じような例外は「舞う」、「(縄を)なう」、「這う」、「奪う」、「会う」、「食らう」などにも見られます。  「ウ音便」のある関西方言などでは「て」または「た」に繋がる時「これこうて」(=これ買って)とは言えます。 2。「危うい」を「あやうい」と言うのも あ段+う= OU の例外です。 3。余分ですが「あやふい」という歴史的仮名遣いが「あやうい」という現代仮名遣いに1946年になって変わるのは、下記の平安時代の「ハ行転呼音」の反映です。  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E8%A1%8C%E8%BB%A2%E5%91%BC 4。例外としないで、連母音の長音化がおこり、その後で二重母音に帰った、と言う見方も下記の2.6などには見られます。  この考えだと「あやふい」>「あやうい」>「あようい」>「あやうい」になったことになります。  https://www.jstage.jst.go.jp/article/gengo1939/1992/101/1992_101_14/_pdf 5。いずれにせよ、現代の標準語では「危うい」が正しいと思います。

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8469/18132)
回答No.2

違います。 例外だと思えばよいでしょう。 あふぐ(仰ぐ)の発音は「あおぐ」であり,「おーぐ」ではありません。 あふい(葵)の発音は「あおい」であり,「おーい」ではありません。 あやふし(危ふし)の発音は「あやうし」であり,「あよーし」ではありません。

回答No.1

>「あ段+う、ふ」は「OU」と教わりました。 やうやく(漸く)→ようやく えうねん(幼年)→ようねん こうえふ(紅葉)→こうよう などですね。これは、「ア段+う(ふ)」→「オ段+う」に変わる例です。 >「あやふい」の「やふ」は「よう」と読むんですか? そうは読みません。「危ふい」と書いて「あやうい」と読みます。 こちらは、最初の例には従わず『語中語尾の「う」は「ふ」と書く』と言う原則に従っているだけです。 つまり「食ふ=くう」「問ふ=とう」の場合と同じです。 旧仮名遣い(歴史的仮名遣い)も、現代仮名遣いも「一部の例外は、例外として、個別に覚える必要がある」ので、注意して下さい。

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