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歴史的かなづかいの難しさ?

終着、執着、祝着は何れも「シュウチャク」と読むけど、後の二語を歴史的かなづかいで書くとそれぞれ「しふちやく」「しうちやく」。 同様に、「シュウソ」と読む 臭素、愁訴 はそれぞれ「しふそ」「しうそ」。 「シュウ」と読む漢字の歴史的かなずかいで「しふ」か「しう」か、はたまた、「しゅう」のままかを使い分けるコツがあればご教示ください

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  • kine-ore
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回答No.4

#3です。 >私にとって、此れはグッドニュースでした。  : それは幸いです。 教科書のURLを落としていましたので追加します。 「仮名遣教科書」第三章の13 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/942744/26?viewMode= >ちなみに、「湿」を「シュウ」と読む日本語の例を、私は知りません。  : 「経書大講. 第7巻 詩經中」の訓読は羊の「其の角濈濈(しふしふ/しゅうしゅう)」と音を合わせた「其の耳湿湿(しふしふ/しゅうしゅう)」として出ています。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1047057/72?viewMode= ただ、わが国では音便の結果、ほとんどが慣用音「シツ」になってしまっています。 「参考 (3)「シツ」の読みは「シフ」の促音化「シッ」から生じたもの」(「新潮日本語漢語辞典」)

msMike
質問者

お礼

kine-oreさん、 湿の読み「シフ」の実例のご案内、誠にありがとうございました。 例の「“しふ”と遣う漢字」ですが、それぞれの訓読みの頭一字を採って、集・湿・拾・執・襲・習・渋の順で覚えておくことにしました。 つまり、「あ・う・ひ・と・お・な・し」と。「う」は「湿(うるお)う」から。(^_^)

その他の回答 (3)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.3

これは和語「かな(仮名;仮の字)」の遣い方ではなく、漢語「まな(真名;正式の字)」対する「字音仮名遣い」の問題です。 本居宣長「字音仮字用格(じおんかなづかい)」によって体系化されたもので、主に「韻鏡」に基づいています。 参照: 「さ行之仮字」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1083876/29?viewMode= 「韻鏡」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118073 シ段の拗長音については、次の教科書に記されている通り、大方は「「しう」の仮名と知るべし」、しかも「但し、「しゅう」と書き、…妨げなし。」とあります。 ですから、まずは「しふ」と遣う漢字を覚えることです。例としては「習・執・集・拾・渋・襲・湿」など10字程度です。 また、「しう」でも構わない「しゅう」にしても、「宗・崇・終・主・衆」など10字にも足りません。 ですから、まずは「しふ」のみを覚えれば何とか恰好が着くことになります。

msMike
質問者

お礼

》 まずは「しふ」と遣う漢字を覚えることです。例としては 》 「習・執・集・拾・渋・襲・湿」など 私にとって、此れはグッドニュースでした。 ちなみに、「湿」を「シュウ」と読む日本語の例を、私は知りません。 ありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

 #です。補足です。 >> 》 中世中国語の知識が無ければいくら漢字を眺めても 》 漢字は表音文字ではありませんから情報はありません。 やはりそうですか。 》 中世中国語で -p で終わる音は「ふ」と仮名書きになります 手元の簡易中国語辞典では、拼音(Pinyin)として 執: zhi 臭: chou、xiu となっておりましたが、-p で終わらない音でも「ふ」と仮名書きになることあり、ということでしょうか?あるいは、Pinyin は中世中国語ではないと?  おっしゃる通りです。下記に「執」の広東語の拼音 dzap7 と普通語の拼音 zhi2 で示されているように、北方方言(普通語はその例)では、中世中国語の -p が無くなりました。  http://lcprichi.hkbu.edu.hk/search/show_word.php?id=523  ですから「しふちゃく」の「ふ」には。それが残っていますが、現代の普通語だけの辞書には手がかりが残っておりません。

msMike
質問者

お礼

勉強になりました。 ありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

「シュウ」と読む漢字の歴史的かなずかいで「しふ」か「しう」か、はたまた、「しゅう」のままかを使い分けるコツがあればご教示ください  中世中国語で -p で終わる音は「ふ」と仮名書きになります。中世中国語の知識が無ければいくら漢字を眺めても漢字は表音文字ではありませんから情報はありません。  現代仮名遣いに比べると、おっしゃる通り歴史的仮名遣いの種類が多いので、現代仮名遣いから、歴史的仮名遣いを知る一番速い方法は歴史的仮名遣いを書いた辞典を見ることです。

msMike
質問者

お礼

早速のコメント、ありがとうございました。 》 中世中国語の知識が無ければいくら漢字を眺めても 》 漢字は表音文字ではありませんから情報はありません。 やはりそうですか。 》 中世中国語で -p で終わる音は「ふ」と仮名書きになります 手元の簡易中国語辞典では、拼音(Pinyin)として 執: zhi 臭: chou、xiu となっておりましたが、-p で終わらない音でも「ふ」と仮名書きになることあり、ということでしょうか?あるいは、Pinyin は中世中国語ではないと?

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