もしかしてカフェーなんたら？

質問

＜Aは久しぶりに若い女の子のいるお店で飲んでいると、なんとA好みのカワイコちゃんB子がいるではないか。Aは、そのB子の気をひこうと、「誕生日には、車を買ってやるよ」と甘い言葉で迫った。
しばらくして、AのもとにB子から内容証明郵便が届いた。「私の誕生日はもう過ぎています。約束どおり車を買ってくれないと、訴える」というものだった。

判例は、Aが約束を守るのならそれでもいいが、裁判を起こしてまで履行させる事はできないとしています。ちなみに、このようなの債務を「自然債務」といいます。＞

どこかの参考書に書いてあった事例ですが‥

まずAとB子の間の契約「誕生日には、車を買ってあげる」は普通の贈与契約ですよね？「誕生日には‥」と書いてあるのが気になりますが‥

またなんで請求は認められなかったのでしょうか？口頭でも成立はしていますし（口頭での贈与なら履行していなければ撤回はできますが‥）‥それとも相手が認めなかったのか？酒飲んでいたから意思能力がなかったのか？

「自然債務」とありますが、なんですか？破産の時によく耳にしますが‥

どうしてこんな判決が出たのでしょうか‥

もしかして被告は認めたけれども払いたくないと言ったのか‥

心裡留保もありそうですが

回答No.1

hekiyu · ベストアンサー

"まずAとB子の間の契約「誕生日には、車を買ってあげる」は普通の贈与契約ですよね？"
　　　　　　　　↑
「普通」の意味が解りませんが、贈与契約ですね。

”またなんで請求は認められなかったのでしょうか？”
　　　　↑
普通の債権は、支払わなければ、裁判して
国家権力により支払いを強制することが
可能です。
しかし、中には普通でない特別な債務があります。

債務が発生した場合、それを実現させる効力には
段階があります。
第一段階・・道徳の力で実現させる。
第二段階・・裁判所の支払い命令判決で実現させる。
（つまり、支払え、という命令だけ）
第三段階・・国家の強制力で実現させる。
（家屋にまで立ち入って強引に持って行く）

第三段階の、強制執行力だけを欠くものは責任なき債務と言われ
第二段階を欠くものを自然債務、両者を包括して不完全債務
と言われることがあります。

不法原因給付（７０８条）や消滅時効を援用した債務、
利息制限法超過の利息債権などがその例とされています。

”どうしてこんな判決が出たのでしょうか‥”
　　　　　↑
結局は当事者の意思です。
このような契約は遊び半分でなされたものである。
裁判所に訴えて強制執行まで出来る程度の効力は
認めるべきではない、女性の方もそこまで期待すべき
ではない、ということです。