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「~させんが為に」

古語的でありながら今も使われている言い回しが最近気になってしょうがないのですが、 「夢を実現させんが為に上京した」 「大会を成功させんが為、練習した」 この『~させんが為に』という表現もその一つで、 どなたかこの文法構成、意味などを教えていただけませんか??

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  • bgm38489
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回答No.1

「実現させる+んがために」ですね。この「ん」は意思の助動詞(む)です。意思とくれば、「~よう」ですから、「実現させようがために」となります。「が」は単なる助詞…それは分かりますね。 「実現させるために」でもいいような気がしますが、これに意思の助動詞を入れて、実現させようとする気持ちを強く言いたいのですね。古典的な言い回しを用いれば、より大げさに聞こえます。

norichika17
質問者

補足

わかりやすく回答してくださった皆様に感謝しております。 ここで補足の質問なのですが、 「実現させる」「成功させる」などを品詞で考えるとき、一つの動詞と考えていいのでしょうか?それともわけるのか? 辞書には 『サ行変格活用の動詞「実現する」の未然形である「実現さ」に、使役の助動詞「させる」が付いた形』のように記載されております。 (「実現さ」に「させる」が付いたとき「さ」はどうなるのか疑問。) 今更ですが気になりまして…

その他の回答 (3)

  • bgm38489
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回答No.4

「実現する」が、「実現」という熟語に「する」がくっつき、動詞化したものですね。「させる」をつけるのに、わざわざ「実現ささせる」としなくても、「実現」に「させる」をくっつければよいでしょう。別の見方では、「行かす」に「せる」をつけて「行かせる」とするように考えても。

norichika17
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.3

この場合の「ん」は、「む」の転音です。 「む」は、推量または意思を表す場合の助動詞です。 「夢を実現させんが為に上京した」 「大会を成功させんが為、練習した」 いずれの場合も強い希望や意思を表示しています。 「む」とか「ぬ」等、時には「の」等の発音も、屡々「ん」に転訛します。 「俺の家(おれのうち)」が「おれんち」に成るなど、方言では多様な転音があります。

  • kzsIV
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回答No.2

「使役」の助動詞の古・現の対応は次のようになります。 古 ためす     ためさす      ためさせん  現 ためす     ためさせる     ためさせよう 古 身に付く    身に付けさす   身に付けさせん  現 身に付ける  身に付けさせる   身に付けさせよう 古 試みる     試みさす      試みさせん  現 試みる     試みさせる     試みさせよう 古 経験す     経験せさす    経験せさせん  現 経験する    経験させる     経験させよう 「経験させる」 は 「経験せさす」の連体形「経験せさする」が一段化した「経験せさせる」の「せ」1音が脱落したものです。 「実現させんが」「成功させんが」は口語形と文語形を繋げているために異様に感じるのだとおもいます。 「実現せさせんがために」「成功せさせんがために」と言うべきでしょうが、 「実現せしめんがために」「成功せしめんがために」とした方が落ち着くと思います。