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古典
大至急お願いします 古典の氷魚と僧 と にくきもの の品詞分解を教えてください。 用言だけで大丈夫です。 用言の 品詞名 活用の種類 基本形 ここでの活用形 を教えてください。 お願いします。
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- kzsIV
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「氷魚と僧」は 宇治拾遺物語・巻5・「ある僧、人のもとにて氷魚盗み食ひたること」のことでしょうか。以下に全文を挙げて各用言の働きをまとめておきます。 01 これもいまはむかし、ある僧、ひとのもとへいきけり。 02 さけなどすすめけるに、ひをはじめていできたりければ、 03 あるじめづらしくおもひて、もてなしけり。 04 あるじようのことありて、うちへいりて、またいでたりけるに、 05 このひをの、ことのほかにすくなくなりたりければ、 06 あるじいかにとおもへども、いふべきやうもなかりければ、 07 ものがたりしゐたりけるほどに、 08 この僧のはなより、ひをのひとつふといでたりければ、 09 あるじあやしうおぼえて、 10 その御はなより、ひをのいでたるは、いかなることにかといひければ、 11 とりもあへず、このころのひをは、めはなよりふりさふらふなるぞといひければ、 12 ひとみな、はとわらひけり。 動詞終止形、「べし」で承ける。 06 いふ-べきやうも 動詞連体形、「なり」で承ける。 11 ふりさふらふ-なるぞと 動詞已然形、「ども」で承ける。 06 おもへ-ども 動詞未然形、「ず」で承ける。 11 とりもあへ-ず 動詞連用形、複合動詞の前部要素。 07 し-ゐたりけるほどに、 02 いで-きたりければ 11 ふり-さふらふなるぞと、 同上、係助詞「も」が挿入される。 11 とり-もあへず 動詞連用形、「けり」で承ける。 01 いき-けり 03 もてなし-けり。 12 わらひ-けり。 02 すすめ-けるに 10 いひ-ければ、 11 いひ-ければ、 02 いできたり-ければ 動詞連用形、「たり」で承ける。 10 いで-たるは 07 しゐ-たりけるほどに、 04 いで-たりけるに、 08 いで-たりければ、 05 なり-たりければ、 動詞連用形、「て」で承ける。 03 おもひ-て 04 あり-て 04 いり-て、 09 おぼえ-て、 形容詞、連用形、副詞的用法 05 すくなく-なりたりければ、 03 めづらしく-おもひて 09 あやしう-おぼえて、 形容詞、連用形、「けり」で承ける 06 なかり-ければ、 06 いふ-べきやうも 動詞四段活用 終止形 11 ふりさふらふ-なるぞと 連体形 06 おもへ-ども 已然形 11 ふり-さふらふなるぞと、 以下連用形 11 とり-もあへず 01 いき-けり 03 もてなし-けり。 12 わらひ-けり。 10 いひ-ければ、 11 いひ-ければ、 02 いできたり-ければ 05 なり-たりければ、 03 おもひ-て 04 あり-て 04 いり-て、 11 とりもあへ-ず 動詞下二段活用未然形 02 いで-きたりければ 以下連用形 02 すすめ-けるに 10 いで-たるは 04 いで-たりけるに、 08 いで-たりければ、 09 おぼえ-て、 07 しゐ-たりけるほどに動詞上一段活用連用形 07 し-ゐたりけるほどに 動詞サ変活用連用形 05 すくなく-なりたりければ 形容詞ク活用連用形 06 なかり-ければ 03 めづらしく-おもひて 形容詞シク活用連用形 09 あやしう-おぼえて 基本形は終止形です。 「にくきもの」といえば、枕草子の「にくきもの」の段だと思いますが、以下のように長文なので、「大至急」への安全な回答は無理のようです。 にくきもの。いそぐことあるをりにきて、ながごとするまらうど。あなづりやすきひとならば、のちにとても、やりつべけれど、さすがにこころはづかしきひと、いとにくく、むつかし。すずりにかみのいりて、すられたる。また、すみのなかに、いしのきしきしときしみなりたる。にはかにわづらふひとのあるに、験者もとむるに、霊るところになくて、ほかにたづねてありくほど、いとまちとほにひさしに、からうじてまちつけて、よろこびながら加持せさするに、このころもののけにあづかりて困(こう)じにけるにや、ゐるままにすなはち、ねぶりこゑなる、いとにくし。なでふことなきひとの、ゑがちにて、ものいたういひたる。ひをけのひ、すびつなどに、てのうらうちかへしうちかへし、おしのべなどして、あぶりをるもの。いつか、わかやかなるひとなど、さはしたりし。おいばみたるものこそ、ひをけのはたにあしをさへもたげて、ものいふままにおしすりなどはすらめ。さやうのものは、ひとのもとにきて、ゐむとするところを、まづあふぎして、こなたかなたあふぎちらして、ちりはきすて、ゐもさだまらずひろめきて、かのぎぬのまへまきいれてもゐるべし。かかることは、いふかひなきもののきはにやとおもへど、すこしよろしきものの、式部の大夫などいひしが、せしなり。また、さけのみて、あめき、くちをさぐり、ひげあるものはそれをなで、さかづきことひとにとらするほどのけしき、にみじうにくしとみゆ。またのめといふなるべし、みぶるひをし、かしらふり、くちわきをさへひきたれて、わらはべの、こうとのにまゐりてなどうたふやうにする。それはしも、まことによきひとのしたまひしをみしかば、こころづきなしとおもふなり。ものうらやみし、みのうへなげき、ひとのうへいひ、つゆばかりのこともゆかしがり、きかまほしうして、いひしらせぬをば、怨じそしり、またわづかにききえたることをば、わがもとよりしりたることのやうに、ことひとにもかたりしらぶるも、いとにくし。ものきかむとおもふほどになくちご。からすの、あつまりてとびちがひ、さめきなきたる。しのびてくるひと、みしりてほゆるいぬ。あながちなるところにかくしふせたるひとの、いびきしたる。また、しのびくるところに、長烏帽子して、さすがにひとにみえじとまどひいるほどに、ものにつきさはりて、そよろといはせたる。伊予簾などかけたるに、うちかづきて、さらさらとならしたるも、いとにくし帽額の簾は、まして、こはしのうちおかるるおと、いとしるし、それも、やをらひきあげているは、さらにならず。やりどを、あらくたてあくるも、いとあやし。すこしもたぐるやうにしてあくるは、なりやはする。あしうあくれば、障子なども、こほめかしうこほめくこそしるけれ。ねぶたしとおもひてふしたるにふしたるに、かのほそごゑにわびしげになのりて、かほのほどにとびありく。はかぜさへ、そのみのほどにあるこそ、いとにくけれ。みしめくくるまにのりてありくもの。みみもきかふにやあらむと、いとにくし。わがのりたるは、そのくるまのふしさへにくし。また、物語するに、さしいでて、我ひとりさいまくるもの。すべてさしいでは、わらはもおとなもいとにくし。あからさくにきたるこども・わらはべをみいれて、らうたがりて、をかしきものとらせなどするに、ならひて、つねにきつつゐいりて、調度うちちらしぬる、いとにくし。いへにてもみやづかへところにても、あはでありなむとおもふひとのきたるに、そらねをしたるを、わがもとにあるもの、おこしによりきて、いぎたなしとおもひがほにひきゆるがしたる、いとにくし。今まゐりの、さしこえて、ものしりがほにをしへやうなることをいひ、うしろみたる、いとにくし。わがしるひとにてあるひとの、はやうみしをむなのこと、ほめいひいでなどするも、ほどへたることなれど、なほにくし。まして、さしあたれたらむこそ、おもひやらるれ。されど、なかなか、さしもあらぬなどありかし。はなひて誦文する。おほかたひとのいへのをとこ主ならでは、たかくはなひたる、いとにくし。のみもいとにくし。きぬのしたにをどりありきて、もたぐるやうにする。いぬの、もろごゑにながながとなきあげたる、まがまがしくさへにくし。あけてでているところ、たてぬひと、いとにくし。