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徴兵で出征する人に嫁いでいく女性。

昭和11~14(1935~1939)年ころ、徴兵されて出征する兵士にわずかの間の家庭を持たせる配慮が行われていたと聞きます。 そういう出征兵士に嫁ぐように差し向けられた女性は大体何歳くらいだったのでしょうか? まぁ当時の女性の婚期ということでもありましょうが。 事例などをご存知でしたらどうかお教えください。

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回答No.1

こんにちは。 私が25~26歳位の時、病院の医事主任でした。 その病院の栄養科長(女性)が当時45~46歳でした。 はっきり言って「美人」の部類に入る女性(ひと)でした。 ある日の飲み会が終わって、たまたま電車待ちの時間に2人で駅前の喫茶店に入りました。 私は、素朴な疑問として、 「なぜ結婚なさらないのですか?」 と、訊ねました。 彼女は、しばらく私の目を射ぬいていました。 私は、悪いことを聞いてしまったのかと、謝ろうとしたその時、 「あなたは口が固い人だから教えてあげるね。誰にも言ってはダメよ」 と、念を押してから話し始めました。 その女性の話では、 何でもある商業高校(現在の大学)に通う男性とお付き合いをしていて、両家の間でも承知の仲だったそうです。 ところが、その男性が卒業を目前にして海軍中尉として「赤紙」がきたそうです。 そして、呉の部隊に配属されたそうです。 彼女は少ない小遣いを貯めて、親の許しを得て呉まで会いに行き、一夜を過ごしたそうです。 しかし、その中尉は何故かは話してくれませんでしたが、お国のために命を捧げたとのこと。 以来、彼女はもちろん嘆き悲しんだ末、その男性を慕い続ける証として「操」を守る決意をし、一生涯独身を貫く覚悟を決めたとか。 話しをしながら、気丈な彼女の目からは涙が零れ落ちていました。 その話を聞いて、私なんぞは振られたら次の女性を見つければ良い・・・などと考えていたのが、何か身が引き締まる思いと、戦争とはこのような一種の「戦争未亡人」を出してしまうのか、と悲惨さを改めて認識させられました。 彼女は、私が知る限りでは、定年まで独身でした。 その後は音信不通となりましたが、おそらく、彼女の「決意」は変わってはいないと思います。

krya1998
質問者

お礼

文月さんのお江戸のご造詣の範囲ではないので、あえていつものようにご解答のお願いは投稿しませんでした。 直接のご見聞のお話ですね。ありがとうございました。 私と同じ年の長男を持つおばさんが入院しているので、さておいくつになられるかと心配しておりました。妹夫婦が同居でしたが、老人施設に入所してその後の便りをいただいていませんでした。同居の妹夫婦も重篤な病で、毎日訪問看護があります。訪ねていくことも控えていたのです。門松はもちろん、賀正の紙も貼っていなくてどうしたものかと心配しているのです。

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