- ベストアンサー
最近、
書店等で注文した品を受け取る際、店員に「ご注文の品、こちらでよろしかったですか?」と度に違和感を覚えます。「よろしかったですか?」とは、日本語として正しいのでしょうか。 どちらかと言うと、「こちらでよろしいでしょうか」とか「こちらでございますか?」の方が自然だと思うのですが。そもそも「よろしい」って、客に対して使っていい言葉なんでしょうか。 どなたか、御教授願います。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
本件に関してだけ言えば、確かに「ご注文の品こちらでよろしいでしょうか。」が自然だと思います。ただ、『助動詞「た」は過去』と決め付けてしまう考えには、国語学的に見て大いに疑問があります。 広辞苑に「ある時点で、それがあったと確認した意味を表す」と語釈がある通り、「た」の本義は確認です。「もう実現している」とか「事態が完了した」を表すのは「た」の用法の一部に過ぎません。 「今日は何曜日だっけ?」 「お宅のお子さん、男の子でしたかしら」 のように、現在のことや今も生きている人についてでも、確認したい時は「た」が使われます。 そこで、注文を受ける側が 「お客様のご注文なさったメニューを、私は正しく聞き取りましたでしょうか」 「1週間のレンタルとおっしゃったと思いますが、確認させてください」 というほどの気持ちで、「た」を使った確認発話がマニュアルとして普及したのではないかと考えます。これなら、「た」の本義を外した用法とは言えないでしょう。 そこから、「た」を使う必要のない、ご質問のようなケースにまで「た」を使ってしまう店員が出てきたというのが私の解釈です。 結論としては、現在のことについての「よろしかったですか」そのものが、常に間違った日本語とも言えないし、確認の意図さえあれば違和感なくいつでも使えるというわけでもない、ということでいかがでしょうか?
その他の回答 (7)
- leo0817
- ベストアンサー率27% (10/36)
どこかの大手ファミレスが接客マニュアルに、そのような表現を使ったことから接客語として広まったというのを聞いたことがあります。 接客を教える側が正しい言葉を知らなかったということみたいです。 自分としてはあまり気にならないですね。 言葉は時代とともに変化していくものだと思ってますし、一時的に流行している言葉は徐々に無くなっていきますからね。
5番の方の回答を見て私も???になった事がありました。 ビデオを借りる時「一週間のレンタルでよろしいでしょうか」と訊くので、レンタル期間の指定を求められたと解釈した私は、「面白いビデオなので10日間にします」と答えたら「違約金がかかります」とそのスタッフが言います。 「違約金??」となり、「それでは3日間で返すと安くなりますか」と尋ねると、「一週間以内は同じです」との答え。 そこで「一週間でよろしくない場合は別の方法がありますか。無断で延長しても予め10日間と指定しても、一週間より短くても扱いが変わらないなら、何に対してよろしいですかと私に尋ねたのでしょうか??」と私。 このスタッフの返事は訊けませんでしたが、耳をそばだてていた店長が注意したのか、その後は 「一週間のレンタル期間になりますが、よろしいですね」と、期間の確認を求めるようになりました。
- hitsuji3
- ベストアンサー率22% (33/144)
他の方がおっしゃるように、言葉は変化していくモノなので、正しいか間違っているかを決めつけて答えることはできませんが、個人的にはこの言い回しは好きではありません。 それを言われてカチンときたときはつい、こんな意地悪言っちゃいます。 「ご注文の品、こちらでよろしかったですか?」 「前はよかったけど、今はよくないなあ・・・。」 すみません。意地悪で・・・。誰にでも言うわけではないんですよ。あまりにも目に(耳に?)余るアルバイト敬語や、勧誘の電話にうんざりしたときに、こんな要領でつっこみを入れるんです。まあ、それをしたところで相手の話し方が正しくなる可能性はほとんどないのですが・・・。 おじゃましました。
- gotodeki
- ベストアンサー率30% (24/80)
何度もこの質問はでているようですね。 「よろしかったですか」明らかにおかしいです。「…かった」は過去の表現ですから、もう終わった言い方になってしまいます。 他に若い人たちやテレビタレントの言葉に「何気に」という言葉も耳にします。 「何気なく」はあまり意識せずにという意味のはずで、本人たちもそのつもりで話しているのに、「…なく」を取ってしまったらとってもおかしな言い回しになってしまっています。 古典からみると千年以上かけていろいろ形は変わってきているのですから、これらの言葉もいずれ変わっていくのかもしれませんね。個人的には、釈然としませんが…。
- gaugaugau
- ベストアンサー率34% (68/199)
これは、おもしろい話題ですね。 僕も多くの人の意見を聞きたいです。 僕の意見を言わせてもらうと、 本来はおかしいと思います。 でも「よろしかったですか」と過去形にするのは ある意味「店員さん用語」みたいなかんじで、 定着しつつあるので、しょうがないかなと思っています。 (ただ、それに対して不快感を覚える人も多いよう なので、接客業に従事している人は使うべきではない とは思いますが) 例えば、電車の車掌さんが 「次は~、新大阪~、新大阪です」 と変な発音で言っていますが、だれも気にしませんよね。 そのうち、「よろしかったですか」も定着するかも しれませんよ。 それと、よろしいについてですが、辞書で引くと、 良いの丁寧語らしいので、誰に対して使っても 問題ないはずです。 でも、よく聞くと確かにえらそうに感じますよね。 言葉って不思議ですよね。
一種の「商業敬語」で、「た」を付けることにより、単に過去を表すだけでなく和らげや丁寧のニュアンスを持たせる機能を狙ったと解釈します。 先例として、東北地方の方言に柔らかい表現を狙って、電話に出る時「はい、佐藤です」と標準語でいう場面で「はい、佐藤でした。」とか言うと聞きますから、全く使い方が悪いともいえません。 調べて見ますと、不快感を持つ方は少なくないようですね。
- Veil
- ベストアンサー率18% (68/369)
確かに変な受け答えですが、マニュアルでこの様になっている事も多いです。言葉は生き物ですねぇ 「1000円からお預かりします」からってなにさ 「1000円、お預かりします」でいいじゃないの と思うんですけど、レジやってると言い難いんですよ
お礼
みなさま、返答ありがとうございます。 なるほど、「た」は過去形だけではないと…。確かに確認するときも「~だったよね?」とか言いますね。う~んしかし、やっぱり違和感あるなぁ~。