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「鉾をおさめて」の歌詞
時雨音羽作詩の「鉾をおさめて」の歌詞を調べると、サイトによって単語に微妙な違いがみられます(上げてvs揚げて、うたvs唄、日vs陽etc.)。 原詩をご存知の方、元々のことばを教えてください。
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- technatama
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#2への「お礼コメント」を拝見しました。 私はもともと、wikipediaを全面的には信用していません。 素人の人たちが、寄せ集めた内容ですから必ずしも参考文献がはっきりしないものも多く、結構間違っていることも散見されます。 ですから、参考URLを引用する際も、別のもっと確からしいものを探して添付しています。 このコメントの中で、質問者様自身がが「鉾を収めて」と書かれているように、歌のタイトル自体が間違っているわけで、そういう転記ミスは常に起こり得ることだというのが、私の考えです。 ちなみに、時雨音羽の作詞リストは下記URLのようになっていますが、 「鉾をおさめて」は、大正15年3月の発売・製作となっています。 私はこれをもとに、大正末期の作品だと#1の回答には書きました。 http://www.town.rishiri.hokkaido.jp/rishiri/secure/4493/sigsaku.pdf
- technatama
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「お礼コメント」を拝見しました。#1の回答者です。 『鉾をおさめて』は、どうみても「詞」だと思います。 漁師の大漁の唄だと認識しています。 最後の「詞」には、掛け声も折り込まれていますし、純粋な「詩」だとは考えられません。 あくまで、歌唱することを前提にした「詞」であろうというのが、私の考えです。 また、どのサイトの歌詞にも、「作詞・時雨音羽」と書かれています。
- technatama
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この質問に正しい回答が付くかどうかは疑問です。 私も調べてみましたが、確かにまちまちのようです。 歌詞というものは、個々の熟語や用語が漢字で書かれていたとしても、実際に歌う際、極端には仮名文字での読み方が同一であれば、特に差しさわりはないわけです。 ただ文字が平仮名だけだとすると、分かり難いためメリハリをつけるために、適切な漢字に置き換えているだけです。ある意味、漢字だろうと仮名文字だろうと支障はないのです。 ですから、最近の歌にしたって、そういう現象は起こっています。 新曲の場合、商品として販売されたディスクに付いている歌詞カードの表記が正式な歌詞になるのでしょうが、それを雑誌だとか歌本などに転記しているうちに、漢字だったものが仮名文字になってしまったり、その逆もまたよくあることです。 作詞家にとっては、著作権的な意味合いもあって、ある文字を使うことに特長を持たせていることはありますが、実際に歌う人にとっては、発音が同じであれば、どちらでもあまり関係ないと思われます。 ご質問の対象となっている『鉾をおさめて』ですが、発表年代が大正末期ですし、上で述べたようなことも起こり得ると考えれば、よほど時系列的な証拠資料でもない限り、正解は難しいだろうと思った次第です。 私の個人的な想像では、「うた」と「唄」に関しては、年代的にみると「唄」の可能性が高いと思うだけです。
お礼
早速に丁重なご回答をいただきありがとうございます。 以前に、「詩」と「詞」の使い分けの話をきいたことがあります。 曰く、「詩」は純粋なもの、「詞」は曲になることを前提としたもの。 「鉾をおさめて」は前者ではないかと思ったので、オリジナルの言葉遣いが知りたかったのです。 おっしゃるように歌う上での支障はないとはいうものの、言葉の乱れが散見される昨今、正しいというかより適切な日本語を心掛けたいと思うのです。 その意味では「日の丸上げて」より「日の丸揚げて」が、「故郷のうた」より「故郷の唄」が、「日が舞い上がる」よりも「陽が舞い上がる」が適しているように思えます。
お礼
遅まきながらウィキペディアで時雨音羽を確認したところ、次のような説明がされていました。 《1925年(大正14年)、新大衆誌『キング』9月号に講談社の依頼で「朝日をあびて(後の出船の港)」を掲載。この詩は、中山晋平が作曲し藤原義江が歌ってヒットした。これがきっかけで、創設したばかりのビクターレコードに文芸顧問として入社。「君恋し」、「浪花小唄」とヒット曲を書き、レコード界草創期の流行歌作詞家となった。》 「出船の港」が昭和3年2月、「鉾をおさめて」が昭和3年7月、そして「君恋し」が昭和3年12月の作ということなので、「鉾を収めて」を書いたのは流行歌作詞家となった前後のことのようです。 「鉾をおさめて」が詩であるか詞であるかはひとまずおいておくとして、いずれにしても原文があればどなたかにご紹介いただきたいと思います。