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英語での主語の省略
Et tu, Brute?- Then fall, Caesar! Dies. お前もか、ブルータス?それなら、死ね、シーザー!(死ぬ) (シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』第3幕第1場 福田恆存訳) *** *** *** *** *** Dies. のやうに主語が省略されるのは、戯曲の特有の表記なのですか。
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こんばんは。 一行の中に並べて書いてありますが、Diesはセリフではなく、ト書きですよね。普通はセリフを言う人物の名前が最初に書いてあるので、それが主語になっているということと、ト書きはなるべく短く、簡潔に書くものだということからくる、戯曲の習慣だと思います。 CAESAR: Et tu, Brute! Then fall, Caesar. (Dies.) ↓ CAESAR dies. 今、たまたまオスカー・ワイルドの「まじめが肝心」という戯曲が手元にあるのですが、次のような表記が多いです。 LANE. Yes, sir. (Hands them on a salver.) (サンドイッチを盆にのせて差し出す) Algernon: How immensely you must amuse them! (Goes over and takes sandwich.) ただし、登場人物の動きが錯綜している場合などは、はっきりさせるために、ト書きでも主語を省略しないようです。 英語は得意分野ではないのですが、回答がつかないので、とりあえず推測しました。
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- Tastenkasten
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こんばんは。 私以外の方の回答がつかないのが不思議です。仕方がないので、少しおしゃべりします。 ト書きの書き方は、ドイツ語のものも見てみましたが、やはり同じような書き方になっていました。それから、 Then fall, Caesar! それなら、死ね、シーザー! 古い訳なので仕方ありませんが、ちょっと直訳調にすぎますね。シーザー自身が言うセリフなので、何か工夫が必要なようです。私の持っている中野好夫訳では「是非もない」となっていますが、最近の新しい翻訳はどうなっているのか、今度書店で見てみます。 「まじめが肝心」は、英語の勉強のために買ったのですが、ちょっと難しかったようで、もっと基礎からやり直しています。この作品は2回映画化されています。Youtubeにも両方出ていました。新潮文庫版には、サロメとこれともう一作収録されています。 「石化」の質問者とはお話し済みです。とてもいい方です。 ネコさんのシューベルトの時、最後の方で書きこんでくださったのは、私がほかの回答者の意見を否定するようなことを書いたので、心配なさったのかなと思いました。私も基本的には、いろいろな意見があっていいという立場ではあるのですが、残念ながら、音楽に関しては不適切な説明がよくあり、そういう場合は遠慮なく意見を言います。plapotaさんがお考えになるほどデリケートなわけでもありません。もしそうだったら、ぶらげろさんとあんなに延々とお話しできません。そういえば、「宗教の国連」では、plapotaさんがギリシャ語の解説をして下さらなかったので、苦労して調べました。以前、ドイツ語の文章を張ってバトウされましたが、これでオアイコです(笑)。 ネコさんの神道の質問に道教の影響について書こうと思ったら、最新の説を紹介している方がいて、それを読んでちょっと混乱しました。今回は見送るかもしれません。 削除されないように、これで終わります。
お礼
気にかけていただいて、ありがたうございます。 >>私以外の方の回答がつかないのが不思議です。 嫌はれてゐるのではないかと推測します。最近いろいろな人からブロックされてゐることが判明しました。英語カテゴリは質問数が多いので、時間がたつと回答がつかなくなります。そろそろ締めきるつもりです。 >>ト書きの書き方は、ドイツ語のものも見てみましたが、 >>やはり同じような書き方になっていました。 ドイツ語のト書きも見てくださつたのですか。ドイツ語は動詞の形である程度主語が決りますから、主語がなくてもかまはないやうな気がします。 >>古い訳なので仕方ありませんが、ちょっと直訳調にすぎますね。 シェークスピアの翻訳は、若いころから福田恆存訳でなじんでしまつてゐます。次から次へと新訳が発表されますので、古いといはれるのも当然です。 「サロメ」はリヒャルト・シュトラウスのオペラもあつたはずですが、観てゐません。「エレクトラ」のDVDはあるのですが、良さがわからず、以来リヒャルト・シュトラウスのオペラには興味がなくなりました。 >>「石化」の質問者とはお話し済みです。とてもいい方です。 さきほど拝見しました。 過去の投稿を見ると、IT関連のお仕事で腕のよい方のやうでした。 >>ネコさんのシューベルトの時、最後の方で書きこんでくださったのは、 >>私がほかの回答者の意見を否定するようなことを書いたので、 >>心配なさったのかなと思いました。 それは、ほんの少しです。Tastenkastenさんのご意見を聞けて、みなさん喜んでいらつしやることと存じます。このサイトでは議論は禁止されてゐますが、ある程度はやらなければ、実のある結果が出ないと思ひます。 >>「宗教の国連」では、plapotaさんがギリシャ語の解説をして下さらなかったので、 >>苦労して調べました。以前、ドイツ語の文章を張ってバトウされましたが、 >>これでオアイコです(笑)。 これも今拝見しました。あれからまた進んでゐたのですね。私はどの言語も辞書が手放せません。面倒なことには首を突つこまないやうにしてゐます。ラテン語に関しては、盗用事件のあの人がYAHOOから回答をもつきてゐましたから、以前はほとんど回答してゐなかつたのですが、最近は仕方がないので、責任もありますから、気乗りしない質問にも回答してゐます。もうそろそろラテン語の質問の回答も面倒になつてきました。さういへば、昨日YAHOOでひさしぶりに、あの人が投稿してゐました。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11135739491 御回答ありがたうございました。
お礼
おはやうございます。 音楽以外にも、あちこちで名回答を拝見してゐます。文学カテゴリにおいても読書量の多さには感服してをります。 日本語であれば、「死ぬ」と書けばすむところですが、文型を大切にする英語でも同じことをやつてゐるのがおもしろくて、質問してみました。ト書きの簡潔な表現となれば、世界共通なのかもしれません。 >>オスカー・ワイルドの「まじめが肝心」という戯曲が手元にあるのですが、 >>次のような表記が多いです。 オスカー・ワイルドは『サロメ』くらゐしか思ひうかびせん。粗筋を読んでみると、Q&Aサイト規約違反の「なりすまし」作品のやうです。そのうち読んでみようと思ひます、もちろん翻訳で。Tastenkastenさんが引用なさるものに「はづれ」はないでせうから。 >>登場人物の動きが錯綜している場合などは、はっきりさせるために、 >>ト書きでも主語を省略しないようです。 Lane. Thank you, sir. [Lane goes out.] このあたりは英語でも日本語でも同じ感覚なのですね。 御回答ありがたうございました。