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「茄子の馬」について
精霊馬は、茄子が牛でキュウリが馬と聞きました。 ところが、俳句の季語には「茄子の馬」というのがあります。 茄子は牛では?とちょっと混乱しました。 すみません。ちょっと困り果てているのでよろしくお願いします。
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茄子も胡瓜も、どっちも「精霊馬」とは言いますが「精霊牛」とは言いません。 なお、季語は 瓜の馬、瓜の牛、茄子の馬、茄子の牛 の4通り全部あります。 馬と牛の意味は 馬=速い=早く来て欲しい 牛=遅い=ゆっくり帰って欲しい と言う事で、馬で迎えて、牛で見送る訳ですが、誰にでも「嫌いなヤツ」ってのが居る筈で、場合によっては「来るときはゆっくり遅く来い。帰る時はさっさと帰れ」って場合もあります。 なので、詠んでる句によっては「牛と馬が逆」ってのもアリです。
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- kine-ore
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陰暦7月7日に菰(こも)や麦わらで馬を作る風習が関東・東北南部・新潟にかけて、魂祭りが7日から始まるという風俗の一環として、ひいては農馬安全祈願のために行われたとされています。 それはやがて精霊迎えの習俗とも混淆し、旧暦7月13~15日の盂蘭盆での精霊棚(真菰(まこも)を敷き、季節の野菜や果物を供えたり吊るしたり、盆花を飾り、供物として茄子の牛や瓜の馬を飾り、苧殻(おがら)の箸を置く。)の供物ともなっていったようです。 俳句では季題は秋で、旧暦7月12日の夜に、魂祭に必要な盆花やその他の手向け品を売る「草の市/真菰売り/盆灯篭売り/花市」に出て、溝萩・蓮の葉・鬼灯(ほおずき)・土器などとともに、「真菰(まこも)の馬」「瓜(うり)の牛馬(ぎゅうば)」「茄子(なす)の牛馬」を買い出しに出かけたものでしょう。 ですから、「真菰(まこも)の馬」による農馬祈願から始って、牛頭馬頭(おずめず)信仰やら、精霊棚飾りなどその地域や宗派また家庭ごとにやり方が色々あるのだと思われますから、真菰の馬以外は瓜も茄子も牛馬が揃っていても、あるいは何れか一方だけでもその家庭なりの仕来たりとしておかしくないと思われます。
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ありがとうございます。丁寧なご説明をいただき深く理解しました。
- Saturn5
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お礼
ありがとうございます。瓜の馬でも季語として成立するんですね。私は短歌を作る参考にしましたが、瓜の馬をいただきました。