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<のには/のに/には>の違いは何でしょうか?
例えば、 OO法に基づいて、ここを通る<のには/のに/には>通行料を払う必要はないはずです ご指導の程、よろしくお願いいたします
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- hakobulu
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1.OO法に基づいて、ここを通るには通行料を払う必要はないはずです。 : 「には」は、【為には】の略とお考えになって良いと思います。 「ここを通るに・・・」の場合は「為に」という意味ですが、それに係助詞「は」が加わることによって、強調された構文になっています。 2.OO法に基づいて、ここを通るのに通行料を払う必要はないはずです。 : この「のに」は、準体助詞「の」+格助詞「に」という構造で、【 …する時に。…する場合に】という意味。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/172163/m1u/%E3%81%AE%E3%81%AB/ 因みに、不満・不服の意味を表わすのは接続助詞の場合です。 こちらは、準体助詞「の」+接続助詞「に」 という構造であり、別の言葉と考える必要があります。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/172162/m1u/%E3%81%AE%E3%81%AB/ 3.OO法に基づいて、ここを通るのには通行料を払う必要はないはずです。 : 2の強調形です。 ただ、後に「払う必要は」というフレーズがあって「は」が重複した印象を与えるため、2のほうが自然な文と言えます。
- fxq11011
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助詞の問題かな?。 助詞「は」=係助詞、名前の通り、前の言葉に関係する、説明じみた内容が続く。 「に」格助詞、目的格とも?、目的、到達点・・・その他。 「の」格助詞、所有格とも?、その他?(連体形について名詞化)。 通るのに=通ること、そのために必要な条件。 通るには=通る(目的)に何が必要か(必要でないか)の説明。 通るのには=通ること、その必要条件、さらにその条件の説明。 通るには(条件の有無確認)、通るのに(条件がある)、通るのには(条件があり、その条件とは・・)
- moto_koukousei
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言葉の使い方は、時代、年齢層、地方差、集団差、生育した家庭環境、個人の言語感覚が大きく影響するので、場合によって、同じ表現で違うニュアンスになったり、異なる表現で同じニュアンスを示すこともあります。 私の知っている多くの例では、「のに」は不満や疑念の心情がある場合に使われるようです。 「には」は単に強調する心情がある場合が多いようです。 《通行料を払う必要はないはずです》とのメッセージを後続させているなら、「理屈に合わない・約束が違う・変だ/おかしい・間違っている」と言いたいか、「理屈に合わないのではないか・約束が違うのではないか・変だ/おかしいのではないか・間違っているのではないか」と言いたいか、不満や疑念の心情を吐露しているのですから、《ここを通るのには、ここを通るのに、ここを通るには、》は、どれも不満を示すためであり、その判断をしているときの条件を強調している感覚で「には」を付加するか、不満の気分を強調する感覚で「のに」でやるか、そのベクトル合算で「のには」を使っているかでしょう。 ただ、最初に述べたように、言語の使用にあたる選択基準は、その本人の持つ言語感覚や言語習慣、発声時の口癖などがあるので、一般例で解釈しきれるものではないと思います。 そもそも、一般例なるものは、その人の文化によって変わってしまうので、学者、研究者と、ある地域に住み育ったヒトとでは違う可能性もあると思います。 ❶ここを通るのは無料です ❷ここを通るには通行料の支払が必要です ❸ここを通るのに通行料の支払が必要です ❹ここを通るのには通行料の支払が必要です この4つは、不満や意外の気分はないと判断するケースが多いでしょう。 違いは、強いていうなら強調ですが、発話者・表現者に強調の意図があったと推定しきれるほどのものではないです。 「OO法に基づいて」が先行していても、それはただ条件の特定/条件の強調だけの2つの区分はつけられません。 「OO法に基づいて………、………ハズです」となると、多くのケースでは、何らかの意外を発話者が感じている/発話者は不満を表明しているとされることが多いので(なんども言いますが、確実ではないです)、《のには/のに/には》のどれを使っていても、(発話者の主観的言語感覚とは別に、一般的な聞き手からは)「発話者には不満の強調がある」と理解されてしまう可能性は高くなると思います。