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「なさい」と「しなさい」の違いは何でしょうか?
たとえば、 自由になさい、しなさい 覚悟なさい、しなさい ご指導の程、お願いいたします
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先にもありますが「なさい」の意味が複雑です。 一般的には、「する」の動詞に尊敬語やその他の品詞の語句がつずくのが多いかと。 なさいには、成すもあれば、為すもあり意味が違ってきます。 したがって、自由になさい、は私自身は使用しません、自由にしなさいを使います。 いわゆる、公式?文書ではどうでしょうね。 落語化何かの話で5重の塔を建設した話、その礎石に「〇〇が造り、××がこれを成す」と書いたとか・・・。 ××は腕も確かで名の通った棟梁、〇〇は控えめだが腕は××に勝るとも劣らない。 完成後の台風、〇〇は自宅で自信たっぷり、××は万一の時は腹を切らせるとて、一晩中見守る。
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- hakobulu
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1.自由になさい。 : この「なさい」は、動詞「なさる」の命令形のイ音便的変化で、「なさいませ」「なさいまし」の省略形とも言われます。下記辞書の、【(1)「する」の尊敬語。 「これからどんな仕事を-・るおつもりですか」 「そんなことぐらい,自分で-・い」 「先生はふっとさびしそうな表情を-・った」 「あの方も随分苦労をなすったんですって」】という用法に該当します。 http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%8B&match=exact&itemid=DJR_nasaru_-010 命令形ではありますが、相手が自由にするという動作に対する尊敬表現です。 『どうぞ、自由にしてくださいませ』といったニュアンス。 2.自由にしなさい。 : 「しなさい」は、動詞「する」の連用形「し」 + 補助動詞「なさる」の命令形。 同じ「なさる」ですが、こちらの「なさる」は動詞ではなく、補助動詞で、上記辞書の、【(2)(補助動詞) 動詞の連用形や漢語サ変動詞の語幹に付いて,また,動詞連用形に「お」を冠したものや漢語サ変動詞の語幹に「御」を冠したものに付いて,尊敬の意を表す。】という用法に該当します。 「尊敬の意を表す」と説明されていますが、補助動詞の命令形の場合、尊敬の意味はほとんど失われていると思います。 『(勝手に)自由にすればいい』といったニュアンス。 1の場合とニュアンスが変わるのは、おそらく、動詞「し(する)」の有無が原因でしょう。いずせにせよ、「自由にしろ」よりは丁寧な表現ですが、「自由になさい」のような尊敬の意味はほとんど無いという点でニュアンスには大きな違いがあります。 「勉強しなさい」より「勉強なさい」のほうが丁寧度(敬意)が高いのと同様。 3. 「覚悟なさい / 覚悟しなさい」の場合も同様で、敬意を示すべき相手に対し冗談めかして言いたいときは、「覚悟しなさい」ではなく、「覚悟なさい」と表現するほうが適しているでしょう。
- OKAT
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「なさる」に、二種類考えられます。 「為(な)す」という動詞に「る」という尊敬の助動詞がついたもの。すなわち(1)「する」の尊敬語として使われます。 もう一つは語源的には同じなのですが、「なさる」が(2)尊敬の補助動詞になって、他の動詞につき、その動詞のの尊敬語になる。 例 読みなさる=お読みになる。 更に、ご質問では「命令形」になっています。(1)の命令形「なさい」は「する」の命令形を尊敬語で言ったことになります。 「しろ」の尊敬語 「なさい」 補助動詞のばあい、読む+「なさい」=「読みなさい」 「自由になさい」も「自由にしなさい」も同じ意味。 なぜなら、「為す」と「する」はほぼ同じ意味だから。同様に「覚悟なさい」も「覚悟しなさい」も同意。
- gldfish
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「しなさい」は「する」の命令形で「行動する」という能動的なニュアンス。 「なさい」は「しなさい」の省略形であると同時に、「成る」の命令形とも受け取れ「そう在(あ)る」という存在的なニュアンスがあるのではないでしょうか。 ですから、「自由になさい」の方がより「そのまま存在する(持続)」感が強く、「自由にしなさい」の方がより「意識的な動作(行動的)」感が強いかもしれません。 それぞれは微妙な差ですが、「黙って耐え続けろ」と言いたい場合には、「覚悟しなさい」よりも「覚悟なさい」の方が、雰囲気が伝わるというのはあるかもしれません。 逆に、「積極的にどんどん好きなことをしなさい」と言いたいなら、「自由になさい」よりも「自由にしなさい」の方が伝わると思います。 勿論、それぞれもう一方を使っても間違いではありません。