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ラテン語の数の違いと引き算の興味深い事実
- ラテン語の数をインターネットで調べたところ、2つの系統が見つかりました。具体的には、0から20までの数を表す方法です。
- しかし、注目すべきは18と19の表現方法です。これらの数は、20から2引いた数と20から1引いた数として表されているのです。
- この事実は興味深く、ラテン語の数における引き算の特徴を示しています。
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1. ラテン語の名詞には性(男性、女性、中性)と格(主格、与格、目的格など)」の区別があります。 0 nulla と nihil の差は分かりません。「零」と「無」のようなものかも知れません。 1 ūnum は中性、ūnus は男性形です。 2 duōbus は男性と中性の与格、duo は男性と中性の主格です。 3。tribus は与格、trēs は主格です。 2。 数が5進法であれ10進法であれ次の大台に近づくと減数法で表示する方が書く単位が減って能率的です。 例えば5進法と10進法を併用したローマ数字では、4は加算法だと IIII と四文字ですが IV だと二文字で済み、同様に 9 は、加算法だと VIIII の五文字ですが減数法の併用だと IX と二文字で済みます。 このように次の大台が近づくと18 と言わないで 20引く 2 と言うだけでなく、90 を 100引く10と言う言い方は、他にも下記のアイヌ語などに見られます。 http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/language/number/ainuj.html 例えばフランス語で 90 は、4x20+10 と言いますが、アイヌ語では、同じ20進法でも 5x20-10 と言う点が違います。
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こんばんは。「お礼」拝見いたしました。おしやべり好きなのものですから、しよつちゆう削除されます。 Google翻訳は、ラテン語では使用したことがありませんが、そのほかの言語ではお世話になり、私も感謝して使つてゐます。そのシステムについて御教授くださり、ありがたうございました。私の質問ページに英語で回答文が寄せられることがあり、いつもGoogle翻訳に頼つてゐます。 いづれにしても、ネット情報は、Wikiなどもふくめ、それなりの用心が必要とは思ひます。いちばん危ないのは、OKWaveQ&Aサイトにおける、ID「plapota」の回答文です。私が見る限り、誤回答だらけです。 数詞につきましては、文献を調べれば、ほかにもさまざまな表現が見つかるのではないかと存じます。ローマの古典はさほど読んでをりませんので、お役に立てませんでした。 quattuor(4)につきましては、quatuor以外にも、quattorといふ綴りもあるやうです。最近言語学の新刊書を読むことがなくなりました。学生時代に読んだものでは、 泉井久之助『印欧語における数の現象』大修館書店 にこのラテン語の話も少し触れられてゐました。 今後とも、御指導くださればさいはひです。
お礼
情報 泉井久之助『印欧語における数の現象』大修館書店 有り難うございました。 割に高いので、買うことはせず、大学図書館に昨日行って参りました。正に私が知りたいことが 書いてありました。 と云いたいのですが、知りたいことの 【近所】 のお話でした。 泉井先生にお手紙を差し上げたいのですが、多分もう亡くなられた方でしょう。 と云うことで、いつのことか分かりませんが、もう少し頑張ります。 ちゃんと研究すれば修士論文でも書けるかと思っています。
回答番号2のplapotaです。「お礼」ありがたうございました。「ラテン語の数をインターネットで探しました。」とのことでしたので、どこかに、おふざけサイトがあるのかと、楽しみにしてゐたのですが、google翻訳とは、残念でした。 >>全面的に信用しているわけではありませんが、 >>多くの場合、有用で 助かっています。 私は、google翻訳をラテン語で使用したことはありませんが、以前知人から聞いた話では、でたらめ、といふことでした。このたびの実例を見るかぎりでは、かなりの用心が必要です。 >>残念ながらラテン語訳聖書が手元にありません。 >>次回図書館に行ったら確かめてみたいと思います。 今そばにあるのは、下記のものです。 BIBLIA SACRA IUXTA VULGATAM VERSIONEM, Stuttgart, 1975 学生時代に12000円で買ひました。今は、ネットで無料閲覧できます。 http://www.academic-bible.com/en/online-bibles/biblia-sacra-vulgata/read-the-bible-text/bibel/text/lesen/stelle/15/80001/89999/ch/516169b69181ec6c2357694dae765870/ http://www.academic-bible.com/en/online-bibles/biblia-sacra-vulgata/read-the-bible-text/bibel/text/lesen/stelle/6/190001/199999/ch/773737f34b6b011ce022de32ff6dad69/ >>キリスト教あるいはユダヤ教関係の方でしょうか。 家は、父方が天理教で、母方が浄土真宗です。いづれも不熱心で、私は日本人らしく、何でもありです。 もう少し、18,19について。 ラテン語の本は、あまりたくさんは持つてゐませんので、とりあへず、聖書の例を挙げておきました。今少し探してみると、カエサル『ガリア戦記』第1巻第8節に「19」がありました。あひだに「et」はありませんけれど。 decem novem (C. IVLI CAESARIS, De Bello Gallico, Oxford Classical Texts, 1900) octodecimとnovendecim(またはnovemdecim)は、辞書にはありますが、実際の用例を探すことができませんでした。Liviusにあるらしいのですが、もつてゐません。 引き算方式のduodevigintiは、同じカエサル『ガリア戦記』にありました。第2巻第5節です。同一著者なのに不思議です。20に近い19が、足し算方式で、20から2はなれた18が引き算方式です。
お礼
Google 翻訳は、ある意味 贔屓にしています。他のオンラインサイトより質がよいと考えています。 更に、このサイトでは単語集と文法で訳すのではなく、世界中の多くの類似訳文を集めて、一番確からしい訳を選び出し、提示していると聞きました。詳しいことは分かりませんが、一種のビッグデータ処理だと理解しています。 利用した人は自分はこの様に訳すと訳語を提案できます。 訳語が沢山あるときには、どのような割合で使われているか、統計値も提示されます。 私も積極的に参加して、このサイトをよくする手伝いをしています。 =========== いずれにせよ、この様な翻訳には事後の精査が必要なこと当然で、そのつもりで利用すればよいのだと思います。 ========= オンライン ラテン語聖書の情報有り難うございました。使いこなせる実力はありませんが。しっかりノートいたしました。
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#1です。補足です。 >>2.1.一つだけ残った疑問は、Googleから出てきた18 = decem et octo19 = novem という言い回しもあるのかなと云うことです。18 と 19 で言い方が異なりますし。 1。 18は、普通 duodevicesimus (20 vicesimus 引く 2 duo)と減数の場合も お示しの加数の18 の他に(octodecim)もあります。(20には、viginti と言う形もありますから 18 duodeviginti にもなります) 2。 novem は 9 です。 3。 19 にも、undevicesimus (20 引く 1)という減数法の形と、novemdecim という加数法の形とがあります。(20には、viginti と言う形もありますから 19 undeviginti にもなります)
お礼
以下のことを理解いたしました。 1.ラテン語の数詞では、いくつかの形があること。例えば、vīgintī と vicesimu、triginta と tricesimu など。 2.数詞 18 や 19 には加法型と減法型の表現があること。 3.数詞 1 - 3 には、格変化/性による変化があること。 お陰様で、楽しい時間を過ごしました。tibi gratias ago!!
おはやうございます。いつもBASKETMMさんの広範な分野での御投稿から学んでをります。 質問文を拝見して、左側のデータの意味がさつぱりわかりませんでした。どちらからの引用なのですか。いつかの時代の特有の表現なのかもしれませんが、浅学にして判断不能です。ネット特有の偽情報のやうな気もします。 回答番号1のお礼に >>18 = decem et octo >>19 = novem >>という言い回しもあるのかなと云うことです。 とお書きになつてゐますので、これだけお答へします。 聖書のラテン語訳ウルガータでは、この「10と8」「10と9」といふ表現が使用されます。「19 = novem」は、変です。 decem et octo (エズラ8章18節) decem et novem (ヨシュア19章38節)
お礼
お答え有り難うございます。 質問に出したラテン語数詞の出所は、 左側はgoogle 翻訳です。右側はwww.sf.airnet.ne.jp/ts/language/number/です。 全面的に信用しているわけではありませんが、多くの場合、有用で 助かっています。 ラテン語訳聖書からの情報有り難うございます。 decem et octo (エズラ8章18節) decem et novem (ヨシュア19章38節) 前者は 「18人の兄弟」、後者は 「19の町々」 という言葉で出てくることも確認いたしました。残念ながらラテン語訳聖書が手元にありません。次回図書館に行ったら確かめてみたいと思います。 この様な原典(?)に戻っての知識をお持ちの方を羨ましく思います。キリスト教あるいはユダヤ教関係の方でしょうか。
お礼
素人が、精査せずに出した疑問にお答えいただき有り難うございます。 質問には、インターネットで探したと書きましたが、お察しの通り、 sf.airnet や google を利用したのです。 1.ラテン語の名詞/数詞の変化については、「1,2,3 が変化する。また、4 も昔は変化したが、後に無変化となった。」書かれた本も発見いたしました。(ギリシャ語は 4 も変化??)性の変化と格変化の双方で整理するのは大変です。 2.減数法の話。この様な視点を教えていただき感謝しております。ローマ数字との対比も新鮮でした。三時五分前という言い方は、英独仏語 その他 どこにもありますね。先日ある医院で、「午後の部は二時半からです。二時半五分前にお出で下さい。」と云われました。なんだかドイツ語みたいだなと愉快でした。 アイヌ語の例をご存じとは驚きました。この話をどこかで披露したく、ウズウズしております。 2.1.一つだけ残った疑問は、Googleから出てきた 18 = decem et octo 19 = novem という言い回しもあるのかなと云うことです。18 と 19 で言い方が異なりますし。 興味ばかりあり、知識と努力の足りないリケロ(理系老人)よりのお礼です。 今後ともよろしく。