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名字の質問

宮地という名字は、愛知県・広島県・高知県・佐賀県に多いですが、それぞれの関係はどうですか? 特に高知県には佐賀町という町もありました。歴史的に見て、何かしらの交流があったのでしょうか?

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noname#224207
noname#224207
回答No.1

宮地さんについては、別に立てられたご質問のほうで説明させていただきました。 高知県の佐賀町につきまして、無い知恵を絞って薀蓄を傾けてみたいと思います 佐賀県のサガの由来はいろいろあるようですが、いずれも初めにサガという音ありき、で説明されています。 もっともっと古い言葉だったのではないのかな~と考えます。 鹿児島湾の奥に1986(昭和61年)に偶然発見された上野原遺跡というのがあります。 青森県の三内丸山遺跡と並ぶ日本最古の縄文時代の遺跡とされています。 一方佐賀県の唐津市にある菜畑遺跡は日本最古の水田で知られています。 奄美群島の付近で、黒潮は対馬海峡方面と千葉県の銚子方面へと分流しています。 上野原遺跡で発見された磨製石器は高知県にも存在していることが知られています。 すなわち黒潮に乗って人が移動していたと考えられています。 黒潮の影響が大きいことで有名なのが、紀伊半島と房総半島における地名や食習慣や古代文化の共通性です。 当然、同じように対馬海峡方面の流れに乗って移動していたとも考えられます。 もしサガなる音が古代に何らかの意味を持っていて、この黒潮によって運ばれたと考えれば、九州北部と四国南部に同じ音の地名があっても左程不自然ではないのではないのかと考えました。 如何でしょうか。 尚詳しくは、下記のyou tube の動画をご覧下さい。 非常に長い動画ですが1時間20分のあたりで、磨製石器の伝播の話をしています。 最初から日本古代史を確認する 投稿者:hino kou 蛇足 地名とういうのは、人が共同生活をしていく上で不可欠なものです。 当然文字史料があらわれるよりもはるかに昔から使われていて、それを漢字渡来後に文字を当てはめて表記したと考える方がより自然かと思います。 集落ごとに交流すれば、当然〇〇という場所の連中という意味の表現をしてお互いに区別していたでしょう。 やがてこれが苗字なるものに使われるようになったのではないのでしょうか。 苗字の由来の説明も,初めに文字ありき、でなおかつ、その音の表記に使われた漢字の意味からの説明が多くを占めています。 このような観点から説明が付くものもあるでしょうが、音そのものから考える必要があるものも多数含まれているのではないのでしょうか。 札幌も元々はアイヌ語の広く乾いた場所という意味の言葉で、その音に漢字を当てはめただけです。 このようなことが漢字が渡来してから日本中で起きていたのではないのでしょうか。