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「以上でも以下でもない」という表現
実際、よく目にしますし、何か書いていて、ここにちょうど使ったらいいのではないかと思うこともあるのですが、どうも実際に使うのは躊躇してしまいます。 「X以上」はちょうどXかそれより上のことですし、「X以下」はちょうどXかそれより下のことなので、「X以上でなく、かつX以下でもない」であれば、Xより上でも下でもちょうどでもない、どの値も取らないということになってしまうと思うからです。 「以上でも以下でもない」はおかしな表現なのでしょうか? そう考えるのは理屈っぽすぎるでしょうか?
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辞書によれば 「以上」:数量・程度などを表す名詞の下に付けて、それより多いこと、また、優れていることを表す。数量を表す用法では、その基準点を含む。 とあります(「以下」も同様)。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B0%CA%BE%E5&kind=jn つまりその基準点を含むのは数量を表す場合のみ、ということになります。 ですから 例えば「友達以上の存在」と言えば、数量ではありませんから、友達よりも上ということになりますね。 つまり、「○○以上でも以下でもない」は、数量のことでなければ「○○そのものである」という意味で正しいということになります。
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- kokoichi
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こんばんはー。 そうですよねー、厳密に解釈すればおかしな表現かもしれませんが、実際にはよく使いたくなる表現であると思います。 少しニュアンスが違うかもしれませんが、文章や言葉で表現されるのであれば「可もなく不可もなく」なんてのも似ている表現かもしれません。 人間の心情表現としては「以上でも以下でもない」というのは「おかしな表現」どころか多くの場面で「言い得て妙」な最適な表現であると思います。
お礼
確かに、基準点を含まない場合もありますね。同様の例として「可もなく不可もなく」はとても分かりやすいと思います。 ありがとうございました。
あはははは(^o^; ちょっとウケてしまいました(^^ うーん、結局 この場合の「以上・以下」には mide さんのおっしゃるような 数学で用いられる場合ほど厳密な定義の意味合いはない、ということなのでしょうね。 数学の比較の定義では、ご指摘のように「以上・以下」はそれぞれその値自体を含むことになっていますが、国語的に言う場合の「以上・以下」はそのへんの感覚が実にあいまいです。数学で言う「>・<」的なニュアンスで言われていることも実に多いです。この「以上でも以下でもない」の場合、こっちの感覚で使われている言葉だと考えるのがよいようです。
お礼
数値でない場合は、> とか < のこともあると分かりました。ありがとうございました。
以上、以下共に基準となる数字を含むので、それを強調した表現だと思います。 「俺が言った数字通りだよ(2,300円)、それ以上でも以下でもないよ」このように後半の文章はなくても文意は変わりません。 また数字ではなく程度を表す場合にも使われますね。 予想以上、平均以下など。 「俺たちは単なる同級生だよ。それ以上でも以下でもない」これも一種の強調でしょう。
お礼
確かに強調のために使われることが多いようですね。 ありがとうございました。
- alive2004
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◎ご質問の中に、答えが存在している様に思えます。 ●「Xより上でも下でもちょうどでもない、どの値も取らないということになってしまうと思う」 ◎正にそのとおりで、「どちらでもない」か「どちらともとれる」ことを表現している、のではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ただ、「以上でも以下でもない」の意味の解釈は、どうも私や他の方と違うようです。
お礼
「以上」「以下」が基準点を含むのは数量を表す用法でのことなんですね! となればおかしな表現ではないと分かります。ありがとうございました。