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「~から~まで」という表現の法的解釈は?
- 労働基準法において、年少者の労働時間についての規定がありますが、「~から~まで」という表現に関して、基点と終点を含むのか含まないのか、解釈が分かれています。
- 「~から~まで」という表現は、法律の条文においては基点と終点を含む場合と含まない場合があります。
- 一般的には「~から~まで」という表現は基点と終点を含むものと解釈されることが多いですが、具体的な法律によって異なる場合もあります。
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実用的な話としてはどちらでもいいでしょう。それぞれの状況ごとに妥当な解釈をすれば足ります。 某法律学用語辞典の基本法令用語には「から」について、「種々の場合に用いられる。……期間計算の起算点を示す場合が最も多く」とあるので「起算点」という以上は、最初を含むと解して問題ないです。また、「から…まで」について、連続した条項を表すために例えば第10条から20条までなどという使い方をするという旨の解説がありますが、これは明らかに最初と最後を含んでいます。そして、「から…まで」については「期間等の起算点及び終期を示すためにも」と述べているのでやはり最初と最後を含むと解してよいと思います。 実際問題として含まないとあえて解釈しなければ困ることがない限り、含むものと解して実用上全く問題はないでしょう。とりあえず、含まないと解しないと困る例は思い当たりません。含むと解しないと困る例ならいくらでもありますが。 労基法の規定にしても「夜10時から朝5時までの間」の夜10時と朝5時の瞬間を含むと解するべきです。時間は瞬間であるにしても判例では労働時間の計算が1分単位である関係上、10時0分59秒が深夜時間にならない可能性が出てくるからです。これは「間」があるかどうかと関係なく、そう解するべきです。逆に含むと困ることなど何もありません。 この場合の「間」は、その起算点と終期との間の任意の時間であることを示すためについていると考える方が妥当だと思います。つまり、起算点と終期を含むかどうかとは関係なく、「夜10時から朝5時まで」という書き方は、基本的にこの時間帯全体を指すことになるので、全体だけでなく一部の場合も含むという意味で「間」と付けていると考えるべきだと思います。もっとも本当にそこまで厳密に用語を使い分けているのかと言えば、推測でしかありませんが。
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- toshi1989
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(深夜業)第61条 使用者は、満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。 先ず、小学校で習う算数などに出て来る「以上、以下」とか「未満、超え」は計算上に必要な数字の区切りをつけるための概念だと思います。 しかし、時間の概念としては、午後9時の1時間は9時59分59秒を過ぎて、最後の一秒が「カチッ」と真上になり、時計の針が午後10時ジャストを指した所がちょうど9時の1時間の終わる所です。 そして、その時計の針が午後10時ジャストを指した瞬間は9時の終わりであると同時に10時の始まりの瞬間でも有るのです。 要するに、9時か終わる瞬間と10時が始まる瞬間の間には時間が存在しないので、9時の終わりと10時の始まりの針の位置は同じ場所同じ時間を共有している事になり、以上とか以下とか未満とか超えなどの概念は適用されません。 10時よりもほんのチョット(0.0000000000・・・・・・1秒)でも前ならば9時代の1時間は終わっていませんし、10時00分00秒よりもほんの僅かでも過ぎた時間は既に10時代の1時間の中に含まれるのですから、時間においては以上とか以下という区別の仕方をする事は困難なのです。 時間とはその瞬間だけを示す唯一無二の瞬間であり、9時の終わりとの瞬間と10時の始まりの瞬間は同じ時間上の1点のみを共有しているわけです。 ですから、労基法の文言の表す午後10時から午前5時という時間の表現に対しては、 「~から~まで」→基点、終点を含む 「~から~までの間」→基点、終点を含まない という区切りの概念は適用されません。 だからこそ、ネット上の多くの人達も質問者様と同じように考えて、この区切りの概念を時間に対して無理に当てはめようとした結果として。 >検索するといろいろな説が出てきてうーんという感じです・・・。 という検索結果となり、質問者様が調べても良く分からなかった、という事が起きてしまうのだと思います。
お礼
ありがとうございました。
「~から~まで」という表現というのは始めて知りました。 私が関わっているものにはありませんでした。 日本評論社のコンメンタールではどのような解説をしているのでしょうか。 教えてください。
お礼
ありがとうございました。
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ありがとうございました。