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JLPT N1文法問題
- 「を限りに」は「をもって」と同じ意味ではなく、「を限りに」がより頻繁に使用されます。
- 「ほどのことではない」は「ほどには当たらない」と異なり、「ほどのことではない」がより適切な表現です。
- 「笑うことはない」という表現は、「禁止」の意味ではなく、単に「笑わない」という意味です。
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1.運転しないことにしたんです、ですね? bでも意味は通じるような気がしますが、「…をもって」とすると、「運転することは終わりにしたんです」、となります。「~をもって~ことにした」ではなく、「~をもって~終わりにした」。「限りに」には「最後に」という意味がありますがから、「終わりにした」は必要ありません。日常会話ではそこまで意識せずにどちらも使うかもしれませんが、文章にするなら、こだわった方がいい、という一例です。 2.意味はどれでも通じますね(笑)。渡辺氏の寄付行為を、鼻先で扱うほどに一番軽く見ているのが、aというわけです。所詮、人気取り… 3.笑うな!と絶対禁止の意味ではなく、「笑う」という行為は、この場においては必要ないんじゃないですか、と控えめな言い方で、相手を暗に非難しているわけです。ない、は、必要ない、に近いかな。 日本語の言い回しはたくさんあり、また、微妙に意味も違ってくるため、難しいですね。答えがこちらだから、と済ますのではなく、違いはどこにあるのか突き詰めるあなたには、感服いたします。これからもご精進あれ!
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- he-goshite-
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ご質問事項そのものについては,ほかの方々がすでに答えてくれています。 >変な言い方や不自然なところ について書きます。 >~なところがあったら、遠慮なくご訂正ください。 という言い方は,いわゆる「上から目線」と感じられます。教えを乞う言い方ではありません。 「遠慮なさらず訂正してください」あるいは「遠慮なさらず訂正をお願いします」ぐらいが いいかと思います。 1. >それとも、文法的に間違いません。「をもって」は硬い言い方で、 日常の会話には「を限りに」のほうがよく使えます。 そうでしょうか。 (↑正解に対する私の考えしかありません。やはり両方とも使えると思っていますね...@@) →この部分,訂正のしようがないほど独特な(不自然な)表現です。 本当は何を言いたいのか分からず,どう直してよいか判断できません。 3. >私は「『笑う』という事柄は無い」と見えがちです... どうして「禁止」の意味を派生できますか。 → (訂正案) 私には,「『笑う』という事柄は無い」と見えてしまいます。 どうして「禁止」の意味になるのですか?
お礼
ご訂正ありがとうございました! 不自然な(失礼な)ところはいっぱいですみません。 いろいろ勉強になりました。 2のところはたぶん国によって言い方が違うでしょう。 やはりもっと頑張らなければなりません。
- fxq11011
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「こと」と係助詞「は」で引っかかっています。 ・・・こと、・・・ということ、がつくと、その前の文章全体が名詞化して扱われます。 笑う、動詞ですね、その状態をビデオ撮影したものが、笑うこと、です。 つまり、単に笑うな、ではなく、ビデをの映像と同じような振る舞いをするな。 評価する、動詞、付随して種〃行動をとります、それをビデオ撮影したものが評価すること、です。 つまり評価に値する、とはどういうことか?、賞賛し、大いに同意し、・・・それらを一括してビデオというものにします、そのビデオの内容は名詞化して表現されます。 係助詞「は」 私は男です、主語述語ですね、主語についての説明といえば説明とも言えるかな?。 係助詞は簡単にいえば、前の言葉との関係・についての説明になります。 今日を限り・・・=今日はする、(もう)は不要、今日を限り、日常会話ではあまり使用しない、「もう」はおもに日常会話に使用。 今日をもって・・=今日からしない
お礼
なるほど、勉強になりました。 ありがとうございました。
- kine-ore
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1. 今日(?)もう車は運転しないことにしたんです。 a.を限りに きょうをかぎりに→きょうを<最後>に~しないことを言明している。 b.をもって きょうをもって→「きょうので」の重々しい言い方。 「限り」=「最後」であること、だから運転しないという決意表明に限定されます。 一方、「きょうをもって」では、そのあとは通知に留まります。その代わり幅広い用途に用いられます。 実際には「もって」の重々しさとバランスが取れるのは漢語の「本日を」の方です。普通は「本日をもちまして…」と。 2. 渡辺氏はある団体に多額の寄付をしたが、これは特に評価する(?)と思う。彼には何か政治的意図があるのだ。 ~<ほど>ではない→評価の最低基準を上回りはしない→想定外といったほどではない=想定内=ほどほど・まあまあ。 ~<まで>ではない→評価の望ましい基準には達しない→期待外れ=いやはや・なかなか。 ここには、1)「程(達すべき基準)」と「迄(期待される基準)」の違いを知ることと、2)「当たらない」という特定の表現を知っているのかが試されています。 「~には当たらない」は「~する必要がない」、したがって「~するには及ばない」に通じます。 3. そんなに笑う(?)でしょう。私は真面目に話しているんですよ。 >前後の文脈を見れば、「笑うんじゃない!」「笑うな」といった意味ですが、 : これがそもそも勘違いです。 先行問題「2. a.ほどのことではない」を当てがってみてください。 笑うという「程(達すべき基準)」に及んでいない→笑いたくなるほどのおかしさの基準に届いていないのではないかと問い直しているのです。だからこそ、次のステップとして→笑うのは行き過ぎだ、当方は笑われる「迄(期待される基準)」の奇妙でおかしなことをいっていないのだから…。さらにその次のステップとして→だから笑われるのは不本意だ。笑うのは不当だ。そのさらに次として→笑うのは止してくれ、に。とうとう突き詰めた最終段階で初めて→「笑うんじゃない!」「笑うな」といった意味にも至るでしょうけど。単純な結論に走るのではなく、このニュアンスの段階的流れを踏まえられるかどうかが試されているのかも知れません。
お礼
なるほど!詳しいご解答ありがとうございました! いろいろ勉強になりました。
お礼
ありがとうございました! わかりやすいから大変勉強になりました。