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A+εBの固有値の次数の評価はこれでいいでしょうか

皆様,宜しくお願い致します。 n×n正値エルミート行列A,Bと ε∈Rに於いて, A+εBの固有値(正の実数になる)の評価を探してます。 つまり, det((A+εB)-λI)=0…(ア) (Iは単位行列) とした時, λ=O(ε^r)のrの値は何になるだろうか考えてます(O( )はランダウの記号(Big-O notation)。 式(ア)は,λ^n+f(λ,ε)=0 (f(λ,ε)はλとxとからなる多項式でλ,εについての最高次数は夫々n-1,n)という形に展開されるかと思います。 それでもって, λ=O(ε^1)と評価されるのではと推測したのですが,実際どのようにして評価してけばいいのでしょうか?

みんなの回答

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.3

ANo.2へのご説明有難うございます。 |ε|が小さい時の話だと思い込んでまして、ε^0の項を無視するのがどうも腑に落ちなかったのですが、どうやらご質問は「|ε|がうんと大きい時にλがどうなるか」ということで、さらに「0でない固有値について」という条件も付いているんですね。  だとすれば、m個の固有値が0になる場合を考慮しなくちゃです。

Dominika
質問者

お礼

すいません。ちょっと混乱中です。 > |ε|が小さい時の話だと思い込んでまして、 小さい場合です。0≠ε∈R > ε^0の項を無視するのがどうも腑に落ちなかったのですが、 すいません。ここの意味が分かりません。"ε^0の項を無視する"とはどういう事でしょうか? >「0でない固有値について」 A,Bはn×n正値エルミート行列なので固有値は正実数だと思いますが、、そのような事をおっしゃってるのではないのですかね。 > だとすれば、m個の固有値が0になる場合を > 考慮しなくちゃです。 え!? もう少し詳しくお願い致します。

Dominika
質問者

補足

再度,少し考えました。ご紹介頂いた手法を用いてで, A+εBは A+εB=V^*diag(λ_1,…,λ_n)V と対角化されるので,(Vはユニタリ行列) これより, V(A+εB)V^*=diag(λ_1,…,λ_n) ⇔ diag(λ_1,…,λ_n)=VAV^*+εVBV^* ⇔ diag(λ_1,…,λ_n)=(α_ij)+(εβ_ij) (ただし,(α_ij):=VAV^*,(β_ij):=VBV^*) ⇔ diag(λ_1,…,λ_n)=(α_ij+εβ_ij) という形に書けるので,両辺の成分を比較して, 各λ_1,…,λ_nは高々εの一次式として表されるから λ_1=O(ε^1),…,λ_n=O(ε^1) となると結論づいたのですが,, 勘違いしてますでしょうか?

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.2

> どの成分もλ_1,λ_2,…,λ_kの次数は一次で,それに対応する成分もεなので えーと、λ=O(ε^1) と(象徴的に?)仰る意味が今ひとつ分からんので、n=2で、Aが単位行列、Bが 0 1 1 0 の場合でやってみせて下さいな。

Dominika
質問者

お礼

ありがとうございます。試してみました。 A=I, B= 0,1 1,0 の時, A+εB=:V^*diag(λ_1,λ_2)Vとおいてみると,Vはユニタリ行列 この場合,U=Iだから 1,ε ε,1 =U^*diag(λ_1,λ_2)U となり, 1,ε ε,1 = λ_1v_11v_11~+λ_2v_21v_21~, λ_1v_11v_21~+λ_2v_21~v_22~ λ_1v_21v_11~+λ_2v_21v_22, λ_1v_21v_21~+λ_2v_22v_22~ という形になると思います。 これより,連立方程式 ε=λ_1v_11v_21~+λ_2v_21~v_22~(=:λ_1ν_1+λ_2ν_2), ε=λ_1v_21v_11~+λ_2v_21v_22(=:λ_1ν_3+λ_2ν_4) をλ_1,λ_2について解くと λ_1=1/ν_1(1-ν_2(ν_3-ν_1)/(ν_2ν_3-ν_1ν_4))ε, λ_2=(ν_3-ν_1)/(ν_2ν_3-ν_1ν_4)ε 従って, λ_1,λ_2ともε^1の定数倍として表せましたので, λ_1=O(ε^1), λ_2=O(ε^1) となりましたが,如何でしょうか?

  • stomachman
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回答No.1

Aは対角行列(= 対角成分以外全部0)、 Bは対角成分が全部0、という場合にはそうはならんでしょ?つまりA, Bによって話は違う。 一般にA = U Λ U* (UU*=単位行列、U*はUの随伴行列、Λは対角行列)と分解したとき、(U* B U)をお考えになると宜しいかと。

Dominika
質問者

お礼

> Aは対角行列(= 対角成分以外全部0)、 Bは対角成分 > が全部0、という場合にはそうはならんでしょ? 仰る通りです。 先ず,A+εBはエルミート行列となるので,或るユリタリ行列Vで対角化可能で A+εB=V^*diag(λ_1,…,λ_n)Vと書けます。 λ_1,…,λ_nはA+εBの固有値. 次に U^*とUを上の両辺に左右から掛けると, U^*AU+εU^*BU=(VU)^*diag(λ_1,…,λ_n)VU で diag(α_1,…,α_n)+εU^*BU=(VU)^*diag(λ_1,…,λ_n)VUとなりますね。α_1,…,α_nはAの固有値. 両辺を成分で表記すると, α_1+εb'_11,εb'_12,…,εb'_1n εb_'21,α_2+εb'_22,…,εb'_2n : εb'_n1,εb'_n2,………α_2+εb'_nn = Σ_{k=1}^n λ_kw_{k1}w_{1k},Σ_{k=1}^n λ_kw_{k1}w_{2k},…,Σ_{k=1}^n λ_kw_{k1}w_{nk} Σ_{k=1}^n λ_kw_{k2}w_{1k}, : Σ_{k=1}^n λ_kw_{kn}w_{1k},………………………………,Σ_{k=1}^n λ_kw_{kn}w_{nk} となりますので,両辺の成分を見比べると,どの成分もλ_1,λ_2,…,λ_kの次数は一次で,それに対応する成分もεなので λ=O(ε^1). と結論づいてしまったのですが、、、 勘違いしてますでしょうか????

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