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行列の固有値??

多分、行列の固有値の話だと思うのですが、例えば、 A^2-5A+6E=0という行列式があります。このとき、A^(n+1)-2A^n…IとA^(n+1)-3A^n…IIを計算せよ。と言う問題があります。このとき、僕は今まで、意味も考えずに、条件の行列式の行列Aをkとして、因数分解をし、I…=3^n(A-2E)、II…2^n(A-3E)として、解いていました。けれどなぜ?この解き方を教えてもらった時、友達は固有値とか言っていました。 なぜ、上記のようになるのかを教えてください。

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  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.2

まず,言葉をしっかりしましょう >A^2-5A+6E=0という行列式があります。 多分「行列で書かれた式」ということで「行列式」と いっているのだと思いますが, 「行列式」というのは別の意味です 多分,高校生でしょうから 行列式といえば「ad-bc」というあれのことです. 使い方を間違えるとまるで意味が通じなくなります この場合は「行列の多項式」とか 「行列の二次式」などというものでしょう >条件の行列式の行列Aをkとして、因数分解をし、 >I…=3^n(A-2E)、 >II…2^n(A-3E)として、解いていました。 >けれどなぜ? 本当にこうなりますか? Iの式はA^n(A-2E)ですけど,A^nは行列です. A^n=3^nEとなるならその通りですけど そうはならないはずです #だって,A^2=5A-6Eですから f(A)=A^{n+1}-2A^n=(A-2E)(A-3E)Q(A)+xA+yE とおいて, f(2E)とf(3E)が0になることからxとyを求めてるのが 正解でしょう.IIも同様です >この解き方を教えてもらった時、友達は固有値とか >言っていました。 どこかで聞いてきただけの話だと思いますが この問題に限っては固有値は関係ありません. 確かにケリー・ハミルトンの定理の形の条件では ありますが. 行列のn乗を求めるテクニックでこの手のものは 一般には行列の積は可換ではないので 多項式と同じ扱いはできないのですが, 一個の行列Aと単位行列Eだけが関わるときは AE=EAなので,多項式と同じ扱いができるという ことがポイントになります. Aをx,Eを1とみなすわけです #難しい言葉では,行列Aが生成する多項式環と #一変数多項式環は環として同型なんていう 多項式と同じなので,普通に割り算して あまりを求めてというよくある計算が可能です. ちなみに固有値を利用するタイプは 別の正則行列Pを用いて P^{-1}AP= a 1 0 b とか a 0 0 b の形に変形してから求めるものです ここでaとbが固有値と呼ばれるもので, Pの列ベクトルが固有ベクトルと呼ばれるものです 一度この形に変形してしまえば,n乗の計算は容易です. #複素数まで許容すれば必ず #このどちらかの形に変形できます.

  • tatsumi01
  • ベストアンサー率30% (976/3185)
回答No.1

質問の意味がよくわかりません。 A^2-5A+6E=0 は行列で、行列式ではありませんね。 行列 A の固有値をλとし、A の固有方程式が λ^2-5λ+6=0 だったとすると、ケイリー・ハミルトンの定理により、行列としての性質 A^2-5A+6E=0 が成立します。 すると A^2=5A-6E ですから、A^(n+1) = A^2・A^(n-1) = (5A-6E)・A^(n-1) を利用して、どんどん次数を下げて行き、最後は A の1次式になります。 お友達はそのことを言っているのでしょうかね。

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