じっと睨んで、(x^2+2x+3)(x^2-2x+4)が出ました。x^4の項の係数が1、x^3の項の係数が0、x^0が12だから、等々といった点から勘です。
正確にやろうとすれば、まずy=x^4+3x^2+2x+12とおいて考えてみる必要があります。これのグラフがどうなるかです。xで微分すると
y'=4x^3+6x+2
です。これを詳しく調べると(詳細は、さらに微分したりで長くなるので割愛します)、-1と0間で正負が逆転する、言い換えればその間のどこかで0になります(そこ以外に正負の逆転はなさそう)。
ということは、y=x^4+3x^2+2x+12は-1と0の間で最小値になりますが、調べてみると0になりません。
ということは、x^4+3x^2+2x+12はx-aという1次式では因数分解できないことが分かります。なぜなら、x^4+3x^2+2x+12がx=aで0になるなら、x-aで割り切れる、つまり因数分解できるという定理があるのです(因数定理)。逆に与式が0になるxがないなら、xの1次式では因数分解できないということになります。
さて、1次式では因数分解できないことが分かりました。それなら、2次式以上で探すしかありません。物凄く面倒ですが、元の式が4次式ですから、4次の項の係数が1であることも使えば、
(x^2+ax+b)(x^2+cx+d)
の形に因数分解できると考えて、上式を展開して係数のa, b, c, dの部分を元の式の係数に等しいとして連立方程式を作り、解くしかありません。それでも確実に解けるかどうか、運次第な面もあります。もしくは、これを睨んで勘でa, b, c, dを選ぶか……。
P.S.
今回は物凄い偶然で勘が当たりました(できたので驚いたのが本音)。実は私も因数分解は苦手です。するするやっているように見える人に聞いたら、何度もやった勘、とのことでした。
お礼
やっぱりむずかしい問題だったのですね。 回答1~3の方法でといてみようと思います。