- ベストアンサー
プラスチック
ポリマーにコポリマー、ホモポリマーがありますが、コポリマーは2種類以上の異なったモノマーの共重合体で、ホモポリマーは単独の重合体と説明がありました。 ここで「共重合」とあるのですがこれはどういうものなんですか? またコポリマー、ホモポリマーの特徴(固い、やらかい等)をおしえてください!
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
例えば、エチレンを重合するとポリエチレンになります。 これは1種類のモノマーだけを重合したのでホモポリマーです。 プロピレンだけを重合すると、ポリプロピレンになりますが、これもホモポリマーです。 どちらもプラスチックです。 重合した後に両者を混ぜたものが、ポリマーブレンドで、各々単独のものと物性は変化します。 重合後に混合しても1本1本のポリマー分子は1種類のみのモノマーから由来する構造となっています。 しかし、重合する前にエチレンとプロピレンを混ぜておいて重合すると、1本の高分子の中にエチレン成分とプロピレン成分の両方が組み込まれたポリマーが生成します。 これが共重合体です。 この事例では、プロピレンとエチレンが1本の高分子鎖に導入されるので、プロピレンのメチル基の配置の規則性が1本1本の高分子で異なってしまい、結晶しにくくなります。 ポリエチレン、ポリプロピレンに比べ、両者の共重合体は結晶化度が極端に低下し、プラスチックではなくゴムになってしまいます。 エチレン・プロピレン・ゴムは、エチレンとプロピレンの共重合体なのです。 2種類のモノマーを混合しておいてから、重合操作を行い1本、1本の高分子鎖の中に2種類以上のモノマー成分を組み込む重合のことを共重合と言います。
その他の回答 (2)
- easylife
- ベストアンサー率48% (64/132)
ポリマー(高分子)には非常にたくさんの種類があり、また日夜、新しいポリマーが合成されています。 また、重合度(=ポリマー分子がいくつのモノマーから成っているか)や分岐度(=分子中に枝分かれの構造がどれくらいあるか)、分子量分布(=分子量の幅がどれくらいあるか。合成高分子は一般的に分子量に幅があるので)などの違いによって、名前が同じポリマーであっても性質が劇的に変わってしまうのがポリマーの面白い所であり、難しい所でもあります。 高分子の化学は、分子中の小さな部分の性質については有機化学の知識で説明できるし、反応も基本的に低分子の化学と同じと考えていいですが、分子全体としてはまたいろいろ難しい問題があるのです。 というわけで、一般的にコポリマーとホモポリマーの性質、特にご質問にあるような物理的な性質はこうだ、という説明をするのには無理があります。 こういう性質の高分子材料が開発されている、というお話なら詳しい方はたくさんいらっしゃると思います。
- mojitto
- ベストアンサー率21% (945/4353)
共重合したポリマーをコポリマーというんですよ。 co-を英和辞典で探してもらえば分かると思います。 共重合にはランダム重合やブロック重合、グラフト重合などがあります。教科書等で調べてくださいね。 ホモポリマーとコポリマーの違いということですが、これは一概に回答することは不可です。複数のポリマーの機能を合わせたい場合などにコポリマーを作ります。 しかしそれも必ずしも個々の性質が出るわけではないのが高分子合成の難しいところです。
お礼
回答を書いていただいたみなさん、ありがとうございます! やはりコポリマー、ホモポリマーの特徴はおおまかすぎて無理があったんですね。重合についてはわかったのでよかったです。