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「いわゆる」と「即ち」の違いについて
○ 現場、(いわゆる/すなわち)売り場に立って、お客様とのやり取りを重ねるなかで、実地に研修していかなければならない。 どちらを選ぶでしょうか、両者の違いを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
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この場合の用例では「即ち」が正しい。 「現場」という広い意味の言葉を、いわゆる「実地の職場」に即して、具体的に説明しています。 「いわゆる」は、説明をより深く理解して貰うための引用語を用いる場合に使われます。 専門用語の解説などのために、一般的な普遍語を引き合いに出します。 用例 温泉は、即ち地熱を受けた高温の地下水である。 泉とは、いわゆる地下水の湧出場所である。
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- 麻野 なぎ(@asano_nagi)
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No.3 です。 「いわゆる(所謂)」については、元々が、言うの未然形(いわ)+受け身の助動詞「ゆ」の連体形「ゆる」がつながったもので、「世間で言われているような」という意味があります。 あと、たとえや説明を導く、「言ってみれば。たとえて言えば。別のことばで言えば」という用法の言葉としては、「言わば」というものがあります。 これは、「言う」の(文語の)未然形「言わ」+接続助詞「ば」の組合せでできたものです。 接続助詞「ば」は、まだ実現していないものが実現したと仮定する意味があります。 全体で、言わば=「まだ言わなかったけれど、言うとすれば」という意味が生まれ、「言ってみれば。たとえて言えば。別のことばで言えば」という意味として成立しました。 まとめると ・すなわち(則ち):全く等しいものへの言い換え ・いわゆる(所謂):世間で言われているような言葉への言い換え(ただし、「世間ではこういう」ということで、「本当は同じものではない」というニュアンスが含まれることもある) ・いわば(言わば):別の言葉で言い換えて詳しく説明する というような使い分けになります。 『大辞泉』の解釈を引くと、 【すなわち】 前に述べた事を別の言葉で説明しなおすときに用いる。言いかえれば。つまり。 前に述べた事と次に述べる事とが、まったく同じであることを表す。とりもなおさず。まさしく。 【いわゆる】 世間一般に言われる。俗に言う。よく言う。 【いわば】 言ってみれば。たとえて言えば。 と記されています。
- technatama
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両者は、置かれた状況によって、どちらの表現も可能だと思います。 「いわゆる」を使う場合は、 最初の用語である「現場」について、話し手と聞き手との間で状況の共通認識がないときではないかと思います。 単に「現場」だけでは、どんな現場なのか分かりません。それを説明する意味があります。 仕事をする「現場」には、いろいろの場所が考えられます。 製造業者の生産現場もあれば、この例のように、商品の小売業における販売現場もあります。 「現場」だけではそのあたりの実態が分からないため、 「現場」の中でも具体的には小売販売店の売り場のことだよとはっきりさせるために「いわゆる」を使うのです。 「すなわち」は、逆に話し手と聞き手の間に基本的背景(両者とも販売店での話だと分かっているとき)のように共通認識が既にある場合に、 「現場」すなわち「売り場」のことだけど、という意味あいが含まれた表現になるのではないでしょうか。
- 麻野 なぎ(@asano_nagi)
- ベストアンサー率35% (42/120)
「すなわち」は、漢字で書くと、即ち、則ち、乃ち などとなります。 これは、「全く同じもの」の言い換えに使います。 「いわゆる」は、漢字で書くと、「所謂」となります。 また、言葉としては、動詞「言う」の未然形(言わ)に、(上代の)受け身の助動詞「ゆ」の連体形(ゆる)がつながったものと考えられており、「世の中で言われている言葉では」という意味になります。 また、AすなわちBが、「AとBは同じもの」という意味合いが強いのに対して、「AいわゆるB」は、「世間ではAのことを、Bと言っているが、AとBは同じものではない」という意味合いが含まれることもあります。
- shut0325
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すなわち(即ち)を使うと思います。 すなわち→つまり 現場(つまり、(ここでは)「売り場」のこと)に立って~~ いわゆる→一般的に言われる、俗にいう 現場(一般に言う「売り場」のこと)に立って~~ という感じでしょうか。 後者は現場=売り場という感じで、ちょっと違うような印象を受けます。
- ryo_ Deathscythe(@Deathscythe)
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即ち いわゆる→一般的な言い回しに変換するときに用いる すなわち→特定の言葉に置き換えるときに用いる 現場、すなわち売り場に立ってお客様とのやり取りを重ねなければならない。 いわゆる「実地研修」だ って感じで使うかなぁ・・・