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凝固点降下について
34.2gのスクロースを1.00kgの純水に溶かした水溶液の凝固点を測定すると-0.185℃であった。500gの純水に0.585gの塩化ナトリウムを溶かした水溶液を-0.200℃まで冷却したとき、生じた氷は何gか?という問題で、 解説には、凝固点降下度が0.200となっていたのですが、なぜですか?? また、この問題が分からないので解説してください!!!
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- gohtraw
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溶質が電解質なので、溶解によって生じるイオンのモル数で考えないと ダメでした。 塩化ナトリウム0.585gは0.01モルであり、ここから生じるイオンは 合計0.02モルです。生じた氷をxgとすると、 0.02/(0.5-x/1000)=0.2/1.85 これでx=315 です。 純水の凝固点は0℃で、問題の塩化ナトリウムの凝固点はー0.200℃です。 凝固点が-0.200℃になるためには、塩化ナトリウムの濃度は 0.2/1.85/2≒0.054 モル/kg ・・・(A) でなくてはなりません。 問題の溶液を冷やしていくと、塩化ナトリウムを含まない氷と、塩化ナトリウム水溶液 ができます。ここで氷がxg (x/1000 kg)だとすると、塩化ナトリウム水溶液は 下記の二つからできていることになります。 (0.5-x/1000) kg の水・・・(1) 0.01モルの塩化ナトリウム ・・・(2) 氷が出来てくると、(1)は次第に減少し、(2)は変わりません。従って溶液の濃度は 次第に上がってきます。それにつれて溶液の凝固点も下がってくるわけですが、 それには限界があります。冷却するのはー0.200℃までなので、上記の (A)より高い濃度にはなりません。つまりそれ以上氷は増えないということになります。
- gohtraw
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スクロースの分子量は342ですから、 34.2gのスクロースを1.00kgの純水に溶かした水溶液 の濃度は0.1モル/kgです。このときの凝固点がー0.185℃ なので、水のモル凝固点降下は1.85℃ということです。 塩化ナトリウム水溶液の凝固点がー0.2℃になるためには、 その濃度は 0.2/1.85モル/kg である必要があります。 塩化ナトリウム0.585gは0.01モルであり、ここで生じた氷をxgとすると、 0.01/(0.5-x/1000)=0.2/1.85 x=408 塩化ナトリウム水溶液を凍らせた場合、氷には塩化ナトリウムが含まれず、 凍っていない部分の濃度が上がっていくことになります。氷が増えていくと、 この溶液部分の凝固点は 次第に下がっていくわけですが、温度がー0.200℃と決まっているので、 溶液部分の凝固点がー0.200℃になるところまで濃度が上がったらそれ以上は 氷にはならないということです。従って、ある質量の氷ができた残りの溶液の 凝固点がー0.200℃になるところを探せばいいことになります。凝固点が0℃から -0.200℃に下がっているので凝固点降下度は0.200ですね。
補足
回答ありがとうございます!!! 解答は315でした、、 あと、氷が増えていくと、 この溶液部分の凝固点は 次第に下がっていくわけですが、温度がー0.200℃と決まっているので、 溶液部分の凝固点がー0.200℃になるところまで濃度が上がったらそれ以上は 氷にはならないということです。←もう少し詳しく説明お願いします!!!