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ジョージクルーニー出演CMの女性の"Please"
英語の基本として、"Please" は「どうぞ」ではない、とよく言われます。 しかし、ネスプレッソのジョージクルーニー出演のCMで、 "May I?" ( "sit here" の省略と思います) と訪ねたジョージクルーニーに対して女性が "Please." と答えています。(と聞き取れるのですが) これはまさに日本語の「どうぞ」だと思うのですが、こういう "Please" の 使い方も実は一般的なのでしょうか?
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日本語であれこれ考えていたら、日本語の「どうも」の語感がじゃまをして、混乱するばかりかもしれません。 >「やんわりで含みを感じる」を総合的に考え合わせると、"May I sit here?" に対する"Please" は、「大歓迎というわけではないけれど、別に気にしません/問題ありませんからどうぞ」というようなニュアンスと思えばいいのでしょうか? Yes please.(それでかまいません)。 >件のCMでは、"Please" で「ジョージクルーニーだと実は気付いているのに気付いていない振りをしている」というニュアンスを表現しているのでしょうか。 Whatever.(どうみてもかまいません)。「本心」を表現するとを目的として「please」というのではなく、ただていねいにいうのが目的ですから、どこまで深読みするかはおまかせします。 >"Go ahead" とか "No problem" と言えば、「ジョージクルーニーさんじゃありませんか、どうぞどうぞ」という感じ、 Go ahead.(そのとおり)。積極的な肯定なので、「はっきりした合意と承諾」になりますから、「please」のほかに自分の意志をつたえることばがたくさんあります。 >"Please!" と強く言えば、「大ファンなんですよ、ぜひ一緒にコーヒーを飲みましょう!」みたいな感じ、でしょうか。 No.(ちがいます)。「Go ahead」で合意や承諾をあらわしたあと、「つづきの文」で逆にこちらから「すわってください(Please sit down)」と「依頼」しているのがこの「Please!」です。 >そうすると、軽くさらっと "No prob" とか言えば、何か違うのでしょうか。 Nothing.(なにもちがいません)。 わたしたちがつかえることばは「please」ひとつじゃないです。 >あとは、女性だからなども関係あるのでしょうか。 Of course that is.(もちろんありありです)。かるくさらっと、しっとりお上品にいいたいから、心の中で「フン」とおもっていても、「please」ぐらい言うのはたやすいことです。「依頼」も「承諾」も「拒否」も、女性らしい言い方で「Please」で結べば楽です。 これでもまだ疑問があるなら、しばらく日本語でかんがえることをやめてみてください。ループするだけです。あるいは、女性からみたら、 Oh please.(つきあってらんない)。 これは、「どうぞ」ではないですね。
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ものすごく難しいことを言ってはいるのですが、見方を変えれば簡単がことなのかもしれない。 あなたが、私に椅子を勧めて、「どうぞお座りください。」 のカッコの部分だけを英文にする。、色々な言い回しはあるが、質問文に近い使いかたであれば、 Please sit down. = Do sit down. http://idioms.thefreedictionary.com/Do+sit+down となる。私は、Thank you.と貴方に言って座りますよね。 ネスカフェのCMの場面にもどれば、 私: ”May I? ” Tloverさん: (May I sit here?といわれたのであろうと推測してPlease sit down here.(どうぞお座りください)と言おうとしたが、私の質問が少しばかり怠慢であるが故に) ”Please.” と私が省略した部分を省略したのみとも考えられる。 但し、 May I sit here? との返事として Of course, Certainly, Sure, etc.があるが、模範解答として ”Please do.” と言うようです。ですから、このdoの省略が起きているとも考えられる。 質問の「どうぞ」に関して面白いURLを見つけました、これを読めば、質問に関する返答で、Pleaseの後に省略が起きた時にこのPlease.が日本語の「どうぞ」と同じに成りうるが、たとえ省略が起きたとしても他の使い方であればPleaseは「どうぞ」にならない場合がある。 http://jiten.cside3.jp/teaching/teaching_17.htm
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考URL、面白いですね。 "please" と「どうぞ」を直結している日本人が多いから、質問に書いたような "please"イコール「どうぞ」ではない、といった解説が広まるんでしょうね。
「please」がカバーする範囲が、かならずしも日本語の「どうぞ」の守備範囲とつねに一致しない、ということを知っておかれたらいいのだと思います。 もともとわたしたちが学ぶ「please」のつかいかたは日本語の「どうか」にかなり近いとおもいます。「being polite(やさしくていねい)」か「being refined and elegant(しっとりあかぬけて)」であることをしめす、という目的がありますので、わたしはplease = an adverb used in a polite way of saying something と定義します。この「なにかを言う」に含まれるのは、 1 おねがいする(依頼や尋ねたりすること)May(Can) I have two coffees please?(日本語でやさしく「お願いできますか?」と添えて言うかんじ) 2 かるくうなずく(合意や承知すること)Please do.(これが日本語の「どうぞ」の一種で、ご質問のコマーシャルでのつかいかた) 3 かわす(否認や拒絶すること)Oh, please./Aw please!(意訳すると「やめてよ」「しんじらんない」「いいかげんいしてよ」「ふ~ん/どうだか/どうでもいいわよ(「whatever」というかわりに「please」でかわす)」) 日本語の「どうぞ」と決定的にちがう瞬間があります。なにかを「すすめる」ときで、「どうぞおすわりください(Please be seated)」とはちがう場面、たとえば 1 わたすとき(商品やおつりや料理とか)Here you go/Here you are/Enjoy it 2 はっきりとしたうなずき(合意や承知すること)Yes you may(can)/Go ahead/No problem など、ほかにいっくらでもいい方があるときです。ここで「please」でやんわりされると、なにかべつのことを「ふくんで」いるのか、ほかに「おとしどころがあるのか」疑いたくなります。こんなとき、「please」は日本語の「どうぞ」ほど多様にはカバーできない、ということをお気にとめておかれたらよいのでしょう。 英語で話すときに、日本語を訳しながら話すと、日本語の「どうぞ」を「please」にしてしまいがち、ということを、ネットの「pleaseはどうぞではない」派のかたがたはうったえたいのだとおもいます。これはまちがってないと思います。英語で考えて英語で話せば、「ここは日本語の『どうぞ』とはちがうな~」と実感できる場面がたくさんあると思います。
補足
ご回答ありがとうございます。 前半の2で「なるほど」と思ったのですが、後半の2で、また「???」と なってしまいました。(^^;) 両方とも「合意や承知」と書かれています。 ご回答内容の "please" は「かるいうなずき」、「はっきりとしたうなずきではない」、 「やんわりで含みを感じる」を総合的に考え合わせると、"May I sit here?" に対する "Please" は、「大歓迎というわけではないけれど、別に気にしません/問題ありませんから どうぞ」というようなニュアンスと思えばいいのでしょうか? 件のCMでは、"Please" で「ジョージクルーニーだと実は気付いているのに気付いていない 振りをしている」というニュアンスを表現しているのでしょうか。 "Go ahead" とか "No problem" と言えば、 「ジョージクルーニーさんじゃありませんか、どうぞどうぞ」という感じ、 "Please!" と強く言えば、 「大ファンなんですよ、ぜひ一緒にコーヒーを飲みましょう!」みたいな感じ、 でしょうか。 そうすると、軽くさらっと "No prob" とか言えば、何か違うのでしょうか。 あとは、女性だからなども関係あるのでしょうか。 疑問ばかりで恐縮です。
- phj
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>英語の基本として、"Please" は「どうぞ」ではない、とよく言われます。 英語の基本として、"Please" は「どうぞ」‘だけ’ではない、というのが本当のところでしょう。 "Please" は当然のことながら、日本語の「どうぞ」と同じ語感で使われるのですが、実はそれだけではない、日本語にない語感もあり、どちらかというとそちらのほうがよく使われるのです。 たとえば、 日本で小さい子供が「お水!」と要求したりすると、親は「お水‘ください’でしょう」とより丁寧な表現を教えたりします。これまったく同じで英語では"Please" を付けなさい、とかなり厳しく躾けられます。 つまり"Water!mam!" を"Water.Please"にしなさい、というような感じです。 このときの語感でいえば「どうぞ」はおかしく、どちらというと「どうか」とか「ください」というような日本語の訳になります。 必ずしも相手への許可だけでなく、相手に丁寧に許可を求めるときに使えるのが"Please" であるといえます。 もうひとつの例を挙げましょう。 よく映画などで、 Oh, please.と言っているシーンがあります。 これも「どうぞ」ではなく「やめてよ」とか「いい加減にしてよ」という語感のほうが強いですね。 つまり"Please" は「許可」以上に「懇願・許可を求める」という意味のほうが強いのです。 ですので「どうぞ」という意味の"Please" もどちらかというと、許可を求めてきた相手に対して「どうぞ、どうぞ、ぜひぜひ座ってください」というような、懇願が丁寧な表現に転じたともいえます。 ですから、そこまでの説明をしてはじめて「"Please" は、どうぞ、ではない」と意味の上ではいえるのですが、日本語の語感としては「どうぞ」と同じような意味はもっているのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 仰る「日本語にない語感」がすべてなのかと思い込んでいます。 「日本語の『どうぞ』と同じ語感」が否定されることが多いように 思います。 どこまで「日本語と同じ語感」で使えるのかが、今ひとつピンと来ません。
補足
"please" は「どうぞ」ではない、 ではなくて、 「どうぞ」は必ずしも"please" ではない、 ということかなと、今になって思いました。
- cbm51901
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一般的な使い方です。 この場面では "Please, do sit down." を省略した形となります。 「どうぞお座りください。」の代わりに「どうぞ。」と言うのと同じです。 "Please eat." は「どうぞお食べください。」になると思います。 "Please" が 「どうぞ」 ではないとされる理由が私には解りません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 こういう説明↓ http://tb.sanseido.co.jp/english/vocabulary/028_a.html をよく見聞きするので、"please" には多かれ少なかれ「懇願」の 意味が含まれると思い込んでいます。 "Please eat." でも、「食べるのを許してやるよ」という感じではなく、 「召し上がって頂きたいのでぜひお食べください」というニュアンスを 感じるのです。
- litsa1234
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http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/please_1 「please exclamation 1 used as a polite way of asking for something or telling somebody to do something Please sit down. Two coffees, please. Quiet please! Please could I leave early today?」 参考まで。
お礼
ご回答ありがとうございます。 どうもしっくり来ないのです。 "ask", "tell to do" のどちらでもない、「受諾」のような響きを感じるのです。 「座っていいですか?」に対して「どうぞ」と言うときは。
お礼
ご回答ありがとうございます。 始めに、先の補足に失礼がありましたらお詫びします。申し訳ありませんでした。 "please" という言葉で表されるものが大体わかった気がします。 "Please sit down." と言うとき、TPOや口調で、あごで軽く指してさらっと「座れば?」と いう感じから、相手の両肩を押さえつけて「お願いだから座って!」という感じまでを 表すことができるのかなと理解しました。 日本語で「どうぞ」と「どうか」は明確に異なりますが、"please" はこの2つを併せ 持っているのだろうと思います。 「女性らしい言い方」というのは「へぇ~!」ですね。言葉の響きから受ける印象って、 結構、国が違っても同じなんですね。面白いです。 CMは、作り手が短い時間に表現したいものを詰め込んでいるでしょうから、言葉はかなり 厳選しているはずで、あの場面では他ならぬ "Please" が最適なのだろうと逆に考えれば理解しやすい ようにも思います。 ちなみに、私はこういうことを考えるときに日本語では考えず、イメージで考えて(上に書いた 「あごで指す」、「肩を押さえつける」など)、ある程度整理してから日本語での表現を考えます。 ですので、「どうぞ」の語感には特に惑わされていないのではないかと思っています。 それにしても、英語ネイティブの方のきちんとした日本語でのご説明はとても貴重で興味深いものです。 どうぞこれからも迷える日本人に力を貸して下さい。 あれ?、日本語でも「どうぞ」と「どうか」は似ているようですね。(笑)