催眠療法によって、笑いのセンスは良くなりますか？

質問

とあるお笑い芸人さんが、
実はすごいお金持ち！と言っているのを聞いて、
そんなにお金あるんだったら有名な催眠術士に頼んで
面白くなるようにしてもらえばいいのにーと
ふと思ったのですが、
そもそも催眠術や催眠療法によってお笑いのセンスが良くなったり、
性格が変わったりするのでしょうか？
詳しい方、経験者の方教えて下さい。

回答No.2

0fool0

＞例えば、芸をするときだけテンションを上げて、
(害のない程度に)
潜在的なお笑いの能力を引き出すとか
そういうことは可能でしょうか？

いわゆる催眠術を掛ける番組などでも良く見られますが、五感の感度を上げたり下げたりのコントロールは可能ですが、その情報の理解とコントロールは経験を要します。

例として、ビンの中に入っているコインの枚数と金額を当てさせる物がありますが、日本人に見た事も無い外国のコインを当てさせるのは無理でしょう。

それと同じ事で、他人の笑いのツボを読み取る能力そのものを引き上げるのは無理です。

確かに舞台での短い時間だけ、ハイテンションを出させたりは可能ですが。

術士の能力にもよりますが、「いじる」事は可能です。

尚、術士と表現しているのは、療法士が絶対に行わないのが理由です。

何故ならば、催眠が醒めた後のぶり返しが悪影響を呼び起こす可能性が高いので、療法としては行わないからです。

回答No.1

0fool0

「笑い」とは人間だけが持ち他の生物には出来ない、コミュニケーション技術の中では最難度のものになります。

自らの笑顔を作る程度では、人間であれば生後一ヶ月の乳児でも「生理的微笑」を行えます。

しかし積極的に他の人間を笑わせるのは、相手の感情を読み取る技術が要求される為に他人との感情の共有が必須になります。

催眠療法はそもそもその人の中にある「感情」や「知識」「能力」を引き出す事をするものであり、気分だけお笑い芸人に出来ても、実行出来るかどうかは保証の限りにはなりません。（出来るかもしれませんが）

催眠法は強く（深く）掛ければ催眠後の行動をある程度コントロールする事は可能です。

しかし必ずしも何でも（どんな行動でも）可能という訳ではありませんし、催眠の深度も個人差があり、中には全くと言って良い程に掛からない人もいます。（実際には掛からないと言うより「深く掛からない」ですが、催眠深度が深くならない理由は正確には判っていません、と言うか、掛かる理由も解明されてはいませんが）

以上の事から、お笑いセンスを上げるのは、それそのものがネタとして一発だけで終わる程度の意味しかない可能性が高いでしょう。

性格・人格では（一時的な行動の）変更は可能ですが、倫理的に問題がありますし、仮にその後訴えられたりしたら傷害罪とかの適用も在り得るかも知れませんので、通常、真っ当な催眠技能士や療法士は行わないでしょう。（例えば「貴方はスーパーマンの様に強いです」と言う類の暗示で、それに纏わる怪我でもした場合）

そしてこれらの問題をクリア出来たとしても、所詮、薄っぺらい上書きに過ぎませんので、何かの拍子に元に戻ります。

長期に渡るコントロールには長期に渡る施術が不可欠です。（それこそ「洗脳」です）

補足

元からセンスがないものは仕方ありませんが、
例えば、芸をするときだけテンションを上げて、
(害のない程度に)
潜在的なお笑いの能力を引き出すとか
そういうことは可能でしょうか？