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置換反応について
CH3Br+OH-→CH3OH+Br-…(1) CH3Br+H2O→CH3OH+HBr…(2) この求核置換反応において、(1)の反応速度はブロモメタンとOH-両者の濃度に依存し、(2)の反応はブロモメタンの濃度のみに依存する。・・・・とあるのですが、 H2Oが反応速度を決める対象にならないのはなぜでしょうか? ものすごく基本的な事を聞いている気もしますが、どうぞよろしくおねがいします。
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回答No.1
加溶媒分解条件の反応であれば、溶媒(ここでは水)は基質と比べて、圧倒的に多くの量が存在します。したがって、反応が進んでもその量の変化の割合はきわめてわずかなので、実験的に反応速度式を調べる際に評価するのが困難であるってことです。 これを擬一次速度式と言います。 ただし、それは見かけ上の話であり、後者の加溶媒分解条件で進むのはSN1反応であり、SN1反応であれば2段階の反応になっており、後半が前半に比べて圧倒的に遅くなります(律速段階)。こういったこと(SN1とかSN2)は有機化学の教科書に詳しく書いてるはずです。
お礼
ごく初歩的な疑問にていねいにお答えくださり、ありがとうございました。知識がまだ化学基礎レベルなので、回答の言葉ひとつひとつをいろいろ調べているうちに、勉強になりました!