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有頂天と増上慢
有頂天と増上慢について、知識のある方、ご教示願えますでしょうか。 また、この二つは密接に関係していたりするものでしょうか。
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有頂天とは目標を立て、そこに到達したときの感激ですね。この感激は良いことですね。 ところがそこでとまれば、増上慢になる可能性が出てきますね。小さな山を登りきってこれが最高の山の頂だと思い込むことですね。そこで孫悟空になるわけですがそれが増上慢ですね。学問や、仏教的悟りの世界ではよくあることです。上には上があることを知って、稲穂のように頭を垂れることが増上慢にならずに更なる上を目指し、有頂天を何度も経験できる方法ですね。これが、学問では「無知の知」から脱出できる唯一の道ですし、同じく、仏道修行では四弘誓願のなかの仏道無上誓願成の道ですね。 仏の世界は広大無辺ですし、仏の造られたこの世界の知識も広大無限ですね。その一端を垣間見たと有頂天になっても蟻が小さな蟻塚を造った程度のものなんですね。自らの小ささを認識すれば有頂天も可愛いものですからその都度、仏に感謝しながら楽しめば良いんじゃないでしょうか。
お礼
なるほど、感激が素直にいい事と捉えるあたり、私には新鮮です。増上慢にならないためには、謙虚に邁進するということですね。