アリストテレスの「存在論」とか、ハイデガーの「存在論」というのは聞いたことがありますが、存在性思想(理論)というのは聞いたことがありません。
あなたの「造語」ではないの?
「性質の中で物事を存在させる性質を持つもの」というのは属性のこと、例えば物質ならば「重さ」とか「質料」とか「広がり」とかいう物質の持つ性質、アリストテレス的に言えば第二実体。
「ソクラテスは人間である」という命題があったとして、その「人間」が主語・ソクラテスの属性の一つ。
だけど、ソクラテスは「人間である」という属性、あるいは性質によって存在させられているわけではなく、それとは独立に存在する実体です。
そして実体は何ものにも依存せず、それ自体で存在するもののことですから、もし、性質とか属性に依存しているとしたら、実体の定義に反します。
存在は、あるいは存在者は、性質とかエネルギーに依存しないものです。
むしろ、存在、あるいは存在者がもともと有する属性や性質が外化・対象化したもの、それが「個性ある性質とかエネルギー」とかいわれるものです。
主語と述語の順序が逆転して、主語が述語に依存する、そのようなことは聞いたことがありません。
デカルトは「われ思う」といって、私が思うんだから、私が存在する、そして私は実体だといいましたが、だからといって私という実体が思考に依存しているわけではありません。
思考は実体である私にもともと属性として帰属しているもので、それを外化・対象化したものにすぎません。
だからデカルトの言っていることは同語反復です。
いったい、属性に、あるいは性質に依存して初めて存在するものがあるというのだったら、ぜひ私からも教えていただきたいと思います。
お礼
>「認識工学」「五感における量子交換が、この世界のすべて」「階層的現象性の表面的定性化」 イヤに難しい言葉を並べますねえ 私もあなたを好きですよ 私は確かに考えが足りないかも知れない 五感の感覚器における量子交換によって人は認識しているわけですか? 認識工学はよく知らないですねえ 階層的現象性の表面的定性化と言うのは?この世界が物質・分子・原子・クウォーク・・・と階層的であるが 表面的には鉄なら鉄 酸素なら酸素と定性的である?と言うような事でしょうか? 分かりません。 分かり合えないのは残念なことですねえ。 今度ご指導下さいませ どうもありがとうございます。