- ベストアンサー
日本人の曖昧な表現のコツについて
大和民族は曖昧な民族ですね、日本人とうまく付き合いをするには、日本人の曖昧な表現を把握する必要がありますね。でもまだ中途半端な私にとって、むずかしそうですから、がんばっている私に代表的な実例をあげてご紹介をいただけないでしょうか。。 補足:海外の新人日本語教師です。日本文化が大好きで、上記の事に興味を持っておりますので、ここにいる日本人の皆さんの知恵をお借りして、日本文化への理解を深めたいと思っております。 また勝手ですが、上記の私の質問文におかしい日本語の使い方がございましたら、訂正していただけないでしょうか。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
他の回答者の方々との応答を読ませて頂きました。 だいぶ叱られたようですね。 多分文章が相当に熟達されておられるので、解った上で使っていると誤解されたのでしょう。 「大和民族」はチョット軽薄だったですね。 「曖昧な民族」もチョット言葉が足りませんでした。 これも全て語学を学ぶ時の失敗の一つでしょう。 あるレベル以上に上達すると必ずやります。 「生兵法は怪我のもと」と言います。 さて本題 曖昧な印象を受けられるのは、日本語には両義語が多いためです。 同じ言葉でも、使われる場所、相手、状況によって反対の意味になってしまうという厄介な言語です。 決して曖昧な民族ではありません。 一番判り易いのが関西地方の人達が使う「考えておきます」「考えさせて下さい」という言い方です。 これは、関西地方ではNOであることを意味します。 但し、この言い方は、関東地方では使いませんので、良くトラブルが起きます。 関東地方から関西へ転勤した、新米の営業マンが良くやります。 上司に「お客様に、考えてもらえることになりました」と報告して叱られます。 又、後日「考えていただきましたか」と聞きにいってお客様から叱られます。 日本の文化の特徴を理解し易いのは、オーケストラをイメージして下さい。 欧米では情感を表現するのに、多数の楽器を演奏して、その総体で表現します。 日本では逆に、一つの楽器で喜怒哀楽の全ての情感を表現します。 横笛、尺八、三味線、琴、鼓、などがこの典型です。 これらの楽器を使った合奏は欧米の音楽が取り入れられた後にできた演奏方法です。 古代に中国から楽器演奏が伝わり、雅楽として合奏は残ってはいますが、1000年の間に単一楽器の演奏のみが発達しました。 言葉そのものは相当に上達されておられるようですので、俳句と川柳を勉強されることをお薦めします。 まず俳句を学ばれてから川柳を勉強して下さい 俳句も世界一短い詩として有名です。 日本人は新年を大切にしておめでたい日としますが、そうとも限りません。 「門松や冥途の旅の一里塚めでたくもあり、めでたくもなし」 という和歌を詠んだり 「めでたさも中ぐらいなりおらが春」 「家なしも江戸の元旦したりけり」 「元旦に田毎の日こそこいしけれ」 などと詠んだりします。
その他の回答 (5)
それはネイティブの日本語話者にする質問じゃないと思うな。 私の感じでは、どんな言葉にだって、あいまいな、婉曲な表現というのはあるものです。 でも、それを使っている者どおしはちゃんと何言っているかわかっているものですよ。 あなたがどの言葉のネイティブなのかわからないけど、あなたの言葉だってあいまいな表現があるはずです。 あなたにはちゃんとわかるから、そう思わないだけだと思いますね。 たぶん、どっかで「日本語にはあいまいな表現がある」っていうのを、聞きかじっただけでしょう? 日本人自身がよくそういうからね。 私は、むしろ、あなたが意味が分からなかった表現を教えてほしいものです。 他の言葉はともかくとして、日本語でいえば、相手の言うことを否定する表現や相手の行動を促す表現、相手の提案を断る表現に婉曲な表現が多い思います。 英語のNOは単に事実に対する是非だけれども、日本の「いいえ」は相手そのものを否定するニュアンスが含まれるっていう説を聞いたことがあります。 ちょっと正確に覚えていないんで、恐縮ですけれども。 ですから、相手の言うことを否定するときは、婉曲な言い方をすることがありますね。 具体的にはちょっと、すぐに思い浮かばないんですが。 相手になんらかの行動を促す、もっと端的に言えば、こちらの意図を強要しようとするとき、これも婉曲な言い方を使います。 これは英語だってそうでしょう?I'd like you to ..... って、要するに「これこれをやってくれよ」という意味じゃないですか?ほかにもいくらでも別の表現があるね。 本当かどうか知りませんが、京都では「ぶぶづけでもどうどす?」と言うとまことしやかに言われています。これは「いいかげん早く帰れ」という意味だとのこと。 相手の提案を断ると、相手の好意そのものを受け取りたくないみたいに感じられるから、これも婉曲な、というかまさに曖昧な表現が使われます。 但し、日本人同士にはちゃんとわかっているんです。あなたが曖昧だと感じるだけですよ。 ヨーロッパでホスピタリティあふれたヨーロッパ人と、典型的日本人の間で面白い会話している場面に居合わせたことがあります。 何だったか忘れましたが、家で食事をしていけとかそんな話だったと思います。 日本人は(特に男は)だいたい、ほかの人の自宅に呼ばれるなんてことはあんまりないんで、初めて会った人の自宅で食事をするなんて、あんまり居心地のいい話じゃないんです。 だからその時の日本人は断りたいんですが、相手のヨーロッパ人は「遠慮しているんだろう」と考えてしつこく勧めるんですね。 私はどっちの感覚も分かるから笑いをこらえてみていましたが、あとでその日本人は怒ってました。 クロスカルチャーということをとても考えさせられる出来事でした。 この話は、今のあなたのご質問に対しても教訓的だと思います。 あなたが、日本人の曖昧な表現に戸惑ったことがあるとしたら、それは日本語の問題じゃないです。 日本人のコミュニケーションの手法を知らないのです。 これは相手が日本人でなくてもありうる話で、3次元の知り合いをたくさんつくって場数を踏むしかないでしょう。 あとは、専門家の日本人論、日本文化論の本を読むとか。 これもあんまり古いのは選ばないでくださいね。 日本人の間ではとても有名な『タテ社会の人間関係』という本がありますが、もう40年以上の前の本で、今となってはとても現実味のある話として読めないものになっています。
お礼
あけまして、おめでとうございます。分かりやすいご説明どうもありがとうございました。おっしゃっていることは全部あたっているのです。直接お会いしてご教示をいただけたら、何よりですね。まったくおっしゃる通りです。たいへん感謝いたします。 2014年も良いお年でありますように。日本人として説明してくださった優しさは忘れられません。
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
日本語のどちらとも取れる表現と民族の特性は分けて考えるべきでしょうね。ごっちゃにしている限りは日本語は上達しないと思います。 それと日本人は全部ヤマト民族とは限りません。 どちらとも取れる表現はたいていはっきり断ることが相手に失礼ではないかという怖れから出てきている婉曲表現です。 これは大体型が決まっているので暗記すれば良いと思います。私も子供の時はわからないことがありました。 どうしても迷う時はやはり確かめた方が良いと思います。それがコツといえばコツでしょう。 大体外国語の婉曲表現というのは難しい物だと思います。 合衆国で長いこと暮らしていた友人の日本語が英語の直訳のようになっていて非常にわかりにくかった経験があります。 曖昧語の例 ちょっと、 いいです、 けっこうです、 すみません、 またこんど、 かんがえておきます、 →断りの言葉です。 じゃあちょっと、いいですね、 →これは承諾 (語尾が違う、前に付く言葉がある、イントネーションが違う、表情で読む) すみません →お礼 語調や表情で判断 文字だけでなくて相手の身体言語(身振りや表情やしゃべり方の音の調子)からも推測すべきです。 文章の場合は身体言語が使えませんから「ちょっと」や「すみません」だけではわかりませんのでちゃんと書かないとなりません。これは日本人同士でも同じことです。 だいたい日本人の言う「日本語はむずかしい」というのは日本語にまだ上達していない外国人に対する優越感混じりの慰めだと思います。できている部分よりできてない部分を見たがっている人はけっこういます。どうしてもできない部分がもしあればさらにそういう人は満足するのでしょうし、外国人には不可侵の部分が日本語にはあると思いたい心理が働いてもおかしくはありません。
お礼
あけまして、おめでとうございます。とても詳しいご説明どうもありがとうございました。とても喜んでいます。2014年に入っていただいた貴重な気持ちのお土産です。感謝いたします。日本文化に対する理解がふかまりました。ことしもよいお年でありますように。
- hnfyufjf
- ベストアンサー率11% (5/44)
「考えておきます」なんかはその場しのぎの断り文句としても使われます。 その場合は相手に対する気遣いはあれど自分からの意思表示を避ける、そんな言葉です。 日本人が言葉を濁すのははっきり言った場合に自分か相手のどちらかに不利益があると考えるからです。 断り文句を調べるだけでも大分理解が深まると思います。
お礼
あけまして、おめでとうございます。ご説明どうもありがとうございました。2014年は良いお年でありますようね。
- Cupper-2
- ベストアンサー率29% (1342/4565)
曖昧な表現を把握できるのは、理解力が高いということです。 Isn't it different? 日本語に慣れることができれば、日本語で多様、多彩(Various expressions)な表現ができるようになります。 さて、本題。 前のかたの反応を見て分かるように 「大和民族は曖昧な民族ですね、日本人とうまく付き合いをするには、日本人の曖昧な表現を把握する必要がありますね。」 これは相手に対し失礼な表現になります。 質問文にある上記の表現は日本国民(大和民族≒純潔の日本人)をバカにする文章と受け止められるんです。 「曖昧な民族(An ambiguous race)」と決めつける表現になっています。 ここで 「質問者さんは曖昧な人ですね。(You are an ambiguous person. )」 と言われてうれしいですか? …そういう受け止め方になります。 「日本人は主語や述語を正確に組み合わせなくとも、前後の言葉で補完して理解できる。」 とでも表現してみてはいかがでしょう。(実際そうなんだなあ)
お礼
ご返事どうもありがとうございました。失礼な感じをさせるつもりはありませんが、失礼な表現になってお詫びいたします。でもご指摘たいへんありがたいです。わたしは実際日本語の曖昧表現がすきです。角がないからです。でも変な質問文になってしまいましたね。おもわなかったことです。日本人はやしくて清潔な民族だと思っていますよ。でも「曖昧な人」と言う言葉は日本語で良くない意味ですか。日本語は微妙で難しそうですね。
- ゆのじ(@u-jk49)
- ベストアンサー率30% (1233/4073)
貴方の質問自体が曖昧です。にも拘らず、何をもって日本人を曖昧と決め付けるのか、失礼にもほどがあります。 日本人は、曖昧ではなく、貴方のような質問を無礼であると感じます。
お礼
失礼いたしました。お詫びいたします。日本語の曖昧な表現(例えば「ちょっと」で断るときにも使われますね)がすきで、以上の質問をいたいしました。わざと無礼にするつもりがありません。でも貴方の怒りによって日本人の感受性と日本語のむずかしさをしみじみと感じています。いつも返事をくださる方ですね。すみませんでした。
お礼
あけまして、おめでとうございます。 わたしは今日本文化を習っていますが、日本語という言葉に対する感覚は日本人ほど繊細ではありません。誤解されても、仕方がないです。良い勉強にもなりますね。「大和民族はチョット軽薄」ではありませんよ。大好きです。知らない人に対しても、長い文を書いてくださって、その優しさは世界一です。忘れられませんよ。 ご回答の中に面白い例を挙げていただいて、印象的です。ご助言も有り難うございます。俳句なら今大好きな「古池や蛙飛び込む水の音」しか覚えておりませんから、がんばりたいです。 2014年も日本人の皆さんの良いお年でありますように。 優しい日本人の皆さん、一緒にがんばりましょう。