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It' time S' V'~. V'は直説法?
「もう~すべき時だ」という意味を表す ”It is (about/high) time S’ V’~.” の文のV’についてお尋ねします。 このV’の説明を学習英文法書や英和辞典では主に次の2つの説明がなされているようです。 (あ)仮定法過去形 ex. ●英文法書では江川泰一郎著『英文法解説』(改定三版)』、安藤貞雄著『現代英文法講義』、『総合英語フォレスト』(第6版)、『ロイヤル英文法』(改定新版)など多数 ○英和辞典では『ジーニアス英和辞典』(第4版)、『オーレックス英和辞典』など (い)直説法過去形 ex. ●『英語の構文150 UPGRADED 99Lessons』、 ○『ウィズダム英和辞典』(第3版)、『ライトハウス英和辞典』(第6版)など ただし、最初と最新の版では「仮定法(過去形)」の立場をとるジーニアスファミリーの辞典も版を変えるに際して「直説法過去形」との表現をとった時期がありました。 ・第1版(1988): 「通例仮定法」、 ・第2版(1994): 「直説法過去形がふつう」、 ・第3版(2001年11月): 「一般動詞では仮定法過去形、be動詞では直説法過去形が普通」、 (一方、同年4月出版の『ジーニアス英和大辞典』では「直説法過去形が普通」としています) ・第4版(2006): 「仮定法過去形、be動詞はwasがふつう」 (1) 英語学に詳しくない私から見ると、上の(あ)、(い)の違いは結局V’のところが、 1.一般動詞なら、(法は別にして)過去形が用いられるので問題ないのに対して、 2.be動詞のときに、S’が単数の1人称、3人称の場合にwereではなくwasが主に用いられる、 という部分の2の点をどう解釈・説明するか、という一点に絞られるような気がしています。 (2) 私自身は、『ジーニアス』第2版が出た当時の斬新な解説「直説法過去形」が頭に焼き付き、さらに『ウィズダム』や『ライトハウス』でこの説明が脳に定着してしまいました。 が、他方、改めて考えてみると、あくまで現在の内容を表すのに直説法の「過去形」を用いるという説明はしっくりこず、むしろ自分自身が高校生の頃に習った「仮定法過去」を用いるという伝統的な解説の方が文法体系としては結局落ち着くように今では感じ始めています。 (3) 質問をまとめます。 (i) 上の(あ)と(い)の2つの表現・解釈・説明の違いのありかは(1)の見方でよいのでしょうか? (ii) 現在の高校生を対象とした文法体系で考えた場合、の(あ)と(い)の2つの表現・解釈・説明のどちらが優れているのでしょうか? ご教示ください。
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- wind-sky-wind
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すみません,また堂々巡りの繰り返しかもしれませんが, >・第3版(2001年11月): 「一般動詞では仮定法過去形、be動詞では直説法過去形が普通」、 (一方、同年4月出版の『ジーニアス英和大辞典』では「直説法過去形が普通」としています) ・第4版(2006): 「仮定法過去形、be動詞はwasがふつう」 これって結局,仮定法に由来はするけど,実際には was が用いられている。 だから,直説法と説明する。 こういう説明上のことですよね? その点をご質問なのかもしれませんが, >「一般動詞では仮定法過去形、be動詞では直説法過去形が普通」 was が用いられるから直説法。 一般動詞と be 動詞で it's time 自体の性質に違いがあるわけでなく,was を使っている説明。 それを「直説法」に求めるなら,一般動詞でもそうすればすむこと。 形が同じなんだから。 でも由来が仮定法なら,それも守りたい。 あとやはり,仮定法でも was が用いられるのが普通になってきている。 (だからこそ,were に意味がある,とか揺れ戻しがあります) be 動詞はあまりない,とは言いましたが, It's time you were in bed. It's time you went to bed. に絡めて,とにかく過去形が正解,というお決まりの問題で出たりします。 先生,過去形って言うけど,仮定法のところで習うから仮定法ですよね? などと疑問に思う生徒はいません。 ていねいな仮定法過去とか I was wondering if ~のような丁寧な依頼とか, 過去は遠くにある感じでていねい, それと仮定法自体絡めることもあります。 I was wondering if ~は口語というのもあって,was ですし, これも仮定法かどうか同じように悩みます。 もっとも,ここで I was wondering if ~の意味が問われて 丁寧な依頼でなく,文字通り「疑問だった」が大半だったのは驚き という点をおまけで。 http://okwave.jp/qa/q8330567.html
- wind-sky-wind
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本来,仮定法過去であり,我々の学生時代から現在に至るまで 仮定法の項目でこの表現を教わるのが現状だと思います。 しかし,歴史的にはともかく,現代の英語では仮定法過去と直説法過去の違いは was/were にしかなく,区別する意味がほとんどない。 実際,I/he was が仮定法でも用いられることが多くなり, 特にこの It is time の後ではそうです。 というか,意味的にこの場合,be 動詞はあまり使わないでしょうから, 特に,というのは感覚にすぎません。 とにかく,現代の英語では仮定法過去,というのは普通の過去と区別されません。 ドイツ語の接続法第2式とか,古い英語を考えると, 仮定法過去は直説法過去と形が違う,別のもの,だけど今ではそういう意識はない。 ということで,直説法過去でいいように思うのですが, 私が生徒に教える時はとにかく「過去形」としかやりません。 申し上げたように,be 動詞は使う機会は少ない。 あと,なぜ過去形か,と考えると,本来の通り,仮定法だから, というところにいきつくしかないですが,非現実が仮定法,と合わないですし, it's time というのは,もうそのころを少し過ぎている場合に用いる, というのが仮定法と相いれるわけでもありません。 生徒に説明する手段としては,「もう,ちょっと過ぎているから過去形だよ」みたいにやると思います。 過ぎていたらなぜ過去?と突っ込まれると困る部分はありますが。 過去形には違いなく,「過去形」とするだけでいいと思います。 仮定法というのは基本,would/could という助動詞が使われる場面です。 もちろん,wish/as if と並んで,この it's time 過去も,それとはやや趣が異なります。 ただ,as if は仮定法的な非現実があります。 これも as if I am/was/were ~で区別するとかあります。 ということで,いくら言っても堂々巡りですが,仮定法の項目で扱うことには違いありません。 それをやめないといけないのかもしれません。