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「たそがれ清兵衛」の50石取りとは
映画「たそがれ清兵衛」を観ました。(時代は幕末です) この中で何度もでてくる50石取りの身分(給与)とはいかほどのものなのでしょうか? 貧しいということはわかりますが、具体的にどれくらいの経済状況なのでしょうか? 1石とは米の単位だと思いますが、そもそもお米で給与をもらっていたのでしょうか? それとも現金ですか? 映画の中で病気の妻の医療費が毎月1両4分かかったとありました。 この金額を石高にするとどれくらいになりますか? よろしくお願いします。
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なかなか感動的な映画でしたね。 一石は下記のようです。 10斗=2.5俵(=100升=1000合)約150キロ 50石ですと、125俵、約7.5トンです。 安房守伝記を見ますと、 幕末のころは一石は25万円相当と書かれていますので、125万円ですね。 幕末のころは、一両が5000円程度ですから 清兵衛は年収125万円(月給10万5000円程度) 妻の医療費(毎月1両4分)は7000円かかる計算です。 使用人もいますから、かなり厳しい生活ですね。
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- aaa999
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追記です。 NO3の方の回答「手取りは,6公4民ですから,50石×0.6=30石で146万円になりますね。」 清兵衛は領地持ちではないため50石は正味の手取りではなかったでしょうか。 30石とは大変な違いです。
- aaa999
- ベストアンサー率23% (130/557)
米50石は現代の度量衡に換算すると以下になります。 1石=10斗=100升になりますから以下により計算します(白米換算で1斗は14Kgです、但し玄米は15kgとなります」 50石=500斗=7000kgとなります。 現在価格だと「10kg=¥4000だと7000kg=¥280万円」となります。 当時の米価が判りませんので上記により自身で推測してください。 NO2の方の回答は念のため、年間40石(米俵40俵分)は玄米で100俵分になります。
- o24hi
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#3です。訂正です。 手取りは,6公4民ですから,50石×0.6=30石で146万円になりますね。
- o24hi
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こんばんは。 武士の身上は役と石高で測られます。 給料としては,大まかに ・ 先祖の功により,家に対して貰える,いわば基本給である家禄 ・ 役職応じて支払われた,職務を果たす上で家禄の不足を補う職禄 があります。 50石取りといいますと,せいぜい時代劇で岡引の親分から「檀那」とよばれる同心筆頭くらいの役職ですね。 下記のサイトで計算してくれている方がいます。それによりますと,年244万円ぐらいとのことです。 なお,給与はお米とお金の両方で貰っていたようで,幕末にはすべてお金になったそうです。 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/4911/tanpen-japan/yamagata-seibei.htm
お礼
ありがとうございます。 参考URLにあった、壬生義士伝・吉村貫一郎の収入には驚きました。少なすぎます。脱藩して新撰組に入ったのも納得です。 >収 入(年収) : 4俵2人扶持(5.2石)
- jakyy
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jakyyです。 間違えました。一石は25,000円でした。 計算はあっています。 安房守伝記を見ますと下記のように書かれています。 年間40石(米俵40俵分)を給付される米が唯一の収入源である。現在の貨幣価値として年収を推測すると、おそらく年収80万~100万円程度だったと思われる。 清兵衛は年収125万円(月給10万5000円程度) 妻の医療費(毎月1両4分)は7000円ですね。
お礼
ありがとうございます。 映画は、とても感動しました。(とくに宮沢りえの役の女性に) お米7.5トンももらっていたのですか。 月に625キログラムなので、食べるのには苦労はしなさそうですね。 でも月給10万5000円程度と聞くと、生活は苦しすぎます。 持ち家であっても夫婦二人暮らしがせいいっぱいですね。 医療費は案外少なくてすんだですね。 当時の下級武士は将来の出世の見込みもなく、低い給与の生活を永代つづけることをよぎなくされていたことを考えると心が暗くなります。 幕末のときの時代のエネルギーは、こういった下級武士の自由にたいするあこがれのようなものから生まれたのかもしれません。