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詩人エリオットのゲロンティオンという詩を探してます
掲題の通りです。 ニーチェの言葉の「怪物と戦う者は、その過程で自らが怪物とならないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」の解釈を調べていた際、ある方の解釈でエリオット(おそらく、トマス・スターンズ・エリオットのことだと思うのですが)がゲロンティオンという詩の中で、近代を「鏡の荒野」と称しており、愛は神からくるものであり、深遠の中に愛はないという、興味深い考察がありました。 そのため、実際のゲロンティオンを読みたいと思い探しています。ネットか、書籍かどちらかでご存知の方いらっしゃいましたらお教え下さい。
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原文はこちらの方が妙な表示が出なくていいように思います。 http://www.poetryfoundation.org/poem/176666#poem 日本語注解については、今でも売っているのはこちら。 図書館に行けば他にもあるでしょうが。 『荒地・ゲロンチョン』 エリオット,T.S. 著 福田 陸太郎 ・森山 泰夫 (注解) 1982/01 \2,310 大修館書店
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- kine-ore
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手許のT・S・エリオットの「詩集──一九二〇年」の「ゲロンチョン」(上田保訳)では、その箇所は「うらさびれた鏡の群れの中に」となっています。 定冠詞の付いた「the wilderness 」は「荒野・荒れ地」でしょうが、この詩文では「a wilderness」と不定冠詞なので、その場合は「茫漠とした広がり」、もしくは「切れ目のない雑然とした広がり[群]/「戸惑うほど多数[多量]の」とありますから、訳者はそこから「うらさびれた鏡の群れ」と受け止めたのでしょう。 参照:「ランダムハウス英和大辞典」小学館 ニーチェの「深淵を覗く」と対比するのであれば、むしろ「荒地」の次のフレーズではないでしょうか。 「Looking into the heart of light, the silence.」 「光の中心、沈黙を覗き込んで、私にはないもわからなかった。」(鈴木瑠璃子訳)
補足
私もその対比に疑問を感じて、興味を持った次第です。 また、新たな解釈ありがとうございます。
- Him-hymn
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お礼
ありがとうございます!!
お礼
ありがとうございます! 理解を深めるなら原文を訳すべきなのですが、なかなか知能が足らないため、日本語訳の書籍をご紹介いただきとても助かります。