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「取り合わせ」と「組み合わせ」の違いについて
日本語を勉強中の中国人です。「取り合わせ」という言葉を習いました。これと、すでに知っている「組み合わせ」という表現と、どのように違うのか、教えていただけないでしょうか。ネイティブの方は普通どのように使い分けておられますか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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>すでに知っている「組み合わせ」という表現と、どのように違うのか 「組み合わせ」は二つ以上のものをsetにすること、あるいは、その状態を表すだけです。 「取り合わせ」には、balanceの意味が含まれています。 「取り合わせ」には、その「組み合わせ」に対する、善悪や良否などの評価の意識が含まれた場合に使われます。 「この色とこの色の組み合わせは取り合わせが悪い(良い)」 配色のバランスが悪い(良い)と意味です。 色の場合には「色どり」という言い方もします。 「あの二人の組み合わせは取り合わせが悪い」 協力関係が上手くいっていない状態を表します。(相性が悪い) あるいは、力関係の釣合が取れていない状態を表します。 「合わせ」には「巡り合わせ」という使い方もあります。 「組み合わせ」も「取り合わせ」も同じように使われますが、食べ物に関してだけは「取り合わせ」の方が多く使われます。 好き嫌いの感情が含まれているからでしょうかね。 他の回答者の方に補足された、エッセイの話も、 お粥とチョコレートの組み合わせに対して、初めから否定的な印象を持ったことから、「組み合わせ」よりも「取り合わせ」が使われました。 組み合わせが悪いと言っても意味は充分通じますが「取り合わせが悪い」の方が気持ちが伝わります。
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- hakobulu
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#5です。 >その甘ったるい匂いと、ご飯にチョコーレートという予想外の取り合わせに、どう頑張っても、ひと口も箸をつけることができなかったと言っていました。 : お粥は食べ物なので、本来、上手にまとめる必要があります。 取り合わせ=○ですが、 予想外の取り合わせ=×、ということになるでしょう。 >>ただ、すでに着用済みの場合に、 「その上着とスカートの取り合わせは非常に良いですね」のように言うことはあります。 は何を説明されたいのでしょうか。 なぜ、着用済みの場合に「組み合わせ」はだめになったのでしょうか。 : だめになったわけではありません。 組み合わせという行為が終了した後は、「取り合わせ」と言うほうが「良い結果になりましたね」というニュアンスを伝えやすい、ということです。 着用前は、これから組み合わせるという行為が行われるので、「組み合わせると良いでしょう」のように言う場合も多い、というわけです。 ただ、どちらでも良い場合も多く、実際の場面での使い分けはなかなか難しいかもしれません。
お礼
再びありがとうございます。わかるようになりました。とても参考になりました。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
「組み合わせ」は「複数のものをひとつに合わせてまとめる」といった意味です。 「取り合わせ」は「複数のものをひとつに合わせて上手にまとめる」という意味になると思います。 つまり、「取り合わせ=上手な組み合わせ」です。 生け花の解説では、「花の組み合わせが大事です」よりも「花の取り合わせが大事です」のほうが適切でしょう。 結婚式などの祝辞では、「お二人は美男美女、絶妙の組み合わせと言えるでしょう」よりも「お二人は美男美女、絶妙の取り合わせと言えるでしょう」のほうが適しています。 「お刺身と天ぷらは取り合わせの良いおかずと言えます」 「この絵は、すすきと月の取り合わせが素晴らしい」 などのような表現もできます。 一方、特に上手な組み合わせという意味でない場合、または、単に合わせるという行為自体について述べる場合には、 「緑と赤の組み合わせは、派手な印象を与える」 「従来の電力に太陽光発電を組み合わせてみようと思う」 「この上着には、あのスカートを組み合わせると良いかもしれない」 のように表現すると思います。 ただ、すでに着用済みの場合に、 「その上着とスカートの取り合わせは非常に良いですね」のように言うことはあります。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。まだ疑問に感じているところがあるのですが、もう一度教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
補足
いま清ルミさんの「ナイフとフォークで冷奴」を読んでおります。そのなかで、こんな内容があります。「お粥で面白いのは、フィリピンのルソン島でチョコレート粥です。フィリピン人の奥さんを持つ日本人男性が、風邪で欠勤した朝、チョコレート入りの真っ黒の粥を出されたようです。その甘ったるい匂いと、ご飯にチョコーレートという予想外の取り合わせに、どう頑張っても、ひと口も箸をつけることができなかったと言っていました。」これは「取り合わせ=上手な組み合わせ」でどのように解釈するのでしょうか。清ルミさんのこの文のなかの「取り合わせ」は「組み合わせ」に置き換えられますか。 また、 >ただ、すでに着用済みの場合に、 「その上着とスカートの取り合わせは非常に良いですね」のように言うことはあります。 は何を説明されたいのでしょうか。 なぜ、着用済みの場合に「組み合わせ」はだめになったのでしょうか。
- toast5
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「着物の柄の組み合わせ」の例: 「この格子柄に朝顔の取り合わせがおもしろいですね」
お礼
再びありがとうございます。大変参考になりました。
- toast5
- ベストアンサー率37% (239/638)
基本的に「組み合わせ」だけ知ってれば大丈夫です。 「取り合わせ」は「組み合わせ」の一種で、 「料理における食材の絶妙なマッチング」という意味で 使うことが多いような気がします。 「ジャガイモとキノコの取り合わせ」とか、 「味噌とピーナッツの取り合わせ」だとか。 「着物の柄の組み合わせ」という意味でも使うかも知れません。 「取り合わせ」は、ちょっと高度な奥行きのある むずかしい言葉で、例えば子供はまず使いません。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。
- ゆのじ(@u-jk49)
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手に取れる物と、対などに組める物の違い。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。難しいですね。参考になりました。
- housyasei-usagi
- ベストアンサー率21% (112/526)
1つの解釈として 組み合わせ 答えがある。きまったパターンがある。 例えばジクソーパズルとか。トーナメントとかリーグ戦などの試合とか。 取り合わせ なんでもあり。アレンジ自由。複数のジグソーパズルの取合せは困る。 「そばとカレーの取合せはなぁ・・・うどんならいいけど。」 カレーにうどんでもご飯でもナンでも・・・決まりはない。 組み合わせでも間違いではないと思いますが、先のトーナメントなどに 取り合わせはなしです。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。