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「医師」、「医者」、「お医者さん」、「先生」の違い
日本語を勉強中の中国人です。ネイティブの皆様、「医師」、「医者」、「お医者さん」、「先生」とこの四つの言葉は日常でどのように使い分けておられますか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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医師と医者はほぼ同じ使い方です。 ただ、医師だと公的場文章とかに使う感じがします。 また医師の場合は「○○医師」とか言うように名前のあとに着ける使い方もします。文章などで使うことが多いですが。 「○○医者」とは言いません。 病院に行って診察を受ける場合、「医者に行く」とは言いますが「医師に行く」とは言いません。 この場合の医者には医者の診察を受けるという意味も含まれます。 お医者さん、先生は話し言葉で使うことが多いです。 また、お医者さんは特定の人を指すのでは無く、一般的に「医者」という職業を指していることが多いです。「あの人はお医者さんだ」とか「隣の家の息子さんは、お医者さんです」というように使います。 従って、話し言葉では「医者に行く」というのと同じ使い方で「お医者さんに行く」とは使います。 話し言葉で使う場合は「お医者さんに行く」という方が丁寧な言い方のように感じますけど、ほとんど使い方としては一緒です。 先生は話し言葉で使い「○○先生」というように個人に対してのことばです。 ですから「病院で内科の○○先生の診察を受けてきた」というような言い方や、医者本人に「○○先生」と呼びかけるときに使います。 基本的に「先生」は医者に対してだけ使うわけでは無く、教師、弁護士、政治家などに使います。 しかし、医師、医者、お医者さんは医師免許を持っている職業として医師である人にしか使いません。 参考までに。
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- customar
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お醤油さんの回答のとおりに思います。 質問動機は知りませんが最近はドクターという用語集も人口に膾炙しつつあります。看護婦ではなく看護師という新語も定着してきています。 医師を使うのは「医師法」を意識させる時です。「医者法」ないので近代法治国家的言葉づかいです。 「治せよ!!あんた医者なんだろ!」は技術的・人情的な求めです。 「治せよ!!あなたは医師なんでしょ!」は医師法を連想させる要求です。 資格の議論でなければ医者ですね。医者は乱暴に感じますから、女性言葉としてお医者さんになりがちです。幼稚園児に対しては「お医者さんに行こうね」と言います。中学生に対しては「医者に行ってきなさい」となります。お母さんたちは「それがさ、あそこの医者に行ったんだけどね」と話し、奥様方は「お医者様に診てもらったら」とお話になります。医師は出てきません。 先生は呼称です。誰が誰に対しても使えます。そもそも他に呼びようがない時に使い始めた何だか分からない曖昧な呼び方です。時代劇では助っ人の浪人はヤクザから「先生!」と呼ばれます。 「ドクター!患者さんがお待ちです」は格好よすぎますから、 「先生!患者さん来てますよ」です。 美容院の美容師はお客様から先生と呼ばれますが床屋のオヤジは先生とは呼ばれないでしょう。馬鹿にしてんのかになります。私は先生と呼ばれるほどの馬鹿ではないというイナセな文句は有名です。 「ご紹介します。医師の淡雪先生です」が普通です。普通が正しいとは言えませんがね。 「ご紹介します。淡雪医師です」というのは尊称を避けた、日常的ではない言い方になります。科学的・客観的な文脈だと主張しています。 日本語は場面ごとですよね。雰囲気と慣習ですから。
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ご親切に教えていただきありがとうございます。興味深く拝見しました。大変参考になりました。
- 1-2-3-a-b-c
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「医師」は正式な名称で公的な時に用いる事が多いです。「医師免許」「医師国家試験」の様には言いますが「医者免許」とは言いません。履歴書や報道などでも「医師」を使います。 「医者」は医師を口語的に使う時によく使います。また、医師自体の他に「病院」と言ったニュアンスで使う事もあります。例えば「おなかが痛いので医者に行く」と言うように。 「お医者さん」は医者を丁寧にした言い方で、醤油をお醤油というような感じです。 「先生」は次のように使います。 1.医師の意味で使う。例「○○病院の先生はとても腕がいい」この場合の先生は「医師、医者」と言う事です。 2.2人称として使う。例「先生はどこの出身ですか?」この場合の先生は「あなた」と言う事です。 3.敬称として使う。例「佐藤先生は出張で不在です」この場合は「さん、様」の意味として使っています。この場合「佐藤医師は...」のように使う事もありますが、一般的ではなく、公的な時に使う事が多いように思います。 余談ですが、病院内では「医師」以外にも「薬剤師」「放射線技師」「検査技師」などがいます。一般の人(患者)は見分けがつきにくいので皆、先生と呼ばれる事もあるでしょう。また、町中に目を向ければ「歯科医師」「柔道整復師」「鍼灸師」なども先生と呼ばれるし、さらに「弁護士」「税理士」「議員」も先生と呼ぶことが多いです。もちろん「教師、保育士」も。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。
- foomufoomu
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「医師」は、職業の種類をあらわす言葉で、かたい感じで、新聞、履歴書のような文書でよくつかわれ、会話にはあまり出てこない言葉です。 「医者」はもう少し広い範囲を含んでいて、人だけでなく、病院のこと指したりもします。また、「医師」より柔らかい感じになり、文書でも会話でもよく使われる言葉です。 「お医者さん」は「医者」のていねい表現です。会話では「医者」より、よく使われている気がします。 「先生」は、知的な職業の人を指す代名詞のように使ったり、また、それらの人の名前の下につけて「様」「さん」の代わりに使ったりします。 知的な職業としては、医師と教師(塾や日曜学校のようなものも含む)をさすことが多いですが、ほかには、学者(および似た職業)、弁護士、などにつかわれます。
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。わかるようになりました。とても参考になりました。
- truffles23
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こんにちは。 「医師」、「医者」、「お医者さん」、「先生」の使い分けですが、 「医師」と「医者」はほぼ同義語です。 い‐し【医師】 1 医術を仕事にする人。医師法の適用を受けて、病気の診察・治療に当たる人。医者。古くは「くすし」「くすりし」といった。 「お医者さん」は、それらの口語的な表現です。 「先生」は、医療業界の中で医者を指す用語です。 話がそれますが、政治家を「先生」と呼ぶのも、関係者の中での呼び方です。 質問文自体は完璧です。頑張ってください。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。がんばります。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。わかるようになりました。大変参考になりました。